2012年06月28日
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アニメレビュー
宇宙戦艦ヤマト2199

第1話~第2話


新企画です。 

本当は アノアニメのレビュー を更新したかったのですが
それは のちほど・・・

 さて、
話が立ち上がっては断ち切れての繰り返しで
再アニメ化最右翼と言われた超話題作が

この度 奇跡の映像化を果たしました
タイトルは『宇宙戦艦ヤマト2199』

本作は 単に旧作のリメイクに留まらない
独自の解釈で ヤマトの世界観を再構築し

Regeneration された
全く新しい 別作品と言っても良い

21世紀のヤマト作品としてリリースされます

アニメ第一世代必見作にして 現代のアニメファンも見逃せない
アニメ界最大の話題作がここに誕生しました

それでは 今回もはじめましょう☆




堂々の再アニメ化です

現代の洗練された
非常にクオリティーの高いビジュアルに焼き直されて制作されましたが

旧作の荒々しいペンタッチを彷彿する 劇画的なタッチの処理が施された画面や
前作を踏襲したセリフ回しや ヤマト独特の効果音を再現したサウンド面など

旧作のファンの方も違和感無く 物語に入って行ける造りになっています

音楽も 故 宮川泰 氏 のオリジナルBGMを元に
宮川氏の実子である音楽家 宮川彬良 氏 がスコア化を敢行し

前作のモダンな劇伴を無粋なニューアレンジなど施さないまま
更にスケールアップした

ファンの期待に応えた音楽になっております

ドラマ面についても
もはや様式化した第一話の遊星爆弾のシーンなども
きっちり あのスキャット を加えて再現しておりますので
ファンは感涙必至と思います

本作誕生以前の 原作を巡る訴訟や
関係者自ら制作した類似作品が現れるなど
ヤマト周辺は盛り下がり気味の空気でしたが

本作は再びアニメ界の話題をさらうに相応しい 
第一次アニメ世代必見 の作品としても

超オススメのアニメ作品だと思います

一方で、リメイク作品には付いて回る運命として
旧作から観てきた昭和のアニメファンにとって
本作が余りにも思い入れの深い作品である事からも

本作の制作陣がどれ程旧作へのリスペクトに努めていようとも
刷新されたビジュアルや物語を受け入れられないものがあるのも

仕方ない話だと言えます

ともあれ
様々な制作にまつわる障害を乗り越えて21世紀に蘇った宇宙戦艦ヤマトは
アニメ化そのものが奇跡であり

そんな機会に再び立ち会えた事は
第一次アニメ世代のブログ主にとってもとても幸せな事として

本作を見守って行きたいと思う次第です。





​第1話『イスカンダルの使者』​

前作と同じ冥王星宙戦で始まり、夕日にそびえ立つヤマトで終わります。
効果音も使用BGMもセリフも回しもほぼ同じ造りなので前作のファンも
違和感無く鑑賞出来ます。

戦艦が手描きからCGに変わった事で
前作の様なウェトな荒々しさは鳴りを潜めましたが

描写がスムーズになった事で
前作の様な 戦艦が ウニウニ したり シリーズ内で形状が 頻繁に変わったり
気がそがれることが無くなり 物語に集中しやすくなりました。

物語は戦闘中にイスカンダルの使者のエピソードを挟み
若干時間軸を移動させてますが

前作で大味だった様々な難点を整合させようという試みが見て取れます。

前作には無かった設定として
冥王星作戦そのものがイスカンダルからの使者を地球に誘う為
ガミラス軍を引き付けておくための揺動だったという事や

旧作前半で古代守を死なせた沖田に対して
古代進が個人的感情からの確執があった展開も

作戦に準じての立派な戦死だった事を告げられた事で納得する一幕に変更され

近年の映画ドラマの傾向を考慮して
軍の規律と階級に準じた軍人の対応を物語に反映させる試みが
本作では行われている事が分かります

それによって旧作にあった人間臭さを感じるヤマトらしさが払拭されて
声優富山敬の持ち味が反映された
古代進の昭和的熱血2枚目半的キャラクターが消滅し

声優小野大輔の持ち味の真っ直ぐで熱いハンサムでスマートな古代へと
リニューアルされ

全体的に「トップガン」的スマートでスタイリッシュな造りになっている点が
昭和の旧作ヤマトファンの不評を買っている所でもあるようです


『地球滅亡まで、あと365日』


-第二話-
『我が赴くは星の海原』


超巨大ミサイル発射からヤマト発進まで描きます。

超巨大ミサイル発射シーンは、前作を踏襲してますので
ファンなら ニヤニヤ しながら見る所。

今回物語を流動的にしたい為か、幾つか前作に無かったプロットを加え
整合性に欠く演出シーンを省く工夫をしています。

今回省かれたヤマトの名場面の一つである 行進シーン でしたが、常識的に考えれば
ミサイルが刻々と接近する中でやる筈が無いので 整合性を取る一環と考えれば
止む無き事でしょう。

メインの 発進シーン では
イスカンダルのメッセージカプセルがエンジンパーツの一部としたり
主人公着任の逸話等、一部設定を変えていますが

『フライホイール始動!』 というセリフに興奮し
超大型ミサイル迎撃にはしっかりあの発射音とあの音楽がかかり
轟々と立ち込める噴煙の中から突き進むヤマトの姿には感無量の一言です。

大興奮の回でした。

『地球滅亡まで、あと364日』






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【宇宙戦艦ヤマト2199 レビュー】次回は
[第2回] 第3話~第6話

★★★ 楽天エンタメナビ レビュー ★★★
第一次アニメ世代必見!!


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最終更新日  2023年02月27日 09時43分52秒
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