バス停地名学のすすめ

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2010.03.24
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カテゴリ: 千代田区

◆所在地:千代田区 ◆路線:都営バス[都02乙]系統

みなさん、こんにちは。

池袋駅前と数寄屋橋を結んだかつての都電17系統は、廃止後その代替として都営バス[517]系統に置き換えられ、これが後に[楽67]→[池67]と系統番号を変え、平成2年から春日通りを併走する[都02]系統と統合され、[都02乙]系統として現在に至っています。都電時代の運行区間は徐々に縮小され、昭和57年から池袋駅~一ツ橋間の路線となりましたが、末端区間である春日駅~一ツ橋間は、平日朝3便(土曜日は2便)のみ運行という、およそ生活の「足」としては使えないダイヤがいつまでも続いています。

そんな[都02乙]系統の「幻の終点」ともいえる一ツ橋バス停は、白山通り上の一ツ橋交差点にあり、ここがかつての都電17系統の一ツ橋電停の跡地となります。都電全盛期、ここには17系統の他、三田から北上してきた2系統、中山道へ向かう18、35系統が併走していました。

交差点角に建つ、重厚かつ瀟洒なレンガ造りの建物が学士会館で、一ツ橋のランドマークとして親しまれています。昭和3年に竣工した震災復興建築のひとつで、戦後はGHQに接収され、将校クラブとして使われた経緯もあり、都電時代をじっと見つめてきただけでなく、洗練された外観の内に昭和史の断片が幾重にも刻み込まれた貴重な近代建築遺産のひとつといえます。

(次回へつづく)

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最終更新日  2010.03.25 00:08:08
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