親仁の意見-50男の素朴な想い

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January 9, 2008
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昨日の日記で、 「明日以降にその薫陶の内容が詳しく紹介されそうなのです」 と書きましたが、今日の「私の履歴書」で前FRB議長、 アラン・グリーンスパン氏 は「アイン・ランド女史」からの薫陶を、かなり詳しく語ってくれました。以下、その一部を引用します。



私はもっぱら市場の効率性や市場がどう機能を果たすかに関心を持つ26歳のエコノミストにすぎなかった。ランドはそのくびきを取り払ってくれたのだ。歴史や文化、社会のあり方に興味の対象は広がっていった。

思想・言論の自由など市民的な自由の大切さ。法の支配や個人の財産権が守られていることの重要性。こうしたことに目を開かれていく。市場が機能するためにも、これらが欠かせないことも理解するようになった。

個人の自由を尊重し、国家の介入を厭う、今ではリバタリアニズムと呼ばれる考え方が私の価値観となった。これはまさしくランドの考え方でもあった。

<中略>ランドに出会ってから(注:1952年頃)、私は彼女のアパートで毎週開かれる集まりに常連として参加するようになる。時に徹夜になるほど、いつも真剣な議論を繰り広げた。

グループは「共同体」と自称していた。これは仲間内の一種のジョークだ。ソ連共産主義を憎んだランドは「共産主義とは野蛮な共同体主義」と考えていたからだ。

「共同体」での週一回の会合はそれから10年以上続く。ランドは私の人生を安定させてくれる存在になった。後に大統領経済諮問委員会(CEA)の委員長に就任(注:1974~77)した際の宣誓式で、私の隣にランドが立っていた時はちょっとばかり注目を集めた。
 引用終り

この中で、 「個人の自由を尊重し、国家の介入を厭う」 というのが正しく「リバタリアニズム」であり、一面「強者の論理」という解釈も可能ですが、それは余りにも皮相的な見方だろうと思います。 この基本的な概念は米国憲法の支柱になっており、米国社会の重要な一面になっている のであり、決して弱肉強食の競争社会を礼賛しているのではなく、創造力豊かな個人の自由な活動と自助努力に、最高の価値を認めているからです。

そしてこの思想は、あの有名なJ.F.K.の演説 "Ask not what your country can do for you, but ask what you can do for your country."(国が何をしてくれるかではなく、自らが国に対して何を貢献出来るか問うて欲しい) にも脈々と繋がっています。何か、日本人の僕が感銘するのも滑稽ではありますが、ランド女史--御自身はユダヤ系ロシア人で米国へ移民された方--とは、米国の精神的根幹を明確に整理された人物なのだろうと思います。そして、それは「個人主義と自己責任」が信条の僕という人間にとっても、この先、大きな啓示を与えてくれる存在となるのかも知れません。





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Last updated  January 9, 2008 09:55:04 PM
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