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出雲の阿国★★★★☆
(公式HPから)
三九郎(堺雅人)に愛人・おあん(石橋奈美)が現れ、阿国(菊川怜)は頭を悩ます
。三九郎は「おあんと縁を切る」というが、おあんは三九郎に女房気取りでつきまとう。そんなある日、三九郎が留守をしている間に、百姓たちが阿国一座を取り囲む。よそ者を入れることも置くこともならん…という天下様のおふれ(太閤検地によるもので、しかも国民を身分で分けることになった)に従い、阿国たちを追い出そうとする。阿国と三九郎の仲を引き裂こうとするおあんが、百姓たちに告げ口したのだ…。
(感想と結末)
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今回で、阿国の中ではっきり目指す物が変わってきた。そこが際だってドラマの軸となりそうだ。
(1)三九郎(堺雅人)
~一座の中で鼓をやっていて、足利将軍に褒められた。一座は徳川家康の三河に流れたが、三九郎だけは天下一の野望に魅せられたのだ。 どうしても、天下人の太閤に取り入って天下一になりたい。梅庵へも、付け届けをして、雇われ人として身分を確保して貰う。そして、梅庵を通じて天下一になりたいのだ
。今回、京でも、大阪でも梅庵との距離が離れてしまう。京5条でも、太閤の通り道に小屋を造った。そこで、通る太閤に阿国の踊りを見て貰った。しかし、そのもくろみは些細なことから崩れる。ちょっとした、太閤の言葉が家臣を通じるうちに、太閤が怒ったことになり、三九郎は梅庵から縁を切られる。三九郎は、梅庵を恨むことになる。そこには三九郎と阿国ができていることも梅庵を怒らせたのだが・・
(2)阿国(菊川怜)
~ 彼女は天下一には何の興味もない。民衆に踊りを楽しんで貰いたいのだ。しかも、三九郎とも梅庵を気にすることなく、ただ愛して欲しいのだ。踊りたい、愛されたい、欲望の刹那で今を生きていきたいのだ。カブキものの宿命を受け入れている
。今回、三九郎の愛人おあんが出現した。阿国は、6年も付き合っているおあんに反発する。しかし、おあんの「お前も三九郎に捨てられる」との言葉に怖れがらも、それすら受容していく。最後には、おあんに踊りを見て貰いたいと願う。ちょうど 太閤が通る時、かがり火の中で、おあんに見て貰う。おあんも阿国の踊りに感動する。
一 人の男を愛し合った女同士が、互いの立場を理解しあう、ここは見ていても感動でした
。
(3)梅庵(織本順吉)
~この老人は阿国の踊りを認めた人物だ。しかし、それはあくまでも、太閤に取り入るために使えるかどうかだったのだ。三九郎と阿国の出来ていることで、不信を抱くが、太閤の阿国たちの踊りが受け入れやれなかったので、一気に三九郎たちと縁を切る。 すがる三九郎を振り払う時の織本さんのミエの恐ろしい表情は最高でした
。傳介は梅庵に付いているんですね。
太閤検地が時代を大きく変えている。それを民衆のレベルで描いたドラマを余り見たことがなかった。たしかに阿国たちは、土地をはなれ、カブキモノとして、京や大坂で流れているのだ。民衆同士で対立したりするのだ。こらが楽しみでした。
阿国たちの踊りもかなりうまくなった印象だ。とくに五条の河原の常設小屋では、かなり美しかった。太閤の行列も緊張だったな~~~。おあん役の石橋奈美さん、以前はトレンディな女優さんで登場してましたね。今回、素晴らしい演技でした。女の嫉妬や男への依存を演じていたと思いました。来週は何と妹が大きくなって原田夏希さんが登場して、大きく絡んできそうですね~~。それも楽しみです、評価アップです。
夜王★★★ 3話
平成18年1月27日放送
(公式HPに少し加筆)
ロミオにふらりとやってきた クラリス(ベッキー)は遼介(松岡昌宏)を指名する。いきなりの指名に驚く遼介だが、クラリスはかまわずに酒を飲みまくり酔いつぶれてしまう。大きな本物の指輪をしていたので、高価な酒も飲ませたのだ。この日の会計〆て81万円。ところがクラリスは金を持っていなかった!
客が支払えない分は売り掛けとしてホストが月末に支払うのが決まりだ。修(要潤)や夏輝(石垣佑磨)にも尻を叩かれ、遼介はクラリスからどうにか売り上げを回収しようとする。結局町を歩くが、行き場所がない。結局定食屋に連れていった。帰ってきた祭と意気投合してしまう。話をきくと、10年前に別れた母を捜しに、父と住むアメリカから日本にやって来たのだ。大きな指輪は母が別れるときに、こすると幸せな夢を見られると教えてくれた。クラリスは毎日こすっていたという。涙。
一方、ロミオに 大学教授・坂下友美(黒田福美)が来店した。遼介と大河(青木伸輔)に100万を渡し、楽しませてくれた方を指名するという。彼女は指名を巡って派閥同士を戦わせて遊ぶことで有名な、歌舞伎町では厄介な客だった
。大河は豪華なもてなしプランを提案する。しかし、遼介は1万円でいい。それは、淋しいときに僕を呼んでください。その時の電車代です。一応、遼介の勝ちらしかった。
それからも、聖也派と遼介派でロミオは盛り上がる。ある日、遼介に坂下から電話がある。早速ホテルに行くと、100万で抱いてくれという。淋しいときに、そうしてくれるのでしょう。しかし、遼介はそれで、淋しさから免れるのですか、と言う。怒った坂下は遼介を追い返し、大河を呼び寝る。その時に、坂下に子供がいることを知った。
(結末と感想)
母を捜していたが、結局諦めようとするクラリスだ。しかし、遼介はクラリスの母が坂下だと知り、会わせることにいた。講演会に連れて行く。子供や家庭に縛られるより女性の本当の自分を大事にすることだという。そこにクラリスが質問する。 クラリス「10年前私のおかあさんは私よりも仕事を選びました、その夢をあってか、私と会ってくれない、もし、あなたが私のおかあさんだったら、私を忘れようとしますか」。坂下「絶対に忘れません、母親はいつでも、子供のことを思い、幸せを願っている、例え離れて暮らしていても、いつもあなたを思っている、もし、私があなたのおかあさんなら、いつか娘に会えたら、美味しい茄子の漬け物を漬けたいと思います、そう思っていますよ」とい涙目だ。クラリス「ありがとう」
。 不覚にも泣いてしまいました。クラリスはアメリカに帰ってしまう。ロミオが開かれると、坂下がやってきて、クラリスの分を払い、遼介を指名する。そして、講演でも遼介を紹介したのだ。クラリスは母と自然に電話していると、手紙が来た、最後にはホスト最高とあった。来週は聖也がロミオを乗っ取るらしい。そして、ホストの四天王が登場する。
何と言うことだ、ホスト・ドラマの夜王で母子物を見せられ、おじさんは涙してしまった。ベッキーは、本当に目が青かった。当たり前だ。黒田福美さん、相変わらず色気と理性を両方持っている素敵な女優さんです。ただ、目先にホストとしての金儲けよりも、人としてクライアントの幸せを願い、そのために何か行動する遼介のやり方、どこまで通用するのでしょうか。ちょっと、楽しみになってきた。評価アップです
。