PR
Keyword Search
Calendar
Comments
Freepage List


「日本国憲法及び皇室典範特例法の定めるところにより,ここに皇位を継承しました。
この身に負った重責を思うと粛然たる思いがします。
顧みれば,上皇陛下には御即位より,三十年以上の長きにわたり,世界の平和と国民の幸せを願われいかなる時も国民と苦楽を共にされながら,その強い
上皇陛下がお示しになった象徴としてのお姿に心からの敬意と感謝を申し上げます。
ここに,皇位を継承するに当たり,上皇陛下のこれまでの歩みに深く思いを致し,また,歴代の天皇のなさりようを心にとどめ,自己の研
平成に在位された明仁上皇が、在位の30年以上の間、被災地を訪問され、太平洋戦争の激戦地を慰霊されたことに、敬意と感謝を表明されました。
ぜひ、令和の徳仁天皇も「国民に寄り添って」いただきたいものです。
最後は、徳仁天皇が皇太子時代の平成17(2005)年の2月21日に、記者会見で「愛子様の教育方針」について質問された時に、引用された言葉です。
アメリカの家庭教育者のドロシー・ロー・ノルト(1924年~2005年)が作った「子ども」という詩です。
批判ばかりされた 子どもは
非難することを おぼえる
殴られて大きくなった 子どもは 力にたよることを おぼえる
笑いものにされた 子どもは
ものを言わずにいることを おぼえる
皮肉にさらされた 子どもは
鈍い良心の もちぬしとなる
しかし,激励をうけた 子どもは
自信を おぼえる
寛容にであった 子どもは
忍耐を おぼえる
賞賛をうけた 子どもは
評価することを おぼえる
フェアプレーを経験した 子どもは
公正を おぼえる
友情を知る 子どもは
親切を おぼえる
安心を経験した 子どもは
信頼を おぼえる
可愛がられ 抱きしめられた 子どもは
世界中の愛情を 感じとることを おぼえる』

この詩を紹介されたあとの皇太子さまの言葉です。
「子どもを持ってつくづく感じますが,この詩は,人と人の結び付きの大切さ,人を愛することの大切さ,人への思いやりなど今の社会でともすれば忘れられがちな,しかし,子どもの成長過程でとても大切な要素を見事に表現していると思います。
非常にこの詩には,私は感銘を受けました。家族というコミュニティーの最小の単位の中にあって,このようなことを自然に学んでいけると良いと思っております。
私自身,幼少のころから両陛下の下で百人一首に親しんでいましたし,雅子も外国生活が長い中で,両親が日本文化を忘れないようにと正月にはよく百人一首をしたといいます。
愛子には七五調の使われている童謡などを通して自然にこのリズムが身に付き,簡単な七五調の言葉遊びが楽しめるようにと思っています。あわせて,このような日本の良い習慣が現在少しずつ失われつつあることを残念に思い,是非,今後も永く子どもたちの間で親しまれることを心から願っております。」
「私は,皇室としての伝統を大切にしながら,天皇陛下をお助けしつつ,国民の幸せを願い,困難な状況にある人々に心を寄せて,国民と苦楽を共にしていきたい。」
冷泉が、いい時代になることを祈りたいですね。
子どもが育つ魔法の言葉 [ ドロシー・ロー・ノルト ]