バス停地名学のすすめ

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2009.12.03
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カテゴリ: 千代田区

◆所在地:千代田区 ◆路線:都営バス[東43]系統

みなさん、こんにちは。

九段坂を駆け下りたかつての都電10系統は、靖国通りをさらに東へ進み、専修大学前、神保町を過ぎると、古書店街の尽きるあたりで駿河台下電停に到着しました。御茶ノ水駅から南へ下ってくる通称明大通りとの交差点が電停跡地で、現在は東京駅から本郷通りを北進する都営バス[東43]系統に、都電時代と変わらぬ駿河台下バス停が設けられています。

地図を見ると、靖国通りは駿河台下交差点から淡路町交差点付近にかけて、それまで直線だった道路がU字形に湾曲していますが、ちょうどその部分が駿河台と呼ばれる高台の裾を巻いている部分で、少し裏道へ入れば、高台へ上る坂道が幾筋も通じている地勢を実感できます。中でも代表的なのが、明大通りの文坂でしょう。由来が定かではないですが、古書店街に近く、坂上は明治大学や日本大学の校舎が林立する文教地区になっていることを思うと、なんとなくその坂名にも頷けるものがあります。

駿河台を古くは神田台と呼んだといいますが、駿河国(現静岡県)から呼び寄せられた徳川家臣団の屋敷地が置かれたことから、駿河台の呼称が広まっていきました。江戸市中の高台といえば、富士の眺望に因んで富士見の地名が生じている事例が多いですが、駿河台も例外ではなく、文坂を上がり始めてすぐの交差点から南西へ下る緩い坂に、富士見坂の名が付されています。

(次回へつづく)

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最終更新日  2009.12.03 23:43:52
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