わくわくBOOKランド 今日の一冊

わくわくBOOKランド 今日の一冊

PR

Keyword Search

▼キーワード検索

Profile

babiru_22

babiru_22

November 20, 2025
XML
カテゴリ: 今日の一冊


 見てしまえば、だまされる。世界錯覚コンテスト4度の優勝。「世界一受けたい授業」などでもおなじみ。杉原厚吉教授が錯視のトリックと制作の舞台裏を解き明かす!!

 同じ長さの線が違う長さに見え、平行線が平行でなく見えるのはなぜ? それは3次元での奥行きを2次元の網膜画像から、脳が勝手に“決め打ち”してしまうため。奥行きには無限の可能性があるのに、脳は「?!?」と、なじみの世界に置き換えてしまうのだ。しかし錯視は遠近法、印象派、キュビズムなどの芸術に欠かせない脳体験でもあった。数理情報学の専門家である著者は、数学的な可能性と脳の認識のギャップを利用して錯視立体を制作し、その過程を惜しげもなく公開。軽~い錯覚ワールドの快感を提供しています。

 本書は、古典的錯視を利用したお絵描きを集めた「錯視絵で遊ぶ」、実在するのにありえないように見える錯視立体を紹介する「不可能な立体を作る」、絵と立体を混同するために生まれる錯視を紹介する「絵と立体のはざまで」の3つの章から、錯覚アートについて書かれています。錯視を利用したアート作品、いわゆるトリックアートは、人間の目の錯覚を利用して立体的に見える絵画や観る角度により印象が変化する作品となりますが、視覚で得た情報を脳で処理する際に起こす勘違いが不思議な現象を起こす仕組みが分かり、楽しめました。

【満足度】 ★★★★





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  November 20, 2025 10:12:06 PM
コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Favorite Blog

ぱるぱる(*^^)v パルサ〜さん
反抗期おてんば娘と… アダージオさん
シナリオで観よう! れいじさんさん
楽天オークションに… ガォパォさん
和風あん餃子夏目家◆… 豊橋:餃子の夏目家さん

Comments

臼井 奈保子@ Re:『フェイクフィクション』誉田哲也(07/08) もしかして、北海道の方ですか? 20年以上…
ゆきこ@ 日本にとって大切な参院選 初めまして、こちらのブログとは場違いな…
とおりすがり@ Re:昨日の出来事(4/20)(04/21) 逮捕は刑罰の一種ではない。刑罰の意味で…

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: