親仁の意見-50男の素朴な想い

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September 16, 2007
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カテゴリ: カテゴリ未分類
三連休も明日でお終い。自由な時間を活用して、三番目の項目を書いて参ります。前回は「多数決」でしたが、僕の経験では「多数決」が嫌いな人は「自己責任」も嫌いであり、左翼系の人物に共通して見られる特徴です。

<左翼は自己責任が嫌いである>



さて、「自己責任」といえば、皆さん思い出すのは小泉首相が2004年4月の イラク人質事件 に際して、いみじくも「自己責任でしょう」と発せられたことだと思います。この言葉を巡って、左翼と、そうでない人達の間で意見が真っ二つに分かれました。ここで「そうでない人達」という言葉を用いたのは、「左翼」の反対は「右翼」だけではないからです。要するに、左翼的発想は間違っている、と考える人達は大勢いて、そのごく一部が「右翼」と考えるのが妥当だからです。

普通の感覚の人であれば、イラク戦争勃発以降、日本政府から何度も渡航自粛勧告と退避勧告が出され、渡航先として危険地域に指定された場所へ、個人が私的理由で出掛けて行くこと自体、非常に軽率な行動であり、結果として現地のゲリラに拉致されたとあったら、本人達の基本的な判断ミスであると、容易に結論が出るところです。これに対し、例の三馬鹿の家族の非常識振りは論外としても、左翼の側から発せられたコメントは実に愚劣極まるものでした。

今回は、拉致された三馬鹿を糾弾するのが目的ではないので、事件の全貌は こちら で確認願いますが、彼らが周囲の反対を無視してイラク国内へ立ち入らなければ、この事件が起きなかったことは明白な事実です。これに対し、左翼陣営の主張は、「日本が米国に同調して、イラクに自衛隊を派遣したから拉致事件が起こった」というものでした。

更には、三馬鹿救出のため、自衛隊をイラクから撤退させよ、とまで言い出しました。彼等の無思慮な行動とそれへの批判は一切なく、あたかも日本政府の責任であるかのような声明は愚劣極まるものですが、如何にも左翼が言いそうなことでもありました。僕は、初期段階で左翼をエスカレートさせた責任の一端は、マスコミにあると思います。事件発生当時、マスコミは三馬鹿の家族の非常識な訴えを生で報道するだけで、どちらかといえば政府の対応の遅れを批判するような論調だったのです。

ところが、三馬鹿の一人の弟・妹による非常識な訴えに対して、良識ある視聴者から批判の声が上がり、マスコミも一転して三馬鹿と家族に対する批判的報道を始めました。この様な時に「自己責任論」が巻き起こり、次第にこれが優勢になって行ったと、僕は認識しています。

この事件、卑近な例で語るならば、遊泳禁止の水域に、監視員の制止も聞かずに入って行って、案の定溺れてしまったのですが、自分達の過失は棚上げし、「何で助けないんだ、早く助けろ」と喚き散らしている状況と同じです。国としては、人命尊重の立場から一切の経緯を抜きにして、外務副大臣を隣国に派遣し、救援体制を敷きました。この事件はイラクのイスラム聖職者の働き掛けにより、被害者の三馬鹿は無事救出されましたが、僕は個人的に、実質的な身代金が政府により払われたのだろうと思っています。

左翼が「自己責任」を嫌う理由ですが、不幸な状況や結果に対する原因追求において、彼等は内部要因ではなく、外部要因のみを問題にする人種だからです。要するに、「他人のせい」にするのが常態化した精神構造の持ち主なのです。

それと同時に、左翼の連中は「依頼心の塊」です。「何々をしてもらう」ことを当然と考えているから、自分の過失は棚上げして、国に「助けて貰う」ことを声高に要求する訳です。助けてもらうにしても、何度も渡航自粛勧告と退避勧告が出された場所へノコノコ出掛けて行った大失態に対し、一言でも謝罪なり自己批判があれば事態は全く変わっていたと思います。まあ、左翼の立場に立つと、それを認めることは「自己責任」を認め、彼等の存在意義すら失うことを知っているから言えないのだと思います。

結局、「人の道」に反することを無理矢理進めようとするから彼方此方で破綻し、多くの人からの支持など得られないのです。「自己責任」という考え方は、左翼か否かを炙り出すリトマス試験紙と言っても宜しいと思います。





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Last updated  September 17, 2007 02:51:04 AM
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