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A子さんの彼の行動や、
「不適切な行動」の文章に書いた
のび太のお母さんが宿題をしなかったのび太を叱って怒鳴った行動を
「課題の分離」という視点から見ていきたいと思います。
課題を、自分の課題と相手の課題に分けて考えて、境界線を越えないような節度ある言動を取っていくと、その人は幸せになりやすいのですが、
1:相手の課題に口出したり
2:自分の課題を相手に押し付けたり
するととても不幸な人間関係を生きることになります。まあ、本当は、この1:と2:は同時に起こるのですけどね。
A子さんが誰と話すかということは、A子さんの課題であって、他の誰の課題でもありません。たとえ、付き合っている、あるいは配偶者だといっても、このA子さんの課題に踏み込むことは、非常に不幸な結果を生みます。
だから、A子さんが誰かと話したということについて、彼が「勝手に口を出している」こと自体が不都合です。
また、彼は、同時に「浮気してるんじゃないか?」という自分の心配の解決を、暴言を吐いて暴力を振るい八つ当たりするという方法で、「自分の課題を相手に押し付け」ています。
宿題をするか、しないか、いつするかという課題はのび太の課題です。
宿題をちゃんとしてほしいというのは、お母さんの期待という課題であって、のび太の課題と、お母さんの課題をしっかりと分離する必要があります。
のび太のお母さんのように「ちゃんと宿題やったの?」と相手の課題に口出しして、同時に、自分の課題である期待をのび太に押し付けて、怒って、怒鳴って、のび太を期待通りに操作して支配しようとする態度は、とても破壊的です。
このような、課題を分離しない態度=干渉を受け入れてしまった子どもは、
大人になると、異常に人の目を気にする人になるかもしれません。人から良く思われたくて仕方なかったり、人から嫌われるかもしれないということか怖くて仕方ないようになるかもしれません。
ある人が私のことをどう思うかとか、好きになてくれるとか、嫌ってくるということは、そのある人の課題であって、私の課題ではありません。
そんなのいちいち気にしていたら、自分らしく、自由に行動できなくなります。他者の課題と自分の課題は分離した方がいいのです。
しかし、子どもの頃から、自分の課題に親や大人たちから過度に干渉されてきた人は、あるいは、周囲の期待を背負う癖がついた人は、
課題の分離をすることがとても難しくなるかもしれません。
「SMILE勇気づけの親子・人間関係セミナー」(電話で受講できます)では、第4章で、この課題の分離のことが詳しく出てきます。
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