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モービルコントロールに挨拶をした直後、ブレーキがリリースされて、機体がグングンと加速していきます。ブリーフィングルームから見るとそれほど、急加速しているようには見えないT-7ですが、乗ってみると結構体にかかる力は凄いものがあるんですよね。昨日に比べ、天気はかなり回復していたので、基準線も所々はっきりと出ていました。昨日と同様に雲を避けつつ上昇。とは言え、揺れはまったくに近く無く、快適なフライトとなりました。ちなみにCP-1ではI haveの状態で降下中に機体がガタガタと揺れだしたので少し焦りました。今日はそんなことも無く、基準線もところどころはっきり分かる状態。それでも雲に挟まれた状態で、目標物がとりにくい状態でした。それでも、昨夜の自習時間にいらっしゃったパイロットの方に言われたとおり外を見て基準線で姿勢を調整します。最初の検定課目、直線上昇・上昇旋回1回の練習の後、検定です。上昇姿勢を保った飛行姿勢で「I have control」緊張もほとんど無い状態で操縦を受け取り、目標物を見つけます。とは言っても雲しかないので、特徴のある雲を見つけて、「右旋回いきまぁ~す!ロールイン!」バンク(機体の左右の傾き)をとって速度に注意しつつ旋回します。「ロールアウト!」バンクを水平に戻します。旋回中に速度が速くなってしまったので、バンク(機体の前後の傾き)を少し上げて速度を戻してから、姿勢を保ちます。続いて上昇から水平飛行への移行(レベル・オフ)教官からレベルオフ高度の指示が出ます。「じゃぁ…レベルオフ高度X000ft」「レベルオフ高度X000ft。了解」と言って操縦桿を押しバンクを水平にとります。操縦する時に手元を見てしまいそうになるのを我慢して、感覚だけでトリムを操作します。大体、舵圧(CP-1参照)が抜けたところで今日は忘れずパワーレバーを操作します。体が少し後に押し付けられます。チラチラと手元を見ながらトリムを舵圧を完璧にあわせます。水平飛行でラダーをあてるのはプロペラの回転に伴う機体のブレを垂直尾翼の動翼で打ち消すためにだと思うのですが…。まぁ細かい事は入隊できてからにしましょう!っで、レベルオフが終了。「レベルオフ高度…終了!高度X000ft」ってな訳で手順を忘れることなく無事、水平飛行に移行できたのですが、500ftはずれてましたかね…。緊張ではっきりとは覚えてませんが…。続いての検定課目は普通旋回。こちらも1回の練習の後、検定開始。バンクをとり、出来るだけ基準線を一定に、同じ角度を保ちながらとやるのですが、やはり高度がずれます…。水平飛行に戻った時は悲惨でした…。普通旋回も終わり、今日から導入される新しい検定課目が急旋回。初めてなので検査官の方の教示があります。説明をしていただきながら、ロールインしたと同時に、体に少し強め(と言っても2Gもないので1.2Gくらいでしょうか。)の加速度がかかります。教示の間にバンク角の基準となる機体の点を見つけます。続いて練習。先ずは左旋回。先ほどの教示とは違い、加速度が体にかかりません。ふと、高度計を見るとドンドンと下がっていく高度…。バンク角がきついので揚力が失われ、高度が下がっていくのです。そこで操縦桿を引いて高度を維持するのですが、それをバックプレッシャーと言います。ってなわけでバックプレッシャーをかけつつ、体に一定の加速度を感じて高度を維持。ところが今度はバンク角がばらつき、検査官の方から「バンクが深いからもうチョット浅く」っとアドバイスを。同時に2つのことを保つのは難しいのです。っでなんとか右旋回を終了。続いて左旋回。要領をつかんだのか、高度計の針も指定の高度から±100ftぐらいに抑えて練習は終了。続いて検定です。練習で慣れたはずなのに上下しまくる基準線…。緊張もあるし…初めてだから…。っと割り切りましたが…。水平飛行に戻り、検定終了。続いて動力降下・動力降下旋回。こちらは上昇旋回と違い、降下姿勢にするところからです。まず、ピッチを下げて…。パワーをに絞ります。機体が若干揺れて気体がバランスを崩します。それを操縦桿で動力降下の姿勢を保ちます。ラダートリムを合わせ、エレベータートリムで操縦桿にかかる舵圧を抜きます。これで、動力降下の姿勢が完成!続いて旋回して行きます。目標物をとり、「左旋回いきま~す。ロールイン!」と言ってバンクをとります。上下する基準線。機体が安定しません。よってスピードも変動が激しく、±15ktは変わっていたでしょうか…。「ロールアウト!」右旋回もやって、動力降下旋回は終了。続いて最後の検定課目、降下から水平飛行への移行(レベル・オフ)です。指定された速度になかなかあわせるのが難しく、相変わらず基準線はぐらぐら。検査官の教官からレベルオフ高度の指示が出されます。「じゃぁ……レベルオフ高度6500ft」「了解、レベルオフ高度6500ft」操縦桿を引き、指示された高度付近で機体を水平にして、パワーを開きます。すると機体は加速して、体が若干押し付けられ、体で機体の動きを感じます。ラダートリムを調整し、エレベータートリムで舵圧を抜いて水平飛行の状態が出来ました。これでCP-2全ての検定が終了。終わった後に検査官の方から「降下中に基準線が動いてるから一定にするように」っとアドバイスを頂きました。やはり思ったとおりでした…。とは言え、CP-1に比べたら上出来。気持ち的にも楽で、自分で操縦しているんだ!と言う実感がありました。自分の搭乗している飛行機は検査官の方の操縦で、防府北基地へと戻っていきます。天気はいっこうに回復せず、山の谷間や山頂付近には霧のような雲が漂っていました。「酔ってない?大丈夫?」っと体調を気遣ってくれる教官。「全然大丈夫です!」っと答えると、「じゃあ2Gかけるからね」っと教官。 「はい!?」っと言ったか言わないかの状態で、機体が大きく左にバンクをとったかと思うと、体にかかる心地のよい加速度。Gメーターを見るときっちり2Gを指していました。そして教官が「じゃあ次は3G」と言って今度は右に大きくバンクをとると左側の景色はほぼ地面でした。そして、急旋回。するとGメーターはきっちりと3Gを指し、体が重く感じられました。腕を持ち上げてみると、確かに腕全体が重い。これがG(加速度)か…。っと感動していました。普段の生活では絶対に味わえませんからね!山側から基地に近づいていたので、雲が邪魔のようでした。すると、「普段はダメなんだけど、雲を避けると言う名目で。」っと言って一気に高度を下げていきました。流れていく景色。スピードを感じます。地上の民家などがはっきりと見えたりと、スピードと飛んでるという感覚がはっきり感じました。あっ!誇張して書いているので間違っても地上すれすれを飛んでいるわけではありません。基地が見えてきても会話が続きます。3次試験が終わった後、何をするかとかで部活をやるとかそういった話に花咲かせていました。そして北側(山側)から基地に接近。グーッと回ってショートファイナルで着陸。スポットに戻り、エンジンカット。飛行幹部候補生の方の誘導で機体を降りて救命装備品室にもどりました。ブリーフィングルームに戻ると、体調のチェックをされて紙コップを…。 尿検査から帰ってきて昼飯にも行き、他の受験生とわいわい話していると、呼び出しがかかりました。そして、何故か業務車で、基地の医務室へ。医務室の待合室で待っていると、また、呼び出され再び業務車に乗って防府南基地へ行きました。ここ(防府南)で何をするかと言うと、脳波検査です。防府南基地の医務室の奥にある小部屋で、医官の方の指示の通りベッドに仰向けになり、頭に電極をつけまくられます。鏡も見てないので分かりませんが、相当滑稽な姿だったでしょう(笑)そして、目を瞑る様に指示をされ、小部屋の電気が消されました。体調はフライト後でクタクタ。満腹の状態で寝不足も手伝って、物凄い睡魔が襲ってきます。自分では起きているつもりでも、寝てしまいかけているのか、「もうちょっとだからねぇ」っと医務官の方。途中、フラッシュライトのようなものを目を瞑った状態で点滅させられたり、腹式呼吸っぽいものをさせられたりと、どれくらい時間がたったかわからないまま、脳波検査終了。「成績良いでしょ?」っと医務官の方。「下から二,三番目ですよ(汗) 何かそれっぽい脳波でしたか?」っと聞くと「集中できそうな脳波してるんだけどねぇ。理系?」っと医務官の方「はい…。(脳波は)異常ありませんでしたか?」っと聞くと、「やっぱりね!異常があるか無いかはは言えないけど…。成績良くないなら努力が必要ってことだよ」だそうです(汗) この調子なら脳波のほうは異常なさそうですね。ただ、成績に異常があるのは努力が足りないと言う事は明確になりました…。再び、防府北基地まで車で帰りましたが、若干、酔いました…。自衛官の方の運転が原因と言うより、車に原因が有ったのではないかと…。T-7で酔わずして、なぜ車で酔う! 午後からのフライトCP-3はCP-2が長引いたため(?)延期。また1日伸びました。夕方になり、夕食。居室に戻り、風呂に行き、昨日買った石鹸で頭も…。皆様も自衛隊に行く際は、シャンプーをお忘れなく!ってな訳で、髪の毛ぱさぱさで隊舎に戻り、別の居室の自衛官の方と色々なおしゃべり。っで、自然と話は幽霊の話に…。胡散臭い話とは言え、結構自衛隊では幽霊が出るって言う噂は多いようで、口をそろえて、あの基地はよく出るとか言う話をされていました…。一方、自室では、航学の方がいらっしゃって、何やらためになる話をしていたそうです。自分はと言うとその怪談話に震え上がっていたのですよ…。震える前に、その為になる話を聞くべきだった…勿体無い事しました…。ってな訳で、航空学生第3次試験4日目も無事終了。昨日とは違い、今日は飛んだと言う実感に包まれて、ニコニコしながら慣れないベッドに挟まって眠りにつきました。
2008.12.09
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いきなりブレーキがリリースされ、体が座席に押し付けられます。 ドンドンと後ろに流れていく景色。この感覚たまらない!っと離陸の瞬間を楽しみます。そして機体は宙に浮き上がりました。しばらくしてギアアップ。ドンドンと高度が上がって行き、下には防府の町が見えてきました。一昨日通って来た道や、防府駅。空からの眺めは最高です。ただ、天気が悪かったために、低空での気流は乱れており、常に機体が揺れている様子。さらに、エアポケットに入り、急に体が浮き上がりました…。これにはさすがに怖かったですが、小型機はこんなに揺れるものなのか!?とかも思いました。さすがにだんだん慣れてきて、揺れも何てことなくなりましたが、酔うんじゃないだろうかと相変わらずビクビクしていました。ちなみに同じ5波で出た先ほどの受験生は手を振った瞬間にもう酔うとかは忘れていたとか(笑) 機は何重にもなった雲の隙間を縫うように上空に上がり、ついに下層雲を抜け、中層雲との間に出ました。揺れもいつの間にかなくなっており、安定した飛行になっていました。高度は大体6000~8000ft(約2000m~2500m)くらいの高度で水平飛行に移行。ここで教官が飛行についての教示がありました。降下した時、上昇した時の基準線(地平線・水平線)の見え方や、旋回時の基準線と翼の位置関係など一通り教えていただきました。「それじゃあ操縦渡すからね。You have control.」「アッ…アイハブコントロール…」緊張でガチガチになりながら恐る恐る操縦桿を握り、指示された操作をして旋回などをやってみましたが、いまいち分からない…。何が分からないかというと、自分が操縦していると言う自覚。ただ分かったのは、操縦桿がほとんど動かないこと。操縦桿を握ってみると、地上では全ての方向に 15cmづつくらいは動いていたのですが、上空では数cmも動きません。まるで固定された棒を握っているように全く動かないのです。これは、飛んでいる間は翼についた動翼(文字のまんま動く翼。気流に変化を与え姿勢を変える飛行機はこの翼を動かして姿勢を変えます。)に当然、風圧がかかります。水中では進行方向に手のひらを向けてを動かすのに力が要るのと同じようなものですね。このとき翼にかかる圧力がそのまま操縦桿にかかるから操縦桿が動かないと言う事のようです。ちなみにその圧力を舵圧と言うそうです。もう1つ今回の試験で知った事なのですが、操縦桿は一度引いて、機体が上に向けば、操縦桿を中央に戻せば上昇すると思う方が多いでしょう。実は間違いで、上昇し続けるには上昇している間ずっと、操縦桿を一定の位置まで引いとかなければならないのです。もちろんこの間も舵圧がかかるので、腕が辛くなってくるんですよね…。降下も同じ。じゃあ筋トレすればいいじゃないか!って言う問題じゃなくて、この舵圧を無くしてやれば良いのです。ここで登場するのがエレベータートリム。細かい原理はほっといて、エレベータートリムを操作すれば上昇姿勢で操縦桿を固定したり降下姿勢で固定したり出来るのです。逆を言えば、エレベータートリムを操作しているのに水平飛行をキープしようとしていると操縦桿を中央位置に保たなければならないので、動く操縦桿を押さえとかなければならないのです。と言うわけで次はトリムの操作の練習。操縦を渡されて、先ずラダートリムの操作。続いてエレベータートリムの操作。教官が機体が上昇するようにトリムを操作します。それに対して自分は操縦桿を離すと上昇するので操縦桿を前に押し、機体を水平に保ちます。そして自分がトリムを操作して、操縦桿を前に押さなくても済むように舵圧を抜いていきます。続いてその逆。「機体が降下しないように操縦桿を引いてね~」と言われたので、操縦桿をめいいっぱい引くと当たり前ですが機体は急上昇を始めました。体にかかる少し強いG。そして…けたたましく鳴る失速警報…。パニックにはなりませんでしたが、焦りました。そしてすぐに教官が「アッ…I have control!」「You have control」と言う前に機体を水平に戻してもらえました(汗) そして教官「驚いた?」自分「は…はい…」教官「でも、自分でやったんだからね~」っと…。そして再び同じ練習をして、いよいよ検定課目の教示(デモンストレーション)。教官が上昇旋回を行いながら、基準線の見え方など、細かく説明してくださいました。続いて練習。手順などを言ってもらえるので、その通りに操縦していました。そしていよいよ検定。「You have control」「I have control」操縦が渡され、上昇している機体にバンクをとります。教官は喋れないので聞こえて来るのは無線のノイズだけ。「右旋回行きます。ロールイン!」…「ロールアウト!」「左旋回行きます。ロールイン」…「ロールアウト」緊張で自分が正確に課目をクリアできたか分かりませんでした。続いて、教官より「レベルオフ高度XX00ft」と水平飛行に移行する高度が指示されました。「了解…高度…レベルオフ…XX00ft」と復唱したものの、テキストの通りではない…。そして高度計、基準線を見つつ水平飛行になったところで教官に「レ…レベルオフ終了……………………XX00ft」とコール。高度計が読みきれず、指示されたままの高度を読み上げてしまいました。そしてCP-1の全ての検定が終わり教官「パワー忘れてたね。I have control」自分「アッ!ぁ……You have control」見事に手順を忘れてい、さすがにショックでした…。続いて水平旋回。こちらも教官の教示と練習の後、検定を実施。やはり高度が下がったり基準線がブレたりと納得の行かない飛行。そして最後の課目、降下旋回及び降下から水平飛行への移行。教示、練習とやって行き、いよいよ検定。目標物や基準線は見えにくいまま…。今度は手順も間違わずにやり遂げました。まさにやり遂げたと言う言葉がふさわしい。緊張と興奮で頭は真っ白。練習で体に残った感覚で飛んでいたような感じでした。操縦桿を教官に渡すと、色々な注意点を言われた後、「じゃあこれから基地に戻るからね~」っと言われ、機体が高度を下げていきました。耳はギリギリ耳抜きが出来ない状態。何とか耳の中の気圧を保っていました。更に高度が下がっていき、地上がはっきりと見え出しました。初日に降っていた雪がところどころ残り、更に紅葉した山はとても綺麗と言うか…優美でした。教官が「雪の中入るよ~」と言って山の上にかかった雲の中に入って行きました。回りに見えるものは雲だけ。キャノピーには水滴が付き、風で流されていく。上が明るくて下が暗い。真っ白な世界。下には山。高度を上げては居ましたが、F-1のパイロットだけあってこういうのは慣れているのでしょうか。雲を抜けると海に出てきました。そして海側から基地に接近。基地が見えるとグーッと旋回していき、きっちりと滑走路のど真ん中に合わせて着陸。技量の高さに感動。進入角指示灯を見ていると尚更その技量の高さを思い知らされました。着陸すると雨が降っていて、前席のキャノピーを教官が開けると水滴が飛んできました。そのままピットに入り、停止。エンジンが切られ、そのまま指示を待ちます。飛行幹部候補生の方がやってきて、キャノピーが開けられ、ヘルメットを取ると、「袋拾って足のポケットに入れて」と言われたので、太ももの上部に付いた書類止めを見ると、挟んでおいたお守りが無くなっているではないですか!見渡すと、床に散らばってました…。使わなかったから良かったものの、もしも必要な事態に陥っていたら、袋に手が届かず、機内にぶちまけてました…。終始酔うんじゃないだろうかと考えていたのですが、昼飯セーブして損しました。機体を降り、雨のぱらつくエプロンを飛行幹部候補生の方の誘導で、救命装備品室に戻って来ました。救命胴衣を戻そうとした時、声がしました。「ブログやってるえぬわい君?」ハッとして振り向くと救命装備品を扱っているOBの方…。自分「はぇいっ!?」「見られてるよ~全部(笑)」っとOBの方…。飛行幹部候補生の方も「ブログ?何のことですか?」と言って聞いていましたよ…。ハハハ…。教場に戻り、尿検査のコップをもらい、納得の行かず、後味の悪いフライトを終えて肩を落としつつ、トイレへ行きました。さて、以上でCP-1が終了したわけですが、天候悪化のためにCP-2は実施されず。体は風邪やら何やらもろもろでクタクタだったので、丁度良かったのですが、教場に戻るとみんな机に伏せて寝たり、元気の無い姿があちらこちらで見受けられました。自分も飛んだ感想を他の受験生と話したりしていると、呼び出しがかかりました。レインコートを受け取り若干名で医務室へ移動。医務室で眼圧(?)や色覚を調べられた後、心電図の検査となりました。心電図を受ける前の待ち時間、うたた寝していたのは秘密(笑)心電図は普通に横になって計った後、階段の昇降運動をやってから再び測定すると言ったものでした。一通り検査が終わり、教場に戻り、しばらくして全員夕飯。部活終わりのような雰囲気で飯を済ませ、食堂からの帰りにPX(売店)に寄って石鹸を買って居室に戻りました。そうして今夜も10時に消灯。また、パリッパリのシーツに挟まって横になりました。横になると、フライトしている時のGの感覚がよみがえってきました。「飛んだのか…」実感の湧かないまま、疲れですぐに眠りに入っていきました。
2008.12.08
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今年初めての陸上自衛隊の行事へ行ってきました。第3師団は自分が住んでいる京都府はもとより近畿二府四県の防衛等にあたっている部隊です。その司令部が所在する千僧駐屯地の第3師団・千僧駐屯地創立記念行事へ行ってきました。阪急電鉄はやっぱり安いですよ。JRはちょっとお値段が…。阪急伊丹駅からは無料のシャトルバス(人員輸送車2号)が運行されていました。駐屯地は国道を挟んで2箇所にか分かれています。歩道橋で行き来できるほか外に出れば横断歩道もあるので自由に通れます。戦車体験搭乗の整理券配布はすぐに終了していました。グラウンドへ移動して1時間ほど待つと観閲式に参加する部隊が入場してきました。第3音楽隊→第7普通科連隊→第36普通科連隊→第37普通科連隊→第3後方支援連隊→第3特科隊→第3戦車大隊→第3高射特科大隊→第3施設大隊→第3通信大隊→第3師団司令部付隊→第3偵察隊→第3飛行隊→第3特殊武器防護隊の順で入場してきました。今回は全てメモに取る事ができました。入場後しばらくすると式典が始まりました。その後は観閲式です。目の前を悠々と車両が通過していきます。第3飛行隊の観閲飛行は頭上を通過して行きとても迫力がありました。観閲式の後は第37普通科連隊の隊員による菊水太鼓の演奏があり、その後、この千僧駐屯地に所在する第3音楽隊による演奏がありました。その間にも着々と訓練展示の準備が進み、音楽隊による演奏が終わると、いよいよ訓練展示です。第3飛行隊のOH-6Dが会場に進入、奥の台に対し偵察飛行を行います。更に地上では第3偵察隊のオートバイによる偵察が行われます。同部隊の軽装甲機動車からも攻撃し、偵察します。オートバイは会場左手の奥の台の後方を回り離脱。続いて特科隊が展開しようとしたときです。敵により化学兵器が使用されました。素早く生物偵察車が展開、状況を調べ報告します。続いて科学防護車も展開。最後に除染車により除染し、そこに特科が展開。攻撃を開始しました。対人狙撃銃を持った隊員も展開しました。司令官などを狙撃するそうです…(怖 迫撃砲も展開、その後直接攻撃のため74式戦車や軽装甲機動車が展開、砲撃。これにより見事に敵を打破しました。訓練展示終了後、装備品展示をじっくりと回り、野外売店を覗いてみた後、厚生センターで何故か空自のストラップを買いました(笑)そうして帰りもシャトルバスで駅まで行きました。家の最寄の駅から歩いて帰ったので途中カーネーションを買ってかえりました^^
2007.05.13
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