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babiru_22

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May 5, 2011
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全国ニュースにはなっていないようですから、知らない人もいるかと思いますが、ネット上で確認できた、福島第一原発事故での避難地域で飼育されていた家畜のうち、牛16頭が北海道新ひだか町、豚524頭が宮崎県へ受け入れされました。

【新ひだか】三石のパシフィック牧場に福島牛16頭到着 飼育困難農家から購入引き受け

被災地の豚524頭県内へ 綾町と都城市で受け入れ

特に上記の北海道新ひだか町三石のパシフィック牧場に、福島牛16頭到着した記事は、当ブログのコメント欄で、道民の1人さんから教えていただきましたが、北海道新ひだか町は、私の地元でもあり、新ひだか町三石は旧・三石町で、旧・静内町と合併して、新ひだか町にもなりましたが、地元住民の一人として、分かる範囲で書かせていただきます。

まず、福島牛16頭を引き受けたパシフィック牧場ですが、現新ひだか町の町長の実家の牧場でもあり、新ひだか町三石の黒毛和牛は「 みついし牛 」というブランド名で出荷されています。

その「みついし牛」に、みついし農業協同組合(JAみついし)のリンク先を貼っておきましたので、そちらでも確認できますが、主に東京食肉市場へ出荷されているようですが、細かなところまで調べたわけではありませんが、この「みついし牛」は、一般の流通ルートで流れている商品というよりも、一部の高級店や高級料亭などに出荷されているようで、こちら地元のスーパーなどでも、殆ど見かけることはありません。



ただ、一般的なスーパーや小売店での流通は、かなり限られているはずですが、ここ地元のお食事処の店では、地産地消として「みついし牛」のステーキやすき焼きなどを提供している店があります。

また、福島牛16頭を引き受けたパシフィック牧場ですが、受け入れた肉牛は全て繁殖牛のようですから、この牛自体は出荷されないはずですが、その繁殖牛からの子牛が出荷されることは、このままではありえますし、被ばくの影響がどのように子牛に出るのかは、専門家ではありませんから、分かりませんが、この福島避難牛を引き受けたこと自体、非常に問題のある行動であるとも思います。

ただ、引き受けた牧場が、町長の実家の牧場であることから、この問題は、間違いなく町内での議会などでも問題視されるはずで、私も個人的には町議などに直接意見提言させていただきますし、町民の一人として、福島避難牛からの出荷を何とか食い止めようと動いていくつもりです。

その「みついし牛」ですが、

みついし牛が最優秀賞選出 名人会肉用牛枝肉研究会【新ひだか】

という今年の記事にもあるように、東京都中央卸売市場食肉市場で開かれた「第25回名人会肉用牛枝肉研究会」で、みついし牛(黒毛和牛)が成績トップの最優秀賞に選ばれたほか、町和牛センター生産の2頭も3位に当たる優良賞を受賞したほどで、畜産牧場での努力も評価されましたが、福島避難牛を引き受けたことで、ブランドの価値は大きく下がるのは間違いないでしょうし、北海道の畜産のイメージダウンにも繋がります。

そして、肉牛ですから、乳牛とは違って、牛乳や乳製品などでの出荷は絶対にありませんが、北海道の牛乳や乳製品に対しても、売れなくなる恐れもありますし、被ばくされた福島牛を引き受けることで、他への様々な影響も懸念されます。

口蹄疫や鳥インフルエンザは問答無用で全頭処分されますし、今回の福島第一原発事故で、避難地域内の家畜の殺処分も決定したにも関わらず、このように一部とはいえ、引き受け先があったことは本当に残念です。

チェルノブイリでの事故の際には、瓦礫は勿論のこと、家畜も避難区域内のものは、現地処分されましたが、こうした対応すら、政府は責任逃れで対応していません。

北海道は畜産、そして農業も盛んなところで、日本の農業を担っている地域でもありますが、福島牛16頭を引き受けたパシフィック牧場が、どのような考えで、引き受けたかは分かりませんが、引き受けるにしても「絶対に出荷はさせない」と明言すべきであり、流通させることは、被害の拡大に繋がる恐れもあるのですから、引き受けた理由、そして流通させないことをハッキリと示してほしいですし、これをしなければ北海道産の不買運動にも繋がりかねないだけに、新ひだか町の自治体としても、明確な情報を出すべきです。



牧草の禁止地域設定へ 農水省、16都県に調査依頼

の記事にも

農水省によると、汚染された牧草を食べた場合、乳牛は放射性ヨウ素がすぐに原乳に混じる。放射性ヨウ素は半減期が短いため肉牛は成長の過程で薄まるが、半減期が30年と長い放射性セシウムは筋肉などに残ることがわかっている

ともありますが、福島県で汚染された牧草を食べた場合は、肉牛は半減期が30年と長い放射性セシウムは筋肉などに残ります。

繰り返しとなりますが、新ひだか町三石のパシフィック牧場で受け入れた肉牛は、繁殖牛でもありますから、その牛自体が流通されることはないでしょうが、被害の拡散を防ぐためにも、身内の町長や、更には道庁に働きかけて被害対策を求めるべきです。





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Last updated  May 5, 2011 12:37:17 PM
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