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STRICTLY ROCKERS 2(REGGAE) 56.The Beatles & Harry J. Allstars / Don't Let Me Down (Rocksteady Version) 試作品 史上最高のロックバンド、ザ・ビートルズの名曲「Don't Let Me Down」を2024年に新たにロックステディ・バージョンとして作成しました。オリジナルのヴォーカルとHarry J. Allstarsによるロックステディ・サウンドを組み合わせたもので、所謂二次創作にあたる非公式・未公認の楽曲です。具体的にはオリジナルからヴォーカルのみを、MARCIA GRIFFITHS版からサウンドのみを抽出し組み合わせています。(ココナラというスキルを売買できるサイトでパレコサウンドという方に安価に編集して頂きました。)本曲は当ブログで以前記事にしたMARCIA GRIFFITHSによるカバーが秀逸です。HARRY J. ALLSTARSによる非常に歯切れの良いリズム・トラックはオリジナルのゆるい曲調から一変し瑞々しくダンサブルなロックステディへと劇的に変貌させています。然しながらマーシャの歌声はジョンレノンの歌唱には遠く及ばない出来なので歯がゆい思いをしていました。一方のオリジナルの方もメロディは流石の出来ながら、ゆったりとした曲調にソウルフルな歌声が初期の瑞々しくノリの良いビートルズが好きな私の好みではないので、マーシャ版やインスト版の方を好んで聴く状況でした。今回のロックステディ版ビートルズはその両者の長所を生かし欠点を補いあい、ジョンの熱唱をグルーヴィなサウンドで聴ける素晴らしい作品になったと感じています。なお、安価に製作頂いたので若干聞き苦しい箇所がありますので、本作は試作品として公開させて頂きます。もしもご要望が多いようでしたらもっと本腰を入れて徹底的にマスタリングなど修正を加えてみたいとも思いますが、個人的にはある程度満足していますので、どなたか代わりに作ってくれないかな?とも思います。「YOU TUBE」で聴けます。また、こちらでも聴くことが出来ます。MARCIA GRIFFITHS / Don't Let Me DownHarry J. Allstars / Don't Let Me Down
2024.05.26
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私の好きな甘茶ソウル(5) MY FAVORITE SWEET SOUL (5)【 甘茶偏差値 67 】BINGO / WE CAN'T GET ENOUGH (SILVER BLUE 803)'73 フィリーソウルの重鎮Bobby Martinアレンジの元、スウィート・ファン垂涎のレーベル「Silver Blue」から出された1973年の甘茶ソウル兼フィリーダンサー。「Silver Blue」はソウルの伝説的海賊盤コンピSOUL FROM THE VAULT RARE SWEET DYNAMITEの記念すべきVOL.1で丸ごと特集されたほどのレーベルで、その第一曲目を飾ったのが本曲である。マスクマン氏の特製ミックスCDのタイトル曲にもなっていて氏によると本曲は「シルバーブルーの奇跡」と呼ばれていたらしい。もちろん全くヒットしなかった訳だけど、往年のスウィート・ファンには絶大な評価と人気を誇っていた曲でその内容からも実にマニア向けな曲と言えますね。曲はミディアム~アップテンポで悲しげなメロディが特徴的。バックを務めるのはMFSBのメンバーのようで厚みのある華麗なサウンドが素晴らしい。特にストリングスの華やかさとタイトなリズムが実にフィリーで美味。そして特筆すべきは悲壮感漂う主旋律を歌う緊迫感のあるリードヴォーカルとそれを盛り立てる甘みを持ち合わせながらも切実でヒリヒリ感満点のキャッチーなファルセット・コーラス。この狂おしいほどの妖しい魅力を放つコーラスには心底身震いがします。ネオアコにおいてはこうした切実感や緊迫感のある名曲は多いけど、ソウルではあまりないから(テリーハフぐらい)その意味では大変貴重な作品と言えますね。甘茶ソウルとフィリーダンサー、両者の好いとこ取りをしたこの素晴らしい内容が「シルバーブルーの奇跡」と言わしめていたのでしょう。因みにこのシングル一枚だけしか残さなかった謎のグループですが、本曲の「YOU TUBE」でのコメントを見ると「リードは私の父(Danny Thomas)だ」「叔父やその他の家族が所属」「メンバーに髪を切ってもらった」などとあり、どうやら地元フィラデルフィアのファミリー系グループのようですね。「YOU TUBE」で聴けます。5分10秒と長いTom Moulton Mixもどうぞ。 「スウィート・ソウル・ベスト10」募集中! 皆さんの好きなスウィートソウルを紹介しあい楽しもうというページです
2024.05.19
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洋楽スーパーポップの世界(6) 山下達郎SSB 未オンエア オールディーズ 【もうすぐランクイン】Willie Nelson / All of Me '78 「STARDUST」 戦前1931年製作のポピュラーヒットを1960年代初頭から活躍するカントリーの大御所ウィリーネルソンがカバーしたカントリー。Booker T. Jonesがプロデュースとアレンジを手掛けた1978年のアルバム「STARDUST」収録曲。当ブログではドゥーワップの隠れた名曲カバー KING ODOM FOUR / ALL OF MEとしても取り上げましたが、オリジナルはFrank Sinatra、Paul Ankaといった人気歌手など、実に628ものカバーが存在します。約一世紀に渡りカバーされ続けてきた将に名曲中の名曲で、個人的にも大好きなメロディです。ウィリーネルソン版はカントリー風なギターが目立つ程度の非常に質素なサウンドが特徴的。そこにウィリーの暖かみのある少し感情を抑えぎみの枯れた風情の歌声がのるんだけど、なだらかで綺麗ながらも少し悲しげな甘酸っぱいメロディと実に相性が良く、将に素朴なカントリーここに極まれり!といった名曲となっています。メインフレーズをギターが奏でる間奏とエンディングも簡素な演奏ながらも実に美味で感動的。どこまで計算してこういう内容になったのかは分からないけれど、カントリーギターとの相性も抜群ですね。派手さがない分聴けば聴くほど味が出る名曲という気がします。尖った音楽ばかり聴いてきた音楽人生で、どちらかというとカントリーなど敬遠してきた口だけれど、カントリーでも相性次第でこんな名曲が仕上がるんだ!と認識を改めた次第。「YOU TUBE」で聴けます。
2024.05.12
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STRICTLY ROCKERS 2(REGGAE) フリーソウルコンピ未収録推薦曲(4) 【もうすぐランクイン】HERBIE MANN / RIVERS OF BABYLON '74 「REGGAE」 1950年代中期から活躍しているジャズのフルート奏者、ハービーマンが1974年にジャマイカのTOMMY MCCOOK BANDなどをバックに製作したアルバム「REGGAE」収録曲。曲は1970年にジャマイカのMELODIANSがヒットさせた有名曲のカバー。オリジナルはかなりキャッチーな牧歌的メロディを持つ曲で、悲壮感のある歌詞とは裏腹に、レゲエの和めるリズムをバックに明るい陽光が降り注ぐ平和でのんびりとした雰囲気を醸す内容。後の1978年にドイツのディスコバンドBONEY M.が能天気なディスコアレンジでカバーし世界的ヒットとなったのも納得です。それらに対しハービーマン版はインスト・アレンジなので、あまりにもキャッチー過ぎたメロディの影響がほどよくデトックスされ、ハービーの爽やかでクールで洗練されたフルートの音色により、お洒落ミュージックに変貌した感じ。明るく平和な世界観と和めるリズムをそのまま活かしたうえで通なジャズファンや大人も楽しめる内容になったといったところ。TOMMY MCCOOK BANDによるレゲエサウンドも高品質で、空間的拡がりなどオリジナル以上に心地よく鳴り響きます。途中で聴けるピアノソロはGLADSTONE ANDERSONによるもので、やはりオリジナルの持つキャッチーさからの脱却を意識した演奏って感じですね。ジャズとレゲエの絶妙な組み合わせによるキャッチーながらも洗練されたお洒落な出来栄えということでフリーソウルファンにも受けるんじゃないかなと思いますがいかがでしょう。「YOU TUBE」で聴けます。Melodians / Rivers Of BabylonBoney M. / Rivers of Babylon
2024.05.05
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