Serene state of mind

Serene state of mind

2016.12.19
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カテゴリ: ライブレポ
私としては珍しく(?)ツアーファイナル翌日に掲載。本文中敬称略
(2016年12月8日 atビルボード大阪)

佐藤竹善 "いらっしゃいませ"
(1~3)
"ようこそ、いらっしゃいました。 佐藤竹善withジャズ・クリーチャーズ です"
このツアーもだんだん定着しつつあり、今回は1・2部も満席
今年は「 Cornerstones6 」のレコーディングのため、クリスマスアルバムはお休み ―なので、 1・2・3の総集編
"喋りが長くなると曲が少なくなるのでスパッスパッと"
→曲紹介
Please Come Home For Christmas  … イーグルス のカバー
2: Let It Snow! Let It Snow! Let It Snow!  … フランク・シナトラ のやつが有名だろうが"色んな曲調にマッチ"
3: 雪の星  …"ミュージックビデオに参加の 松繁豊 はボクと同い年"

"100年位前の曲だけど今も歌い継がれている" →今日のスペシャルカクテルが運ばれてくる
"小松姫と名付けた" ―「 真田丸 」の2番目の正室に引っ掛けた。その姫を演じる女優が「 SOBA & SODA 故郷想 」のスポンサー)のキャンペーンガールだから
4. Do You Hear What I Hear
ずっと同じメロディーをリピートして高揚させていくのは聖歌の影響も…
さっきのカクテルを回し飲みするメンバー"酔わせてどうする"
→アルバムでは 平原綾香 11/24 にオーケストラとライブをしたときにゲストに呼んだ。
デュエットにすることで、クリスマスによりふさわしいメッセージ性が出せると考えてのことだが、結果、原曲の フィリップ・ベイリー が属する Earth, Wind & Fire モーリス・ホワイト へのトリビュートとなった…
5. I Need You
"I Need You…なかなか日本語では言いにくいですよね。英語だから言える"

"1曲オーケストラで" ―といってもオーケストラがここに来たら、ノーギャラどころか自分で払わないといけない
せっかく関西に来たので…
エスコヤマ 」の 小山進 がショコラコンテストで優勝した話
前作で 、小山のショコラに込められたストーリーを組曲に
今回は、組曲ではなく、4つのショコラをぎゅっと1曲に。 SHANTI に詞を書いてもらって… そしたらまた世界一になった
"ボクはグルメじゃないからうまく説明できないんですけど…美味しいですよ"
6. Human
"これでチョコレートの…より伝わりましたか? 買ってください、食べてください"
小山とは同い年で、しかも音楽が大好き。やたら話が合うと思っている…

メンバー紹介
ピアノ: 宮本貴奈
全米エドマン・ピアノコンテストで優勝、2012年のグラミー賞2部門にノミネートされた話
ベース: 井上陽介  1997年にソロアルバム+カーネギーホールでも演奏
ドラム: 江藤良人
前日にここで演奏した渡辺貞夫他、色んなトップジャズアーティストと共演している"子泣きじじいでございます"
ジャズ・クリーチャーズのクリーチャーとは妖怪のこと
鳥取ジャズフェスティバル のトリでは、演奏曲に関わらずいつも妖怪の張りぼてが出てきて踊る…自分達がトリだった時は ボビー・コードウェル だった
(紹介順に) 猫娘、ねずみ男、"コナッキーと呼んであげて下さい"
竹善自身は"鬼太郎といいたいところだが、ぬりかべ感が抜けない"

先日、ロックの殿堂入りした レオン・ラッセル が他界…
その彼の世界的なバイブルとも言える曲
7. A Song For You
→竹善、貴奈とピアノを交代…"はっ、はっ、はっ、…竹善さんのボーカルです"
カーペンターズ はきれいに歌っているがレオンはシャウト気味 "中間を取ってみました"
竹善はレオンと1曲作る機会があり、曲を送ったら1か月半後に素晴らしい歌詞が手紙と共に届いた…それが、そのまま曲にしてしまいたいくらいの手紙で…
結果として宝物になってしまった曲を"ねずみーと"
8. Be Inside My Life
竹善、ステージ中央に戻る " Be Inside 「Of」 My Lifeじゃないところに深い意味があるらしい "
→"この曲も100年前からあるんじゃないでしょうか"
グレゴリアン聖歌隊から マライア・キャリー まで色んな人が歌っている
9. O Holy Night

"今日はどうもありがとうございました"
→"あのかわいい曲をボクがやるとこんな風になるんだ、というところを聞いてください"
10. Winter Wonderland

【アンコール】
全員サンタ帽姿、貴奈、ツアーグッズの膝掛毛布を持って出てくる
→クリーチャーズのライブだが…Sanctified versionとアルバムでは付いている
ロスのクワイヤーとレコーディングしたが、このコーラスを3人にやってもらって…
11. Spirit of Love

【Cocoa】2016.jpg


19世紀までチョコレートは"飲み物"だった んですよね (cf.ホットチョコレートのレシピが載っていた料理本)
―なんてことはさておいて… イラストはいかにも手抜きになりました。
小山氏のショコラとのコラボで生まれた「Human」をこの度のライブで聞いたから思い出したんでしょうが、以前、冬に竹善さんのステージを観た時、ブログに
" 気分はホットチョコレートに浮かんだマシュマロ "なんてヘンな事を書いております。今回もそんな感じ。
今年行ったライブを振り返ると、竹善さんが参加していないのは2つだけ。色んなタイプのステージを観に行くことができました。
クリスマスライブをやるアーティストの数だけ色んなタイプのライブがある中、竹善さんのクリスマスシーズンのライブは、室内楽的なステージが似合いますね。
これまでの竹善さんのクリスマスアルバムには、 クリスマスソングでなくてもこの時期に聞くとメッセージの伝わり方が違う曲 も取り上げられており、
そのコンセプトを知って、 J-Popもそういう聞かれ方をしたら …と思った
+ 今年は「 北郷想 」改め「 故郷想 」で、竹善さんにとってライブで歌を届けるのが大きな喜びなのだと感じられたので、
そんなクリスマスライブが年の瀬の風物詩になってほしい―とは私も思います。

ビルボード前の緑クリスマスツリー2016


今年は「 Cornerstones 6 」レコーディングのため、竹善さんのクリスマスアルバムはありませんが、「Cornerstones6」とこのライブが一足早いクリスマスプレゼントとなりました。
CS6の第一印象としては" ジェフ・ポーカロ や、彼が SING LIKE TALKING のデビューライブに参加したことを知る人が「 Africa 」を聞いたらさぞかし喜んだだろう"
オーチャードホールには行っておらず、観られた方が羨ましいとは思いますが、 上妻宏光 さんとの「 Standard Songs 」に行きました。
大阪公演はたまたま 11月3日 、普段はクラシックのコンサートがよく開催されるホールで。
文化の日に似つかわしいステージでした。
「Cornerstones 6」でオーケストラと共演したと思ったら津軽三味線と…と驚嘆したものですが、
このライブでのお話を聞いて、竹善さんの音楽の幅広さ、というか包容力の背景が少し見えてきたように思いました。
レポは長崎公演が終わったら、と思ったら、2017年1月に兵庫県(姫路、丹波)でも開催。載せられるのかいな…





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最終更新日  2016.12.26 21:06:47
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