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babiru_22
活字中毒患者でもある私ことバビル３世の読んだ本を紹介します。
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April 27, 2010
カテゴリ： 今日の一冊
ブラックチェンバー
犯罪組織のブラックマネーを狙う「ブラックチェンバー」にスカウトされた警視庁の河合は、違法取引を追うべく台北、バンコク、東京へ。恐るべき犯罪計画が姿を現す！ 『フジサンケイビジネスアイ』連載を単行本化。
指定広域暴力団(山上連合)とロシアマフィア組織(アルガニザーツィヤ)が共同経営する六本木のストリップバーを内偵中に拉致された警視庁組織犯罪対策二課の河合は、殺される寸前(ブラックチェンバー)と名乗る組織に救われる。ブラックチェンバーは世界各国に支部を置き、国際的な違法取引を監視し犯罪組織に打撃を与える一方で、奪ったブラックマネーを資金源にしているという。刑事捜査のプロとしてスカウトされた河合は、警察を辞めてブラックチェンバーに加わることを決意する。ハードな訓練のあとバンコクに送られた河合は、格闘・銃撃戦のプロである女性メンバー、キム・チヒとチームを組むことに。チヒには戦い続けるための隠された動機が合った。山上連合とアルガニザーツィヤが扱おうとしている「商品」とは何か？ そして、人類を崩壊に導く恐るべき犯罪計画とは？
物語は、国際犯罪のクライムサスペンスで、以前に読んだ『欧亜純白』によく似た展開で、違法取引の国際犯罪の裏側に潜む陰謀が描かれます。読みやすい展開でもあり、大沢在昌らしい作品でもありましたが、展開の面白さはあったものの、個人的にはもう少しパンチが欲しい気がしました。
【満足度】 ★★★★
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