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【人格の力動論】人格がどのように変容しているか仮説を立て、治療的に役立てる助けとなる。人格をある程度「部分」に分けて、その部分どうしの関連、それらのその部分が強いか弱いか、あるいはどう作用し合っているかをみるもの。→仮説であって可視化できるものではない。フロイト・・・人格を意識と無意識に分ける考えかた。『抑圧』・・・自分にとって都合が悪く、収まりがつかないことを意識から締め出すこと。普段は意識されていないので、簡単には思い出せない。『欲動』・・・普段は意識していない、人を駆り立てるような原始的な心の動き。『心的現実』・・・本人にとってはリアリティがあり、情動的体験だが、実際には起こっていないことがある。本当に起こった事実だけでなく、本人にとっての心的・主観的事実というものがある。→無意識の欲動が現実と何とか折り合いをつけ、意識しやすいように形成された想念だと考えられる。『防衛機制』・・・心のバランスが崩れそうなとき、崩れてしまったとき、バランスを保ったり、心を回復させたりしようとする心の動き。・抑圧→自分の心から締め出す・合理化→自分を正当化する・否認→なかったことにする・置き換え→別の方法で満足させるなど。『構造論』(第二局所論)・自我 →社会生活をおくるために、さまざまな調整を行う。知覚システムと関連が深い。防衛機制は自我によってなされる。意識されている場合もあるが、一部は無意識にも属している。自我は外界との調整だけでなく、内界との調整も行う。・エス →無意識。人間固有の衝動、生きるためのさまざまな欲求。自我とエスは連続していて境目はない。・超自我 →無意識の部分が多い。自我が行うエスや外界との調整を監視し、評価を下す。親からの評価や叱責が取り込まれて生じると考えられている。自我が働く前につくられている。親の価値観や規律の影響が強く、衝動的。
2017.05.21
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クライアントと「語る」こと。人は「扱いの難しい事情」(困難・苦しみ・生きづらさ・葛藤)が起こると無意識に避けようとする。他のことを話し出したり、聞こえていないかの用に振る舞ったりする。でも「扱いの難しい事情」を自分の中に抱えているのも難しい。それは心の中に澱のように沈んでたまっている。クライアントが、自分が抱えている事情を感情と共に語ることによってトラウマを浄化できることもある→カタルシス人はある程度、友人や家族などに自分のことを話すことでスッキリしている。家庭によっては、子どもが親の「事情」を聴く役を担っていることがる。実は、子どもにとって親の苦悩や悩みを聴くことは大変な心理的負担である。自分のことを他者に伝えるためには言葉が必要で、言葉にすることによって、自分自身を見つめることになる。「語る」ことは手紙や詩、絵、箱庭のような方法でもよい。
2017.05.04
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セラピスト・カウンセラーがクライアントの話を聴くときの態度。「漂うような注意のあり方」(フロイト)相手の話を聴くとき、話に意識を集中しないこと。話の内容に集中していると、聞けていない部分がでてくる。話の全体の脈絡、相手の無意識の部分、身体感覚、直感などが、かえって見えなくなってしまう。だから、クライアントの話を聴くときはぼーっと漂うように聴くこと。セラピストは自分の個人的なことは隠しておくこと。簡単なようで簡単ではない。学問でもあり、職人のワザのようでもある。
2017.05.03
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オンライン授業、始まりました。思ったよりPCの操作も簡単。授業は20分!短い時間なので手軽です。時間が短いはといっても、内容は充実していると感じました。聴講したあと、すぐに確認テストが受けられるのもいい!何より、オンライン上ではありますがクラスメイトがいるのも嬉しいですね。今回、学んだことは・・・女性のキャリアは職業上のことだけではなく、子育てやPTA,地域のボランティアなども含まれる。これを「ライフキャリア」と呼ぶことに、共感しました。
2017.04.17
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科目登録の時、履修するかどうか迷っていた科目。「人格心理学」ネットのうわさで「書いてあることが難解」「わかりにくい」という評判を見たから。興味はあるけど、大変そう。・・・と思っていたけど、実際に印刷教材を4課まで読んたところ、とっても興味深くて、おもしろい!うわさはあくまで、うわさ!自分が学びたい、知りたいと思っていることを学ぶのがいいです!
2017.04.01
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もうすぐ新学期!今学期の履修科目は「カウンセリング序説」「人格心理学」「女性のキャリアデザインの展開」(オンライン)「対話の場作りファシリテーション」(面接授業)ちょっとゆるめですが、働きながら自分が吸収できるペースで行こうと思います。しかも「カウンセリング序説」は休みの間に読み終わっています。教材と言うより、読み物としても興味深く、楽しんで読めました。早く学習を進めたいのは山々ですが、やはり自分に最適な量とペースがあるようです。卒業が目的ではない!深く学ぶことが大切!
2017.03.30
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やっぱり、最後まで気を抜かずにやらないとダメですね~。前期にくらべて、今期は緊張感がなかったというか、最低限の勉強時間で、単位を取ろうとしてしまいました。。。このよこしまな考えが失敗!私の場合は、とにかく勉強しない日が続くと総崩れです。まとめてやる集中力はありません。次回は春休みのうちから、コツコツやっておこうと思います。卒業するまで、普段も勉強を途切れさせないように無理ないペースで習慣化するようにやってみます。
2017.01.29
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やってみたら、なんか・・・・英語力というよりは、「放送を見たかどうか」が問われる問題が数題。例えば、放送のまとめの部分で話していた内容など。こういう出題のしかたはイヤラシイな~と思ってしまいます・・・苦労して番組を作ったのはわかりますが・・・
2017.01.26
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昨日、放送大学から2017年度の授業科目案内が届いた。単位認定試験の勉強もしなきゃいけないけど、勉強に集中できないもんだから、科目案内を見て、来期の取る科目を考えた。面接授業もおもしろそう科目をマーカーでチェック。こんなことしているから、勉強が進まないんだよね。計画が大好きだから、今のことに集中しにくいってわかってるけど。
2017.01.21
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試験が一週間前に迫ってますね。3教科分は過去問があるので、やってみました。理解があやふやなところがたくさんある全く、記憶がないところも・・・でも過去問は8割くらいできていました。不思議・・・やる気がなくなりました。本番が心配です。でも、案外点数は取れるのかなって気もするし、不安は大いにあるけど、やる気は下降中です。とりあえず、これから週末にかけて、英語を順番に再視聴してみます。
2017.01.19
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2月12日に行われるクラス会に出席することにしました。普段はこういう集まりが苦手だけど、せっかくの機会だから、初参加してみます。科目の取り方とか、面接授業について情報も得たいし、何より、独りでがんばることを誰かと共有したいです。老若男女が集まるバレンタインクラス会とメールにあったけど、若い人は参加するのかなとか、思ってしまいますけどね。とにかく気軽な気持ちでいってみようと思います。
2017.01.07
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「英語で描いた日本」の遅れを取り戻すため、3日前から毎日1課ずつ進めてみたところ、今は、そんなに嫌じゃないです1日目、休みのうちにやらなきゃと思いつつ、結局夕方になって 手を付けて、嫌々やっと1課進む。2日目、前日のぐだぐだ加減が「休みを無駄にした」感を起こさせる。 朝、いきなりCDを聴き、印刷教材を読み、番組を視聴。 終わったら、脱力してネットサーフィンでだらだら過ごした。3日目、今日はもう英語も含めて2科目終了!3日目には、英語に取りかかることが、そんなに嫌じゃなくなった。読むことが特に苦手なんだけど、早く読めている!そうです。「慣れ」なんですよ。今まで、一週間に1課進むって思っていたから、その間からの再スタートが苦しかった。毎日にすると、習慣化するから取りかかりやすい!来期も英語、取っちゃおうかなー。
2017.01.06
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単位認定試験まで、3週間ぐらいですね。去年から始めたばかりだから、しょうがないけど、導入科目と、「○○概論」と名の付く科目を粛々とやってます。早く、専門科目を取りたいよー!カウンセリングについて具体的なことを学びたいよー!フツウは4年かけて学ぶことだから、それなりに基礎も大切。と思いつつ、視聴しながら早送りしたり、印刷教材を読んでいるだけのラジオ講義は聴かなくなったり、できるだけ、短時間で済まそうとしている自分がいる。時短作戦している人はけっこういるのでしょうか。
2017.01.05
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語学のインストラクターなのに、自分が言語を学ぶことは苦手です。この「苦手」を克服しようと、「英語で描いた日本」を選択。でも、なかなか手が付けられずにぐずぐずしてしまう。心理学を学びたいのに、一科目だけ語学を選んだのが間違いなのか?通信で苦手なことを学ぶのは、根気が要ります。そして「克服」するどころか「嫌い」になっていく・・・とにかく、来期からは「心理に関係ある科目」に集中しよう。
2017.01.04
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「独立変数」って何?「従属変数」って?漢字からなんとなく意味を察したものの、ホントはピンとこない。でも、最後のほうに出てきた「語り分析」は面白そう!誰かが語ろうとして選んだ話題、語り方はその人がどのようにものごとを知覚しているかを表している。これは語学の仕事にも使えることだ。【実験的方法】大きく分けると2つ「比較」「測定」【非実験的研究法】①自然観察法②ケース研究・・・例えば「何故学級崩壊が起きたか」など教師同士で議論する。③遡及的研究・・・例えば、参加者の性別、営利組織と非営利組織どちらで働くか によるストレス度の違いを調べる→見極めることができない④質問紙と調査・・・簡単で一般的だが、実は良い質問用紙を作ることが難しい。⑤インベントリーとテスト・・・特定の特性や能力を測るためのもの。 学力テスト、適正テストなど。【質的研究】ある現象について研究する場合、現象全体を研究しようとする。「エスノグラフィ研究」人々がその共同体の常識に従って行動しているとき,彼らが何を知っていて何が彼らにそうさせたのかを記述 →人々の行動を説明する「エスのメソドロジー」日常生活に焦点を当て、そこで通常当たり前とされる規範、理解および前提に注目する。例)何故、家でくつを脱ぐか、など。
2017.01.04
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せっかく「教育と心理」で卒業を目指すのだから、認定心理士の試験も受けられるような科目を選ぼう!・・・と、意気込み年末に「心理学統計」の本も買った。しかし、今日「心理測定法」の放送授業を視聴して、気付いてしまった。「測定法」のような数式やデータを扱うことに心底興味がない。興味が沸かないうえに、大の数学嫌い。やるとしたら、高校の数学からやりなおす必要もある。やっぱり、ムリ!
2017.01.03
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数式が出てくると、頭がぼんやりしてしまう。測定とか、こういう話がとにかく苦手だと気付いた。心理統計を受講することはないだろう・・・【心理測定】人間の個人的特徴(知能・性格・適正など)を数量的に記述すること。人間全般の行動の傾向とか特徴を数量的に記述することを目的としている。【精神物理学的測定法】物理量ち心理量(感覚量)との定量的関係の法則を知ろうとするもの。【心理学的尺度】他にもあるけど、放送で紹介されたものを取り上げる。「一対比較法」例えば、「ばら、ゆり、ひまわり、チューリップ、きく」の5つから好きなものを選ぶ場合、「ばら・ひまわり」「ばら・ゆり」など、一対のペアを総当たりで比べることで、どれがどれくらい好きか数値化する。
2017.01.03
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子どもという概念は16~17世紀にかけて誕生した!それまで子どもという存在は特別に考えられていなかったらしい。「乳飲み子を2,3人亡くし、痛恨の思いがなかったわけではないが、不満は感じなかった」(モンテーニュ)【アンシャンレジーム期】フランス革命以前の16~18世紀ごろの絶対王政の社会を指す。近代以前、ヨーロッパには子どもの教育という概念も、子ども時代という概念もなかった。子どもに対する思い入れは、現代と比べると非常に希薄だった。【学級ができてから】アンシャンレジーム期の子どもたちは年齢によらずひとまとめに扱われていた。学校ができてから、幼児期と少年期が区別された。【兵役ができてから】兵役によって若者の訓練が必要になったことから、子どもと青年の区別が生まれた。【家族】家族意識の変化が子どもを「家の名誉」「家系」よりも重要な存在とするようになった。→親子の関係の強さ【まとめ】近世の初頭、ヨーロッパ社会において子どもに対する教育が必要だという考えが現れ、大人とは異なる保護されるべき存在だと認められるようになった。
2016.12.28
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小説のタイトルのようなロマンティックな響き。孤独な通信学習の中で、貴重なひとこま。【五つの愛情系】この中に自己愛は含まれない。「母性愛」「子どもの愛情」「仲間の愛情」「異性愛」「父性愛」これら五つの系等の愛情は、別々に切り離されたものではなく、常に各々が重なり合い、連続し、さまざまな様相を持って展開していく。【母性愛・子どもの愛】母親は子どもの飢えや渇きを満足させ、外的から守る。それ以上に重要なのは、身体を密着させることによって「接触の慰撫」を与えること。→基本的な欲求が満たされたとしても、子どもは母を追い求める。「恐ろしい怪物のような母親」であっても、子ザルは離れようとしなかった。【安全基地】子どもが母親に自ら接触できると、今度は母親の手の届くところから、少しずつ離れて探索を始める。何かあると母親のところに戻る。【仲間の愛情】長期にわたって社会的な欲求を満たし、個人の経験を組織して、「異性愛」への条件を整える。つまり、仲間どうしで適切な遊びが行われないと、異性愛も育たない。大人になって異性と一緒にされても、愛情関係を結べない。
2016.12.27
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何で、これ買っちゃったんだっけ?ってことの謎が解けたような、解けないような。【消費者行動】消費者行動の研修は心理学の大きく影響を受けている。理由その1・・・消費行動には心理的な過程が含まれているから。理由その2・・・心理学的には人間は時に非合理的な判断をするから。【認知の倹約家】人間の情報処理には限界がある。そこで人間は効率よく、必要な情報に必要な分だけの精神的労力を振り分けるようにしている→「認知の倹約家」反対に、必要とあらばそのとき利用可能な精神的労力を最大限に使う。【精緻化見込みモデル】精緻化とは、どの程度よく考えるかとこうこと。説得的コミュニケーション(セールスなど)を受けたとき、人には2種類の処理ルートがある・「中心ルート」・・・メッセージの内容について注意深くじっくり考える。 その結果決めたことは持続的で、行動にも一貫性がある。・「周辺ルート」・・・本質とは関係ない周辺的なこと(広告・モデル) その結果、決めたことは一時的で、その後の行動は予測できない。【消費者行動の非合理性】実際、消費者行動の多くは精緻の見込みのない状態で行われていることが多く、そのため商品の本質的な特徴ではなく広告など周辺的な影響を受ける。消費行動の商品と関係ない要因1)説得の方法①好意(好意を持った人の勧め)②権威(専門家・白衣などのイメージ)③社会的証明(多くの人が買っている)④希少性(限定品・残りわずか)⑤返報性(試供品、試食をもらった)⑥コミットメント(決めたブランド品)2)ブランド品失敗の可能性が低いから、そのブランドのものなら考えずに買う。3)感情の影響ポジティブな感情は商品に対する好意的な態度を作り出す→気分がいいから買ってしまう4)多すぎる選択肢選択肢が多すぎると、人は買うのを辞めてしまう。【行動経済学】心理学的な考え方や方法論を取り入れた経済学→非合理でありのままの人間の行動にもある程度の法則性がある。【まとめ】消費者の行動や心理を知ることで、衝動買いをしたり、悪徳商法にだまされることのないように、賢い消費者として生活を豊かに送ることができそう。
2016.12.27
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「傷つきやすさ」はどこから生まれるのか・・・もともと「傷つきにくい人」とはどういう人なのか。【ハイリスクの子どもたち】傷つきやすい子どもたちと呼ばれる。・母親の教育水準の低さ・慢性的な貧困・不安定な家庭(親の不和、離婚、アルコール中毒など)・繰り返される病気・周産期(出産前後)の母親のストレス・2歳までの発達の遅れこれらの中の4つい上に当てはまると、学習・行動に問題を起こしやすい。【レジリエントな子どもたち】傷つきにくい、柔軟性・弾力性がある子どもたち。・大人を困らせることがない・発達が順調・親密で安定した人間関係・打ち込めるものがある・生後1年間充分な注意が払われているこれらは保護要因と呼ばれる。ハイリスクの子どもたちでもこれらの保護要因があれば、問題を起こす可能性は低くなる→支持的で安定した支援をしてくれる友人・教師に会えれば、その子どもの自尊感情を発達させる可能性が高まる。【問題行動と回復力】問題行動の多くは一過性である。一度問題行動を起こしても、心理状態を回復することができる。立ち直ったきっかけは、信仰、けがや病気、安定した夫婦関係など。【軽度発達障害と発達支援】軽度発達障害の子どもたちは、これまで幼稚園や学校で「変な子」「困った子」として得意な目で見られ、いじめの対象になることがあった。→この問題は、軽度発達障害の子どもに関係する教師や機関の人が理解し、適切な環境改善をすること、関わり方を変えることである程度防ぐことができる。このような子どもたちの行動の特徴などを理解することで、準備できる。【まとめ】特別な配慮が必要なのは障害者の子どもたちだけではない。「ふつう」と思われている子どもたちも、多様な特徴をもっている。すべての子どもたちの個別のニーズにできるだけ応えられるように関わることが大切だ。
2016.12.26
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「老化」と聞くと暗い気持ちになるが「エイジング」と聞くと、「年を取るのも悪くない」って感じる。カタカナ語になっているだけなのに・・・【エイジング】エイジングとは「老齢化」を意味する。視力、聴力の衰え、思い出すのに時間がかかるなど。社会的ネットワークも狭くなる・・・でも、特定の親しい他者との繋がりは、高齢になってもほとんど変わることなく維持される。【知能】知的能力の低下の程度には大きな個人差がある。訓練によって修復可能な心理的能力もある。言語を使う能力は25歳から88歳までそれほど大きく低下しない。「流動性知能」・・・環境との関わりの中で新しい出来事に適応するために使われる知的能力→成人になったころから衰え始める。「結晶性知能」・・・経験を通じて獲得・蓄積された知的能力。言語・知識。→長い時間衰えることなく維持される。【知能に対するエイジングの個人差】知能が高いレベルで維持される人と、低下する人がいる。低下するのは「使わなくなるから」では、知能を保持する要因は?①過去の生活スタイル→ 教育年数、社会階層、職業、収入。②現在の生活スタイル→ 複雑で刺激の多い環境にいること。余暇の生き甲斐や、適度な運動も。③個人特性→ 開放性が高い人。【英知】エリクソンは老齢期に発達する心の動きを「英知」と呼んだ。英知は、さまざまな差異や対立を緊張関係としてではなく、それぞて部分的に真であるとか、いずれも重要だと受け取ること。→しかし、研究によると英知は必ずしも高齢者に特有のものではなく、若い人の中にも英知が高い人がいる。【サクセスフルエイジング】人は自らの行動や環境をコントロールしようと動機付けられる。「一次的コントロール」直接環境に働きかけ、環境を変えようとする→若者ほど優勢。若い人は状況を乗り越えようとする。「二次的コントロール」環境や状況の制約に自分を合わせようとする。→年を取った人。高齢者は資源の投資先を選択し、最適化する。自分にとって有意味なことを選ぶ。【まとめ】中高年になっても伸びるような知的能力に焦点をあて、それを伸ばすようにすることで、中高年の生活は豊かになる。自分自身でコントロールできることを高く維持できることが、サクセスフルエイジングにつながる。
2016.12.25
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クリスマスだけど勉強してます・・・ここ1週間、風邪でダウンしていたため、遅れを取り戻すために。【組織内の葛藤】「課題葛藤」組織内で役割や地位が異なると、利害関係が生じる。例)経理と営業で予算に対する考えが違う「関係葛藤」組織内の感情的な対立、意見の食い違い。【組織内の意思決定】「集団浅慮」・・・強力なリーダーが意見を示すと、他のメンバーが意見を言いにくいので、議論がし尽くされないまま、質の悪い決定がなされること。「リスキーシフト」・・・集団の決定は、個人の決定よりリスクが高いものになりがち。例)赤信号、みんなで渡れば怖くない「コーシャスシフト」・・・逆により安全で保守的な決定に偏ることもある。【リーダーシップ】リーダーとして重要なことは「集団を目標達成と課題遂行に導くこと」「メンバー間の良好な人間関係を作ること」1「特性アプローチ」・・・優れたリーダー(偉人)に備わる特性を追求する。2「行動アプローチ」・・・優れたリーダーがどのような行動を取っているか、リーダーとしてふさわしい行動に注目する。特別な資質を持っていなくても行動をまねすることはできる。PM理論・・・目標行動を目指すP機能(performance)と集団維持を目指すM機能(maintenance)をどの程度備えているかによってリーダーを4タイプに分ける。PM型(どちらも高い)は他のタイプと比べて、生産性、メンバーの意欲、満足感、会社への帰属意識、精神健康などによい影響を与える。3「コンティンジェンシー・アプローチ(状況即応アプローチ)」・・・変化する状況に素早く的確に対応するためのリーダーシップ集団状況①リーダーと部下の関係の良好さ②目標と遂行の手順③リーダーの権限の強さ4「認知的アプローチ」・・・リーダーを組織内のメンバーがどう捉えるかによって、リーダーシップの効果が変わる。5「変革型リーダーシップ」・・・集団に新しい視点を与え、将来のビジョンを示し、自らリスクテイクし、変革行動を実践する。変革型リーダーシップの4つの構成要素①カリスマ性②士気を鼓舞する③知的刺激(メンバーの能力を引き出す、視点を広げる)④個別配慮性(メンバーに注意を向け、サポート、助言する)【まとめ】組織が発展していくためには、交流型リーダーシップ(1~4)が充分に発揮された上で変革型のリーダーシップが発揮されることが望ましい。
2016.12.24
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子どもを持たないアラフィフ女にとっては耳の痛い話だよ。それと関係ないけど、テキストの文章は主語がわからないところや、助詞の間違いがある。【養育性とは】相手の心身の発達や状態の改善い必要な態度、知識と身体技術」人間は子育てを通して成熟する。子育ては養育者個人の性格を変えるだけでなく、人間の集団のありかたも変える。【発達のニッチ】スーパーとハークネスによれば、人間の発達、特に子どもの発達を理解するために文化がいかに子育てのシステムに影響するかに注目する必要がある。子育てシステムの3要素1、子どもが暮らす物理的・社会的環境2、社会で歴史的に形成されてきた子育ての習慣3、養育者たちの心理・信念【少子化】1960年以降、日本は核家族化が進み、若者たちは乳幼児・子どもに触れることのないまま大人になっている。→子育てに関する知識・経験を持たない→ここ40年くらい日本の若者は養育性形成が不完全かもしれない。少子化の原因もそのことに関係ありそう。【ベビーシッター】アメリカでは小遣い稼ぎのために、ベビーシッターをする若者が多い。その経験がある人は自分が養育者になってから、いいベビーシッターを雇っていることが多い。
2016.12.18
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「愛することと働くこと」は、最も基本的で重要な営み(フロイト)【労働災害】働く人々の心身の健康を確保することも重要なテーマだ。労働の現場で起こった事故は「労働災害」と呼ばれる。・人為的要因事故・機械的要因事故・環境的要因事故機会の性能を高めても、操作する人間の側の不注意や、訓練不足、疲労、ストレスが事故を引き起こす原因になる。【職場のメンタルヘルス】働くことが健康を阻害する問題。不調の原因が職場にある場合、その職場での仕事の性質、仕事のやり方を把握し、原因を調べる必要がある。手かがりは拘束時間、勤務感覚時間、睡眠時間など、生活時間帯を知ることで労働負担の度合いがわかる。
2016.12.18
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小さい子どもが、夢みたいな現実にありえないことを言うことがあるけど、それはそういう段階にいるからなのだ。このテキストには説明の中に出てきた「同化」「調節」「シェマ」といった言葉の説明がないので、教員向けの試験のサイトで調べたら、とてもわかりやすく書いてあった。【認知発達段階論】・(2歳ぐらい) 感覚運動知能の段階 ・・・反射的な動き、言葉ができない・(2歳から7歳)前操作期・・・感情、大人に服従する、言葉を使う、自己中心的・(7歳~10歳)具体的操作期・・・保存、協同作業、自己中心性から脱する・(11歳~) 形式的操作期・・・仮説を立てて、論理的に考える【保存】7歳以下のこどもは「保存の概念」がない。例えば、水を入れたコップを違うコップに入れ替えたとき、コップの高さで、水の量が変わると思ってしまう。【操作】実際に自分が行っていた動作を、頭の中で正確にイメージできる→操作ができた!【均衡】シェマ(スキーマ)を「同化」し、「修正」していくと、新しいシェマができる。ある出来事が既存のシェマで解決できないとき、間違ったシェマを修正し、新しいシェマを付け加え均衡を保とうとする。つまり、人は、上手く対処できない新しいことに遭遇すると不均衡が生じる。知的な意味で不均衡を体験するとそれを解消しようとさまざまな活動をして、バランスを取ろうとする。
2016.12.13
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青年期にいったん確立されたアイデンティティも、中年期にまた改めて問い直され、自分自身が納得できるように変えることがあるという。私は、中年後期まっただ中!放送大学で学び始めてから、絶賛アイデンティティ再生中なのである。【パーソナリティ】その人らしさ、人柄。語源はペルソナ(仮面)→社会的な役割の仮面と言える。ずっと変わらないものではなく、環境に適応するうちに変わることがある。【キャラクター】語源は「刻み込まれたもの」。つまり、もともと持っているもので、変わりにくい、個人的特徴。【多重知能】ガードナーは知能は次の8つの種類があると考えた。①言語的知能・・・ことば、言語能力②論理・・・ 数学的、論理的に考える③空間的・・・ 絵を描く、建築を立体的に捉える④音楽的知能・・・作曲、演奏、鑑賞⑤身体・運動知能・スポーツ、舞踊⑥対人的知能・・・人間関係・社会的⑦内省的知能・・・自分自身のことを理解する力⑧博物的知能・・・ものを見分ける、分類する【自我同一性】「自分が自分であること、自分らしさ」「私は私であって、私以外の他者とは異なる存在」エリクソンによると「自分とは何か」という問いに対する自分なりの答えのこと。【アイデンティティ】斉一性「自分は他の誰とも違う私自身で有り、私は一人しかいない」連続性「今までの私もずっと私であり、これからも私でありつづける」人は社会的に認められた、地位、役割、職業などを通して安心感を感じ、「私が私である実感」を形成する。アイデンティティを示す行動 → 人格的活力(徳)例)青年期の徳は「忠誠心(誠実さ)」→避けることのできないものごとでも、自ら選んだことであれば忠誠(誠実)を尽くすこと【アイデンティティ・ステイタス】マーシャはアイデンティティの確立について、危機を経験しているか、人生の重量なことに積極的に関与しているかという観点から、アイデンティティ・ステイタスを4種類提案した。①アイデンティティ達成 → 積極的に関与し、経験した②モラトリアム → 不確かな部分を克服しようと努力している③フォアクロージャー → 積極的に関与しているが、経験していない④アイデンティティ拡散 → 積極的に関与せず、自分を見失っている「自分が何者かわからない」
2016.12.10
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人間の記憶はあいまいだ。記憶するとき、自分の都合のいいように、自分にとってわかりやすく変えてしまう。自分にとって都合の悪い部分は覚えていなかったりするものだ。【想起の心理学】バートレットはある物語や絵が、他の文化をもつ集団に伝わるとき、どのように変わるかを研究した。伝えられた素材は、当初持っていた代表的な特徴を失い、最終的には自分勝手な、あるいは自分たちの習慣の中で理解されやすい形に落ち着く。それは、集団から集団であっても、個人から個人であっても生じる。【図式(スキーマ)】人は何かを思い出すとき、細かくその状況を点検して思い出すわけではない。そのとき受けた全体的な印象をもとに、それに合うように内容を作り上げるのだ。だから、事実と比べて間違っていたり、ゆがめられていたりする。人は何かを思い出すとき、自分の持つ図(スキーマ)を駆使して作り上げて「思い出す」のだ。これは集団でも個人でも起こりうる。
2016.12.08
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モンテッソーリは「子どもにとって何より自由であることが必要だ」と考えた。私は子どものころ、自由だったかな?こういう教育を受けていたら、今と違う性格に育っていたかもしれない。日本の学校でも部分的に取り入れることはできると思うけど・・・【感覚教育】・感覚を刺激することによって知能が向上する。子どもの五感をやわらかく刺激する教具や教材も大切。三歳から六歳の間に感覚教育を行うべき。【モンテッソーリ教育法】暗記でなく経験に基づいて質量や数量の感覚を養うこと。教具を通して感じ取れる形容詞などの言語教育も組み込まれている。子ども知的好奇心は自発的に発揮されることが重要だから「自発性」が大切。子どもの興味の対象は年齢ごとに変化するので、種々の能力の獲得には最適な時期がある。→「敏感期」【子どもの発見】・子どもの発達にとって何より自由であることが必要だ・子どもにとって自然との接触が大切だ。はだし教育、はだか教育もその中の一つ。・教室の中に「静粛」を取り入れる。モンテッソーリ教育はブームになったり、その自由さゆえに批判されたりしていて今も議論の対象となっている。しかし、モンテッソーリの教育概念は現在でも多く用いられている。「個別学習」「ティームティーチング」「早期学習」「レディネスプログラム」など。
2016.12.04
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自分もだけど、人はいつも自分にとって都合のいいように判断する。それは自分自身を守ることと関係している。悪い結果のときには環境や他人のせいにし、良い結果のときは「自分が努力したから」とか「能力が高いから」と考える。いかにも人間らしい!【原因帰属】何が原因で、こういうことが起こったのか「なぜ?」と問いかけ答えを得ること。・内的要因・・・行為者の意図・感情・性格など内面的なことが原因だという考え。・外的要因・・・行為者の内面ではなく、環境やまわりの人が原因だという考え。*「基本的帰属エラー」他者の行動の原因を考えるとき、その人の内面的な要因を重視しすぎる傾向。ただし、自分の行為については悪い行為の場合、「自分のせいじゃない」と外的な要因があると捉える。そして、成功したことについては「自分に能力があるから。努力したから」と内的な要因に帰する。→自分自身を助けるためのバイアスが働く「セルフ・サービング・バイアス」「防衛的帰属」自分を守るために特定の個人のせいにすること。自分の立場を守りたい。「公正世界に対する信念」被害者の欠点や過失を探し出し、自業自得と見なす→自分は違うと思いたい。「後付けバイアス」事件や事故が起きたあとに「充分に予期できたはずだ」と考える傾向。【責任の判断】行為者にどれほどの責任があるか判断する。ハイダーは責任に5つの基準があると考えた。①連合・・・自分が引き起こしていなくても、その出来事に関係している場合は責任がある。②因果性・・・たとえ偶然であっても自分が引き起こしたことには責任がある。③予見可能性・・・自分が引き起こしたことのうち、予見が可能だったこののみ責任が問われる。④意図性・・・自分が引き起こしたことのうち、意図があった場合のみ責任が問われる。⑤正当化可能性・・・意図して行ったことでも、正当化できる理由があれば責任を問われない。【他者や集団の影響】*集団の中では同調しやすく、正しい判断ができなくなうことが多い。「情報的影響」・・・他者の行動をみて影響される「規範的影響」・・・他者から拒絶されることを避ける*少数派の人が一貫して異論を唱え続けることにより、多数派の意見を覆す場合がある。*社会的地位や役割、専門家、賞罰を与えることができる人、尊敬している人の影響力が判断力に働く。
2016.12.04
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学ぶことは好きだけど、お勉強が嫌いな私。ラジオ放送はテキストを読んでいるだけのもあるから、修行のようだ。でも、最後の方に出てきた罪悪感についても考察は興味深かった。私は「道徳的な規範に背いたときの罪悪感」というより、「自分が他者の苦痛の原因になった」と感じる罪悪感のほうに悩まされる。もっとも、根がまじめだから道徳的な規範に背くことはめったにないかもしれない。【向社会性の発達】向社会性とは「他人を助けようとしたり、他人のためになることをしようとする自発的な行動」で以下の4つの特徴がある。①相手の助けになる②報酬を得ることを目的としない③時間、心理的、肉体的な、何らかの損失を伴う④自発的であること【向社会的道徳判断の発達】6段階ある①快楽主義的~自分のため、自分の楽しみのため、好きかどうかで判断する②要求に目を向ける~相手が本当に助けを必要としているかで判断する③承認志向~親や周りの人から良い評価がもらえるかどうかで判断する④自己反省・共感~他人への配慮・同情的⑤移項段階⑥強く内面化された段階~内面化された価値・規範・責任性・自尊心をもとに判断する*子どもの向社会性は親の影響が大きい!【共感】ホフマンは共感と同情はべつのものだと考えた。共感は相手の状態に対して感じる感情のこと。相手と感情をともにする。同情はあわれみや悲しみ。共感もあいまいな共感→一般的な状況(病気・困窮・幸福など)にも共感できるように発達する。【罪悪感】「悪いことをしてしまった」という失望。ホフマンはさまざまな罪悪感の定義を考えた。一般的なのは「道徳的な規範に背いたときに感じる罪悪感」「自分が何もしなかったと自分を非難する罪悪感」「自分が他者を苦しめている」「豊かさについての罪悪感」
2016.12.02
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勉強が辛い。興味のないことが続いていて、この科目を取ったことを後悔・・・過去のことより、今起こっていることをもっと知りたい。カリキュラムについての考察だけは本当にそのとおりだと思った。シュタイナーは「子どもたちの自由と感性を何よりも重んじる」という考えの教育思想家。その理念や方法論は今も各国で広く応用されている。ちなみにシュタイナーは幼児期に霊感の強い少年だったようである。【アントロポゾフィー(人智学)】シュタイナーは「アントロポゾフィー協会」を設立した。アントロポゾフィーとは人間存在の霊的なものを森羅万象の霊的なものへと導く道である。(さっぱりわからない!)でも、この施設は何者かによって放火された。【子どもの教育】・社会や教育の問題を解決するためには、人間の本性の奥底まで洞察すること。その洞察力をつけるためにはアントロポゾフィーが役に立つ。(??)・シュタイナーによると人間は七年周期で心身を完成させていき、63歳で成長の頂点を迎える。 最初の7歳までに肉体が完成する 14歳までにエーテル体が完成する(エーテル体は活力、生気のこと) 21歳までにアストラル体が完成する(アストラル体は情緒、感状のこと)→自我の独立【模倣と手本】小学校低学年ぐらいまで、道徳的なお説教や理屈にかなった説明などではなく、周囲の大人が子どもの目の前で行うことが手本となる。子どもはそれを模倣する。【記憶】暗記をよくないことと排除するのは謝りだ。かけ算の九九のように、模倣と反復も重要。【思春期】アストラル体が生まれる思春期に、人間はこれまで学んできたことをもとに判断を下せるようになる。あまりに早い段階で自主的に判断させるのはよくない。自分自身の中に、まず判断や比較のための材料を充分に蓄えたとき、初めて人は判断を下すことができる。【教育術】教育において芸術的要素は重要だ。オイリュトミー(総合舞踊芸術)→言葉や音楽のエネルギーを身体表現で具体化することで、内的エネルギー(ミクロコクモス)、惑星のエネルギー(マクロコクモス)と関われる。「博物学」も重要で、9歳以上になったら始めるべき。【カリキュラム】カリキュラムがあまりにも詳細で公式的なものになると、教師たちの創造性と熱意が損なわれる。
2016.11.26
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「英語で描いた日本」通信課題のネットで提出した。7割の出来だった。気をつけてやったつもりなのに、けっこう間違ってる・・・7割の出来で単位認定試験が受けられるか心配になった。私の英語レベルでは無理か・・・でもネットで調べたら、どうやら通信課題は提出すればいいらしい。つまり課題の成績に関係なく、単位認定試験は受けられる。ほっとしたので、思わずネットショッピングで服を買ってしまった。
2016.11.25
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今日はだめだめ感を感じていない。苦手な「英語で描いた日本」と「発達科学の先人たち」少し進めたから。課題提出の日までには間に合いそう。その安心感で、午後はぐだぐだ過ごした。
2016.11.23
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小学校のとき、確かに「道徳」の時間があった。内容は全く覚えていないけど。講義の中ではデュルケムがルソーを批判していたという話が印象に残った。ルソーは教育学では有名な「エミール」の著者だが、自分の子どもを何人も孤児院の門前に捨てたと告白したそうだ。いくら優れた思想を持っていたとしても、教育とは関わってほしくないものだ。【デュルケムの思想のエッセンス】「社会」は単なる個々人の集合ではない。まるで人のように意思を持った「社会そのもの」が人間の上に存在している。彼は個人にだけ関わる行動や意識を「個人的存在」、社会や他者との関わりの中で形成された行動や意識を「社会的存在」と呼んだ。教育とは、社会的存在としての道徳や規範、信仰、信念、慣行を人々の内面に形成していくことだと考えた。人は自分が学びたいことを選んで学んでいるように見える。でも本当は「社会」が「社会」を維持するために、人間たちを教育に向かわせているのだ【実践主義】社会学者としてのデュルケムは「社会に生じ、観察されるすべての事象をあるがままに客観的に把握せよ」と唱えた。社会学の分析対象は「社会的事実」であり、それをあたかも「もの」のように考察するのだ。【道徳教育論】小学校における道徳教育について、具体的、実践的に述べている。教育によって形成される3つの要素。第一の要素・・・理性的に形成された、社会を維持するための規律を守る精神第二の要素・・・人間は社会と連携、連帯感持つ社会への愛着が求められる。 そのためにまず家族との結びつきが大切だ。第三の要素・・・「規律の精神」「社会への愛着」の意味や効果を理解する知性。
2016.11.23
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課題提出の日が、迫る。やっぱり、学習が進まない科目が残っている。明日の祝日は視聴とテキスト読みが進んでいない科目をやることにした。「英語で描いた日本」語学のインストラクターなのに、自分が学ぶのは苦手なのだ。これじゃいけないと思って、英語を選択したものの、やっぱり気が進まない。ますます苦手になっていくのか・・・
2016.11.22
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受験生みたいな気持ち。前期は初めてだったから勉強のペースがつかめなかった。試験勉強の仕方さえ忘れていて、試験の一ヶ月前から大変だった。なので、今回は少し前から授業の視聴とテキストを読むスケジュールを立てた。あと視聴したら、まとめをブログに書くことも。平日にスケジュールが守れないときは、週末も土日勉強することになっちゃう。勉強の計画は自分との約束。自分との約束も手帳に書こう~。
2016.11.20
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比較的わかりやすかった。心理臨床の現場は幅広い!司法・矯正の現場で働くことは、臨床心理士にも大きな心の負担がありそう。重い精神疾患を患っている人への対応など私なら耐えられそうもない。人の心理に興味があるけど、それは一般的な人々についてのこと。誰にでも悩みや葛藤がある。そういう人の成長・変化を支援したい。【臨床心理学とは】心の問題や葛藤を持つ人を援助するための理論や技法について研究をする学問である。その中核に「実践活動」があり、その活動は「心理臨床」と呼ばれる。【カウンセリングと心理臨床】はっきりしていないが一般的に・・・・心理臨床・・・精神疾患のある人に対して治療を行う・カウンセリング・・・疾患とまではいえないが、悩みや葛藤を抱えている人の成長を支援する【カウンセリングの種類】・過去から現在にいたる過程(幼少期)を重視する・・・フロイト・現在の心のあり方に焦点をあてる →人間中心主義・・・ロジャース・環境が人に及ぼす影響や人が環境をどのように認識するかに注目する・・・ 行動療法→外から観察可能 認知行動療法→内的な心の動き(認知)【心理アセスメント】査定・面接・・・ノンバーバールなコミュニケーションからも情報を得る・観察 ①自然観察・・・ありのままの姿 ②実験観察・・・意図的に何らかに状況をつくる ③心理テスト・・・多面的に見るためにはバッテリーテストを組むことが必要【司法・矯正領域の心理臨床】・他の領域との違いはカウンセリングの対象者が非協力的だということ。・法をおかした人に対して適正な刑罰かどうかも考えなければならない。・時間的な制約がある。
2016.11.20
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勉強をする前は、とっても興味があってワクワクしていた。でも、いざ始めて見ると「思ったより、おもしろくない」ってことがある。せっかく取った科目だから、やるべきか悩む。結局、やるんだけど。。。
2016.11.19
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「トーテム」という言葉、初めて聞く言葉だったよ。ヴントの学問はその弟子たちによってほとんど否定されてしまった。 →皮肉なことにヴントの説に反対するために様々な心理学が生まれた!弟子のなかにはクレペリン検査で有名なクレペリンなどもいる。その優秀な弟子たちをたくさん育てたことに大きな意味があったかも。聞いたことのない名前だし、何やら切ない始まりだ。【民族心理学】実験心理学で有名になったヴントだが、実験をする代わりに、人間の習慣・生活文化がどういう経緯で生まれたか既存の文献から調べ、推測を加えた。ヴンドが分けた人類の4つの歴史→人間がどこまでを自分の仲間と捉えていたかという点で分けている。【原始時代】家族など小さい集団。ヴントは原始人を動物に近いようなものどころか、今の人類と変わらない技能や感性を持つと考えた。人類は文明や文化の点では進歩したが本質は変わっていないと考えた。【トーテムの時代】トーテムは血族・仲間・同じ信仰を持つ集団。ヴントは死や病に対する恐怖心が信仰心の始まりではないかと指摘。【英雄時代】国家の誕生。ここでいう英雄とは「国の創設者」「宗教の創始者」「精神会で活躍した人」など。【人類の時代】この地球上で暮らす全人類が仲間(知識上は)全人類が仲間のはずなのに、争いや戦いは絶えない・・・・
2016.11.19
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もともと自分を含めて人間の心理に興味があった。教える仕事とライフコーチをしているので、仕事にも役に立つ。でも、まだ二期目なのに、学ぶことより単位のことが気になる。自分のペースでやろうと思っているものの、一度にたくさんの科目をこなしている人をみると、「もっと効率よくやったほうがいいのかな」とか、「試験の難易度が高い科目は避けた方がいいのか」とか、本来の学びたかった気持ちから遠ざかる。自分が学べる最適なペースがつかめれば、学ぶことはもっと楽しくなるかな。
2016.11.18
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心理学概論 第7回 「性格についての心理学」まず、性格の定義がわかりにくくて、びっくり!そのあとは概ねわかりやすかったです。【性格(パーソナリティー)の定義】「個人の内部で、環境への彼特有な適応を決定するような、精神物理学的体系の力動的機構である」(印刷教材より)全くもってわかりません!翻訳ソフトが必要ですよ~!でも何となく伝わったのは、こんな感じ。「その人が環境に適応しようとするとき、どういう決定をするかは、常に変化している。それは、その人が生きていくために必要なことなんだけど、環境への適応のしかたは、人によって違う。それに、適応のしかたはその人自身の自発的なものだったり、創造的なものだったりする。そういうことが人の内部にはある。その人の内部にあるその人特有のシステム(?)を性格(パーソナリティー)っていう。」*性格をどのように捉える?→大きく分けると次の2つ【類型論】例えば体格によるもの。「太っている人は社交的で、明るい」とか・・・血液型によるもの。「A型の人はまじめでやさしい」とか・・・今では、「関係ない」と言われている。【特性論】→今これが主流性格はいろいろな特性(要素)の組み合わせである。個々の持つ特性の度合いによって、性格の違いと表すことができる。「ビックファイブ」・・・「外向性」「神経症傾向」「情緒安定性」「開放性」「調和性・協調性」【人は環境(状況)に強く影響される】「ミルグラムの服従実験」→1回の行動から人の性格を判断することはできない。【性格の測定】行動は人と状況の相互作用によって規定されることを前提に、個人差を測る。「質問紙検査」ビックファイブ「投影法」ロールシャッハテスト。バウムテスト「作業検査法」内田クレペリン精神作業検査」【信頼性と妥当性】性格検査で注意したいこと信頼性・・・繰り返し測定しても結果が安定しているか妥当性・・・測定しようとしたものが、的確に測れているか
2016.11.18
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発達心理学概論 第7回 「対人関係の発達」大人じゃなくて、子どもについてのことだったんですね。【アタッチメント】子どもは何らかの脅威を感じたとき、養育者に近づいたり、触ったりする。それで養育者のところに戻れる範囲で、探索するような行動が取れる。→養育者は子どもの安全基地のようなものアタッチメントには個人差がある。→全ての養育者が子どもを同じように安心させるわけではない。それは「見知らぬ場面法」という実験でわかる。(子どもを知らない部屋に入れ、養育者と離し、再開させて反応を見る)【仲間・友人との関係】・安全なアタッチメントをしてきた子どもは、集団・仲間に馴染みやすい。 →他者との関係にポジティブ。・子どもは仲間や友人との関係の中で、自己制御や他者との意見調整を学ぶ。・養育者が子どもを信頼していれば、子どもは養育者に自分のことを話しやすい。 →子どもの問題行動を防げる。【子どもに対する養育者の適応】親は子どもに対する制御の仕方を,子どもとの関わりの中で学ぶ。いつどんな働きかけをするか、またはいつその働きかけを辞めるか。【子どもに対する養育者のアタッチメント】養育者は子どもの状態や要求に対する感受性が必要。親がストレスを抱えていたり、難しい気質の子どもだと大変。でも多くの養育者はあきらめることはない。親は子どもからのアタッチメントに支えられている。
2016.11.18
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発達心理学概論 第6回「教育と発達」子どもにとって、具体的なものを使って何かを操作できること(ブロックを使って因数分解のようなことをする)、実際そのこと(因数分解とか)の本当の意味がわかるのは別なことだ。【最近接発達領域】A「現下の発達水準」・・・子どもが一人で理解できることB「潜在的発達水準」・・・大人や仲間の助けをかりてできること。AとBの差を「最近接発達領域」という。子どもは、一人で解決するよりも、誰かの助けがあれば高い水準の問題が解決できる。でも無限に高いレベルということではなくて、その子の発達や知的能力の一定の範囲の中でできるということ。【日常的認知】例えば、教育を受けていない路上の物売りの子どもは、買い物の値段の計算が早くて正確だ。(→路上算数という)日常の中で必要なことは、学校で教わるのとは違うやり方をが、自発的にできるようになっている。でも、そのやり方には限界がある。*「9歳の壁」算数で言えば、分数や比例が出てくる時期。わからなくなる子どもが増える現象。
2016.11.14
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週末、初めての面接授業に参加した。行く前は「めんどくさいなー」「自分で講義を視聴しているだけでいい」って思っていた。でも参加してみたら、案外楽しかった!「バウムテスト」と「TG検査法」の実習、グループワーク、レポート作成をした。「バウムテスト」は木の絵を描いて、分析する方法。これは客観的でないので、個人的には「人によって見方や捉え方が違うかも」と思った。「YG検査法」は質問に応える心理テスト。信頼性が低いので、最近ではあまり使用されていないそうだ。5つの特性について知ることができる「ビック5」も行った。私は内向的なので「外向性」の項目は、がくんと落ちる。でも外向性と内向性に優劣はないと思うのだ。どのテストも疑問が残るものだったけど、とにかくレポートは書けたし、他の人と情報交換したりして、けっこう楽しい週末だった。普段は孤独な通信教育にも、こういった機会があって良かった~。
2016.11.14
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発達科学の先人たち 第4回ダーウィン「人及び動物の表情について」ダーウィンの進化論は当初から心理学にも大きく影響していた。人間もかつては動物のような下等な生き物だった・・・その考えはキリスト教では受け入れがたい説だが、日本人は「面白い話」だと捉えていたらしい。「赤面」がもっとも人間らしい表情だっていうのはなかなか興味深い。【動物や人間に表情がある訳】①何らかの価値・意味があった動きが習慣化した。例えば、猫は脅えたとき毛を逆立てて「ふー!!」というなるが、これは体を大きく見せて敵を威嚇するためだ。このように、身体や顔の動きには何らかの意味や価値があったのが、習慣化された。でも、この説は全ての表情に当てはまるわけではない。②反対の動きを見せて,感情を表す例えば、犬は敵に対しては頭を上げて、しっぽを立てて、耳を尖らせる。反対に飼い主には、頭を下げて、しっぽを下ろして振り、耳を後ろにぺたんとたおす。③神経によるもの例えば、強い感覚、活発な思考、猛烈な情熱を感じると、動物も人間も内部のエネルギーがオーバーフローしてしまう。そいいうとき、顔や呼吸、または身体全体からそのエネルギーが放出して表情にでる。ダーウィンの「進化論」は、一時期、優生学や人種差別、障害者差別の根拠とされた時期がある。そういう負の歴史もあるが、近年では進化生物学の発展とともに再び見直されてきている。ちなみに優生学を唱えたフランシス・ゴードンは、ダーウィンのいとこだそうだ。
2016.11.11
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今回も集中するのに苦労した。専門用語が多く、朗読のような講義は辛い。そこで、専門用語を自分なりの言葉に置き換えてみる。まだ5回目だから、あと10回あるのか・・・【内言と外言】ヴィゴツキーは言語の役割を明確にした。①言語は、最初は他者とのコミュニケーションの手段(外言)である。「おなかがすいた」など。 ②そして、自分の行動を調整するために自己中心的言語(プライベートスピーチ)→ひとりごと?③自分との対話(内言)を行うようになる→予定を考える・問題を解決する・評価するなど。【一次的ことば、二次的ことば】①「一次的ことば」は具体的で、一対一でする直接会話(幼児期)②「二次的ことば」は目の前で起こっていることだけでなく、聞き手もいろいろ。書き言葉もある。(児童期)【生活的概念、科学的概念】(ヴィゴツキー)①「生活的概念」は日常生活の経験からわかったこと。②「科学的概念」は科学的な知識を教えてもらってわかったこと【素朴概念、素朴理論】①「素朴概念」は日常の経験からわかったこと。じゃ、「生活的概念」と「素朴概念」は同じだね?②領域内知識の首尾一貫性・・・?存在論的区別・・・?因果的説明・・・?(この辺、ぼーっとしていて聞いていなかった)*「素朴概念」学習によって「科学的概念」と統合される。でも人によって、子どもの頃からの思い込みを大人になっても持続けているかもね。直接見ることができないこと(力とか電流とか)は、大学生になってもちゃんと知らない人も多い。じゃ、どうやって間違った思い込みを正しく修正するの?①認知的葛藤の喚起・・・実験や観察をする → でも子どもはときどき実験や観察の結果を無視する。②アナロジーの利用・・・もともと知っていることと関係付けて説明する。(アナロジーって言葉、初めて聞いたから、まずそこからわかりにくかった。)③集団討論・・・他の人と話し合うことで、知識を得たり、理解を深める。こうして書いてみると、聞き逃したところを除いて、簡単な言葉でなら理解できているみたい。でも、「認知的葛藤の喚起」とか、こういう言葉そのものは覚える気がしない。試験のために覚えなくちゃならないだろうか・・・
2016.11.11
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心理学が学びたくて「教育と心理」学科を選んだけど・・・○○概論と名のつく科目は苦手。「犯罪についての心理学」というと刑事ドラマが思い浮ぶ。でも、サスペンスのドラマみたいに事件の謎解きをしているのではなくて、犯罪にまつわる問題についての様々な心理学的な探求をする分野なのです。1)犯罪原因論人は名で犯罪を犯すのか、どのような人が犯罪を犯すのか探る。暴力的なゲームや虐待、貧困、格差、地域性は犯罪の原因になる?2)捜査心理学犯人の逮捕を心理学でサポートする。現場の状況や証拠、行動から犯人だどんな人間か推測するプロファイリングなど。取り調べの尋問の仕方や、立てこもり犯への有効な説得法も。3)裁判心理学裁判を有効に機能させ、公正な判決を下すための研究。目撃者が子どもだったら、どう証言させる?陪審員はどうやって選ぶ?陪審員や裁判官はどうやって有罪・無罪を決めるのかとか。4)矯正・更正保護心理学犯罪者が社会復帰できるようにするにはどうすればいいか。余談だが、性犯罪者は他の犯罪者に比べて再犯の確率が高いそうだ。5)被害者心理学PTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむ被害者を支援する研究。遺族や被害者の家族のカウンセリングも。6)防犯心理学泥棒に入られないようにするにはどうすればいいか。子どもが犯罪の被害に遭わないようにするにはどうすればいいかなど。なんとなく、捜査倫理学のなかのプロファイリングをイメージしていたけど、細かく別れているものですね。
2016.11.09
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英語で描いた日本 第五回「日本人の自然志向」第五回まで何とか視聴したけど、私の英語レベルでは難しい。ただ話題がわかりやすいものなので、文章全体の意味はわかるといったところ。エッセイは15分ほどで翻訳しているけど、もっとゆっくりやって欲しい。急いで訳して終わりのような感じがする。あとの30分はブロウカリング先生の日本体験。これは英語字幕を読むのが間に合わない・・・一時停止しながら見たら時間がかかりすぎる。いつもブロウカリング先生の日本語のうまさに感動するばかりだ。そして茶道の体験のときの所作の美しさや着物姿も素晴らしい。でもでも、このままでは試験に合格できるだろうか?不安すぎる・・・
2016.11.08
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発達科学の先人たち 第3回「貝原益軒」貝原益軒(かいばら えきけん)は江戸時代に日本初の「教育書」を書いた。日本のアリストテレスと言われた人物だというが、昔、日本史で習っただろうか?初めて聞く名前だった・・・原文の朗読の時間は、やはり眠気に襲われる。でも想像しやすい内容だったから、第2回のアリストテレスよりは理解できた。わかったことは「和俗童子訓」(教育書の名前)におおよそ書かれている内容。・教育は子どもが悪いことを知る前に「予め」できるだけ早くから行うべきだ。・親は、その場しのぎの甘やかした態度で子どもに接するべきでない。・身分によって教育の仕方は違うけど、親と離れた学問所に行かせること。(親は子を甘やかしがち)・年齢に応じた教育をすること。・「男女七歳にして席を同じうせず」→ これだけ、知っている!・男性は外で仕事をし、女性は家庭を治めること。・女性は見た目より心。十歳から外に出さないで、家のことを習うべき。・子どもができないことと、病気は天命だから、女性を責めるべきではない。江戸時代の九州男児で、男尊女卑の印象が強いけど、最後のところは意外だった!
2016.11.07
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