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紺碧の海 [ 梶よう子 ]価格:2,090円(税込、送料無料) (2024/11/26時点) 楽天で購入 八丈島生まれの留吉は、大工の棟梁をしている同郷の半右衛門の誘いで横浜へ移り、奉公先で商いを覚え異国語も学ぶ。偉ぶらず、やることは大胆で、強引さのある半右衛門に憧れていた留吉は「半右衛門の役に立ちたい」と思い続け、27年後ウィリアム商館で番頭を務めるまでになっていた。「鳥島へ行かないか?」半右衛門に声をかけられ島へ渡ると驚くべき光景が広がっていた。絶海の無人島で鳥を撲殺し、金を生み出す島へと変えた男、玉置半右衛門。その壮絶な人生とは!? 本書は、明治時代に実在した八丈島出身の実業家・玉置半右衛門の生涯を、半右衛門を支え続けた菊池留吉の視点で描いた物語。鳥島ではアホウトリを乱獲してその羽毛で巨万の富を得て羽毛長者となり、南大東島ではサトウキビ栽培を成功させた一代記ですが、時代小説にエンタメを加えた面白い作品でした。【満足度】 ★★★★
November 26, 2024
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警官の酒場 [ 佐々木 譲 ]価格:1,980円(税込、送料無料) (2024/11/25時点) 楽天で購入 捜査の第一線から外され続けた佐伯宏一。重大事案の検挙実績で道警一だった。その佐伯は、度重なる警部昇進試験受験の説得に心が揺れていた。その頃、競走馬の育成牧場に強盗に入った四人は計画とは異なり、家人を撲殺してしまう。“強盗殺人犯”となった男たちは札幌方面に逃走を図る…。それぞれの願いや思惑がひとつに収束し、警官の酒場にある想いが満ちていく…。 本書は、『笑う警官』から続く「道警」シリーズ最新作であり、シーズン1の完結作。物語では、古いワゴン車の盗難事件と女性支援団体への嫌がらせ、競走馬育成牧場での強盗殺人事件……など、主人公で刑事の佐伯を始め、かつて道警の不正に対峙したメンバーが事件に取り組み、それらが徐々に絡み合い、警察内部の問題だけでなく、社会のひずみを取り込みながら、メンバーの人生を描くものへと幅を広げたストーリーにもなっています。道警シリーズを通しての面白さは勿論ですが、自作からの新たな展開にも期待します。【満足度】 ★★★★☆
November 25, 2024
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ここ北海道新ひだか町静内では、今月の21~23日までが静内神社祭典で、祭典区での係の手伝いとして、昨晩は神社境内の本殿での御神籤とお守りの販売手伝いをしてきました。各種御神籤やお守りは、それぞれ値段も異なり、御神籤やお守りの販売係なんてやったことがありませんでしたから、最初は戸惑いましたが、慣れると案外面白かったです。ただ、各種お守りの写真は撮れませんでしたが、種類も多く、サッカー日本代表のJFAの刺繍が入ったお守りがあったり、携帯ストラップタイプのお守りがあったりと、とにかく種類も豊富。御神籤も、一般的な御神籤の他にも、お守り入りの御神籤など、複数の種類があり、おそらく有名神社や大きな神社であれば、更に種類も幅広くあるのでしょうが、それだけのニーズがあるということなのでしょうね。昨晩は神社祭典初日ということもあって、夜の境内はそれなりの人手ありましたが、混雑し合うというほどではなく、今日が本祭ですから、おそらく今晩と祝日の明後日の日中に、多くの人手があると思われます。ただ、昔の神社祭典は、お化け屋敷があったりと、子供が楽しめるアトラクションが幾つかありましたが、近年はそうしたアトラクションはなく、歌謡ショーなど、子供が楽しめるというよりも、高齢者が楽しめるようなショーが中心となってしまいましたが、これも田舎の町の神社祭典として時代の流れなのでしょう。僕らが子供の頃の神社のお祭りといえば、小銭を握りしめて、型抜きをやったり、ヨーヨー釣りやスマートボールや射的をやったものですが、今も大きな町や都市だと型抜きもあるのでしょうが、型抜きも少なくなり、僕らが子供の頃は境内でも複数箇所で型抜きをやっていたのですが、昨晩見たところ、型抜きをやっているようなところはなく、射的やヨーヨー釣りの数も少なくなっていて、こうした昔ながらの子供の遊びの伝統文化が少なくなってきているのは、何とも寂しい気がしました。
September 22, 2010
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