笑 店

August 1, 2005
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カテゴリ: 小話
楠田 枝里子さん著書、「ナスカ 砂の王国」に

こんなお話が載っています。


手足がなかったり、兎唇だったり、皮膚病で

全身かさぶただらけだったり、ハンセン氏病に

冒された人まで描かれた、ナスカの土器は、

鮮やかに彩色され、形作られて、水入れや皿、

酒びんなどとして、宴の席に登場する


私たちが 現在身を置いている、管理・規格化された

社会では、ややもすると疎外されがちな人々が、




先天的にせよ、後天的にせよ、心身に障害を持ったものは、

神に選ばれた尊い存在として、皆から歓迎されたという。


同情でも、保護するというのでもない。

積極的な意味で、尊敬されていたのだ。


それは、どういう形で生を受けたものでも、

一構成要員としての 役割と居場所を与えられる、

実に包容力のある社会のありようであった。


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タイムマシーンがあるのなら、遊びに行きたい所である。





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Last updated  August 1, 2005 11:44:45 AM
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