そこで今回は今まで無宗教でお寺さんのことなどにも関心を持っていなかったけれど、マサ江との別れによって檀家となった天台宗興禅寺の総本山「比叡山研修の旅」に参加することにした。それは彼女への思いを見直す場でもあるような気がしていた。
参加者は住職を含めて28名。自分住む区内からは一人だけの参加だがバスに乗り込むと約半数の人が顔なじみで安心する。
高速道路を彦根まで走り、琵琶湖大橋からいよいよ比叡山へ。最初は「横川地区」、ここでは「横川中堂」「四季講堂」をお参りしする。今日、明日とガイドをしてくれるという方は30年以上も案内をしているというがこの話術も飽きさせないので楽しい。この参堂の脇にたくさんのミツバオウレンがもう咲いているのには驚く。
次は西塔地区の釈迦堂と最澄の眠る聖域、浄土院へ。浄土院は菩薩戒を授かった「侍真」という高僧が12年間ここにこもり、外界と隔絶された環境で最澄の霊前につかえるという。
今日の最後は「大講堂」。ここには「日本仏教の母の地」といわれる比叡山で修行した各宗派の開祖の木造がある。恥ずかしいことだが、たくさんある宗派の開祖もすべてこの地、比叡山で学んだ人だったことを初めて知った。
今回私たちの旅に同行したのは住職のほかに、この比叡山に20年以上つかえたIさんという尼僧も同行してくれて、一般の方か立ち入れない場所や時間の調整などしていただき、各箇所で読経をあげてくれた。
宿泊場所の「延暦寺会館」は新築されて2年とかで立派なホテル並みの施設。部屋から見下ろす琵琶湖とその周辺の景色は素晴らしいところだった。
写真は最澄の眠る「浄土院」。この拝殿の裏に御廟がある。

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