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確かに、「○○の神」や「お仏様」は信じていると言う人も多かろう。
それは、「信仰の自由」であるからいいとしょう。
だが、絶対的に信じなさいと言われたならばこれは人によっては苦痛である場合もあるで
あろう。
絶対に、「天国と地獄」を信じなければどんな公務員にもなれないと言われたならば、国
民はどうするであろうか?
アメリカのテネシー州法 9章第2項(神の存在を否定するもの)。
「死後の世界に天国と地獄が存在することを否定するものは、テネシー州においては公
職につくことができない」。
なんと、神様と鬼や 閻魔 様 を信じなさいとある。
良かったですねぇ皆さん、日本に生まれて。
日本国憲法第19条(思想及び良心の自由)、
「思想及び良心の自由は、これを侵してはならない」。
これと比べると、雲泥の差がある。
そう言えば、アメリカ大統領が就任する時には必ずと言っていいほどに「神を信じ」とか
「神の名において」などと言うセリフを吐く。
まぁ、キリスト様を信じるお国であるから止むを得ないのであろう。
もっと面白いことに、日曜日に働くことは違法である言う法律もあった。
やはりアメリカで、サウスカロライナ州法である。
<日曜日及び、祝日と他の特別な日第一章>。
「日曜日に働くことは不法である。
普通日曜日と呼ばれる週の初日に、必要な仕事とチャリティを除いて一般的な仕事をして
はならない」。
う~ん、確かにいいことである。
日本人は、とかくセコセコと働き攻めである。
私生活や家庭よりも、会社が優先するようである。
とは言え、「子供が日曜日に遊ぶためには、免許証が必要である(テネシー州法)や、「車
の販売、及びレンタルは日曜日に行ってはいけない(ウィスコンシン州)」となると、幾らな
んでも過酷法と言いたくなる。
まぁ、安息日と言うことであろうからそれもいいだろうが、随分とクドイ規律であると思っ
た。
もっとも、どこかのお国のように断食するところもあるから、これは腹が減らなくてまだいい
方であるかも知れない。
ところで、これとは全く以って違う話しであるが最近珍しいことに出会った。
と言うのは、「少年新聞配達」のことである。
見慣れない、まだ中学くらいの少年が我家の玄関で「お早う御座います」と元気な声を出
した。
多分、マラソンか何かの練習かと思い気やなんと新聞の配達だと言う。
これは、「労働法違反」に該当するのではないかと思った。
聞いて見たなら、お兄ちゃんが風邪を引き寝込んでしまったのでその代わりだと言う。
まぁ、配達を休むわけには行かなかったのであろう。
確かに、新聞は未だかと待っている人もいることであろうから。
しかし、 15歳未満の者は夜の10時以降から朝5時までは労働禁止 である。
この季節、朝5時と言っても真っ暗である。
たまたま、雪が降ったために少し早めに外灯を点けて玄関前の路上に出た。
この我家の前の通りは、小中学生の通学路にもなっている。
一掃いしょうかと思って、箒を片手にして出会ったと言うわけである。
感心もしたが、反対に新聞販売店に疑問を感じた。
労働基準法第56条(最低年齢)、
「使用者は、児童が満15歳に達した日以後の最初の三月三十一日が終了するまで、これ
を使用してはならない」とある。
意外と、遵守されていないことに驚いた。
ついでだが、「18歳未満の児童を解雇した場合は、故郷までの帰りの旅費を出すべし」と
もある。
また、「業務上に於いて亡くなった場合は、給料六十日分を葬儀代として給付すべし」とも
ある。
意外と親切丁寧に、保護されているわけである。
覚えていて、損はあるまい。
お国が違えば、やはりその法律も 自 ずと違ってくるものであるが、それにしても中には 「金
魚を金魚鉢で飼ってはならない(イタリャのモンツァと言う町)」 などと言う条例もあって、つ
い笑い出したくなる法律もあるものである。
その理由は、金魚が彎曲に見えて実際とは違った見え方をするからだと言う。
と言うことは、誰かが金魚になって水槽に入って見てのことなのであろうか?
これは多分にして、「動物愛護精神」から生まれた発想かも知れないが、果たして金魚は
どう思っていることであろうか、聞けるものであれば一度聞いてみたいものである。
そのうち、「モルモットを飼育し、医療用として実験に使ってはならない」などと言う法律が
どこかの国で制定しかねないかも知れない。
最後には、「全ての動物を狩猟し、またはその他の方法で以って堵殺してはならない」とな
ると、もう人間は何も食することが出来なくなる。
もっと極端になると、「根のある植物を採集してはならない」となると、「死ね ! 」と言われた
様な物である。
あ~あ、ここまで動物愛護が進展しては生存すること事態が違法と言う事になってしまう。
「どうして、そうなるの?」と、欽ちゃんのように質問したくなってきた。
バカバカしいが、現実に変な条例や法律があることも事実である。
「神様に 従う法律 不自由なり」 で、やはり西洋の神様よりは日本の神様の方がいいと
思った。