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それまで子どもという存在は特別に考えられていなかったらしい。
「乳飲み子を2,3人亡くし、痛恨の思いがなかったわけではないが、
不満は感じなかった
」(モンテーニュ)
【アンシャンレジーム期】
フランス革命以前の16~18世紀ごろの絶対王政の社会を指す。
近代以前、ヨーロッパには子どもの教育という概念も、
子ども時代という概念もなかった。
子どもに対する思い入れは、現代と比べると非常に希薄だった。
【学級ができてから】
アンシャンレジーム期の子どもたちは年齢によらずひとまとめに
扱われていた。学校ができてから、幼児期と少年期が区別された。
【兵役ができてから】
兵役によって若者の訓練が必要になったことから、子どもと青年の
区別が生まれた。
【家族】
家族意識の変化が子どもを「家の名誉」「家系」よりも重要な存在
とするようになった。→親子の関係の強さ
【まとめ】
近世の初頭、ヨーロッパ社会において子どもに対する教育が必要だ
という考えが現れ、大人とは異なる保護されるべき存在だと認められる
ようになった。
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