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インセプション で アーサー役を演じていた ジョセフ・ゴードン=レヴィット
すっかり彼のファンになってしまい、楽天レンタルで出演作を借りて鑑賞するだけでは飽き足らず、「(500)日のサマー」 のDVD購入~ すぐのめり込む・・・(恥)
「ストーリー」
建築家を志すも、グリーティングカード会社のコピーライターの職に甘んじているトム・ハンセン(ジョセフ・ゴードン=レヴィット)は、新しくアシスタントとして入社したサマー・フィン(ズーイー・デシャネル)に一目ぼれしてしまう。 ある日エレベーターで乗り合わせたサマーがトムがヘッドフォンで聴いていたザ・スミスの曲を「私もこの曲好き」と話しかけてきた。トムは「これは運命の恋だ」と信じる。
トムはサマーに夢中になり、会社のカラオケ大会がきっかけでサマーとの距離を縮めるが、サマーは「恋人はいらない。真実の愛なんて存在しない」と言いきる、運命の恋を信じるトムとは正反対の価値観を持つ女性だった。
サマーは「恋人でなく友達」として付き合うならと交際をOKする。トムはこの提案を受け入れる。親密なデートを重ね、幸せな時間を過ごす二人。日にちがたつにつれて自分たちの関係は恋人同士なのだと思い込んでいたトムに対して、サマーはあくまでトムを「友達」としてしか見ていなかった・・・。サマーに振り回されるトムのビター&スウィートな500日間を描いた作品。
トムの記憶と空想による サマーとの(500)日間
通常なら恋の始まりから時系列的に追って行くが、この映画では (21)日目のサマー の次のシーンは (8)日目のサマーという風に、時間をシャッフルし、トムの記憶と感情が交錯している様子を表していると思う。 トムの心情の変化を イラストレーションやミュージックビデオの手法を使用することによって 観る側に伝わりやすくしている。
例えば サマーと初めて結ばれた次の日の朝 出勤するトム。・・・すれ違う通行人が皆 自分を祝福し、世界が明るく光輝いて見える。ホール&オーツの曲 「You Make My Dreams Come True」でダンスし、肩には幸せの青い小鳥が舞い降りる・・・(すべてトムの幸福感の表現→空想)。 ご機嫌で会社のエレベーターに乗り込み、ドアが閉まる。 ドアが開く瞬間に日付が変わり、エレベーターから出てくるトムの表情は・・・?
他にも画面を2分割して、トムの「希望」と「現実」を平行して描いたり、絶望感に浸るトムの世界をモノクロのイラストで表現したりと 凝った映像になっています。
劇中劇
トムが一人で映画館で映画を見るシーンで、映画の登場人物をトム自身が演じている。実は映画を見ながら眠ってしまったトムの夢。トムが十字軍の騎士の格好で天使(もしくはキューピッド)と海岸でチェスをしている場面の天使のセリフが笑える。
キャスティング
マーク・ウェブ監督のインタビューによると、トムとサマー役のキャスティングは、ペアでの相性がとても重要だと考えていて、サマー役にはいろいろな候補が挙がっていたが、ジョセフ・ゴードン=レヴィットが「サマー役はズーイー・デシャネルしか考えられない」と言い、ズーイーに決定したそうです。ズーイーはキュートでエキセントリックなサマーを体現し、ジョセフもトムの繊細な感情を演じきったことで、二人のリアリティが等身大の共感を生み、映画の成功につながったと思う。ジョセフ本人も 「今までシリアスな役柄が多かったので、この役は転機になった。演じていてとても楽しかった」とのこと。
音楽
撮影中ジョセフは毎朝ズーイーのアルバムを聴くのを日課にしていて、時には二人で一緒に音楽を聴き、それが役柄の親近感につながったと言っています。
映画のサントラには収録されていませんが ズーイー・デシャネルのユニット She&Himの「Why Do You Let Me Stay Here?」のミュージックビデオは映画の世界感そのまま
ファッション
サマーのクラシックなファッションと髪型がとてもキュート。 吸い込まれるような青い瞳に グレーがかった薄いブルーの服がよく似合っている。サマーのブルーの服は 「 アリス 」の時にも感じたが大人になりきっていない少女の雰囲気を感じる。
トムは本当は建築家になりたいと思っているが、はからずもカード会社に勤務し、居心地はいいけどぬるま湯につかっているような状態(に見える) 。そんなトムはベストとベージュのパンツでラフでダサ目な格好をしている。後日就職活動でスーツを着ているトムは別人のように表情も引き締まり、大人の男性になっているのが伺える。
サマー・フィン(Summer Finn) という役名
summerは 文字通り 「夏」 で、Finnは 「終わり」を意味している・・・と思う。 暑くてまぶしい夏のような恋が訪れ、やがて終わりを告げるのを暗示するような役名である。「夏の終わり」を経て、男として一回り成長したトムには次の新しい「季節」が訪れる。
ツボな選曲 サントラ欲しい~
輸入盤CD スペシャルプライス 【YDKG-u】500日のサマー / (500) Days of Summer 輸入盤 【CD】
ブルーレイ持ってないけど 欲しいっ
G.W. の お出かけで 2011.05.03
満開の桜の下で 2011.04.08
いまさらながら バレンタインデーの話 2011.02.17 コメント(4)