6.そして、極め付けは、この上なく格調高い「歌詞」だろうと思います。S&Gの歌詞は平易な語句の連なりの中に、彼等の哲学が伝わって参ります。彼等が訴えていたのは現代人の孤独と、その中で必死に自分を伝えるべく葛藤する個人だったように思います。「サウンド・オブ・サイレンス」では、 "People talking without speaking, People hearing without listening........within the sound of silence"
という一節が印象的でした。そして、高校生だった僕にとって、彼等こそ英語の先生だったのです。「ボクサー」