やまぶろぐ・登る呑む撮る滑る山ブロガー

2014/07/21
XML
テーマ: 沢登り(77)
カテゴリ: 沢登り
140721-12.jpg


140721-13.jpg
大きな滝が現れた。本流は右方であるがこの滝には右岸に目印が付けてある。おそらく釣り師のものなのだろう。会長がするすると登って行く。

140721-14.jpg
振り返ると夏らしい輝きが広がっている。とても気持ちがよい。

7:35 835m 三又、真ん中は雪、本流は右手。魚影が走る。やはりいたのだ、嬉しくなった。

7:53 885m 小さな分岐、右手。

140721-15.jpg
7:58 910m クランクに残雪。

140721-16.jpg
8:01 920m ここからは土倉谷の核心部となった。一つ目の滝。

中央にうまい具合にバンドが横切っており、先行する二人はロープなしで登っていった。やまやろうはウェストポーチのカメラを防水袋に入れて滝を横切ろうとした。ところが頭から冷水を浴びて息が止まり身体が硬直する。水の中にホールドを探すもなかなか見つからない。

そうこうしていたら水がどばどばウェストポーチにかかっているではないか。慌てて脱出したが、ポーチの中は水浸し。だらにして水は軽くかかる程度と思っていたから、防水袋の口をロックしていなかった。だらはやまやろう、カメラが濡れてしまった。幸いカメラは動いてくれた。



140721-17.jpg
二つ目の滝。わずかなホールドと微妙なスタンスでフリー越え。

140721-18.jpg
三つ目の滝。倒木が動かないことを確認してからホールドとする。二つ目の滝も三つ目の滝も、会長はフリーで下れると言うがどうかなあ、結構難しいよ。滑れば滝壺まで落ちるし。

140721-19.jpg
8:14 950m 四つ目の滝。直登不能だ。左岸は立っていて厳しい。右岸から高巻くしかなさそうだ。一応今回の遡行のリーダーであり現役代表なので、やまやろうが先頭に立った。確保支点が取れないので、空荷となってロープを垂らしたフリーソロ。

右岸右手の滝のバンドに逃げたくなるが、手がかりが垂直になるのでルートとしては良くない。左方に見えるギボウシやシダの根本を掴み、ねっとりとした泥壁にフェルトソールを擦り付けてしがみつく。

手がかりはぶちぶちと切れていく。もう登るしかない。ハンマーのピックを叩きこんで支点とする。かなり際どい状態なのだが頭は冷静になっていて「ここで落ちたらどうなるのかな」とか考えながらわずかなホールドを探していた。

じわりじわりと這い上がり、何とか潅木に確保点を取った。バックパックを引き上げ、後続のためにロープを固定する。

140721-20.jpg
会長は滝側にトラバースして別の支点を作った。そちらは滝の上まで行けるのだ。Yたさんには、ロープを付けて上がってもらいそのまま会長側へ進んでもらった。

8:56 960m 登攀終了。この滝には潅木があるから懸垂下降ができるが、下の滝はどうだろう。抜けた方が楽ではないか。帰りの足は登ってから考えればいい。

140721-21.jpg
ほっとするひと時。

140721-22.jpg
核心部を越えたらもう大きな滝は出てこなくなった。

140721-23.jpg
どこの雪渓だ、猫又谷左俣か?





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2014/08/01 07:05:48 PM


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x

PR

Profile

やまやろう

やまやろう

Free Space

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索


© Rakuten Group, Inc.
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: