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テラフォーマーズ　第10話　「DESIRE　願い」

テーマ：アニメあれこれ(27263)

カテゴリ： ★アニメ・本・映画

バグズ2号の悲劇から20年経ち、地球では火星からの未知のウイルスが猛威をふるっていた。

人間とゴキブリの種の存続をかけた戦争が始まる。

☆前のお話は→　「第1話～第9話　あらすじまとめ」

TERRAFORMARS　#10　～DESIRE　願い～

知っていることは武器である。テラフォーマーの機能はおそらく計り知れないものであるが、彼らは雷のすべてを知ってはいなかった。雷の日には絶対に立ってはいけない場所があることを。落雷。威力は6億ボルト。神憑り的に打ち所が良くない限り即死である。アドルフが起こした雷が襲う。

おびただしい数のテラフォーマーの死骸が転がる。力尽きて倒れたアドルフに縋って泣くエヴァ。アドルフは濡れると危ないって言っただろと言った。テラフォーマーの動きが止まっている。捕えられているクルーたちは、今のうちに逃げないとと考える。

捕えたクルーたちを運ぶテラフォーマー。アドルフは立ち上がることができなかった。エヴァアドルフの前に立ち両手を広げた。

★エヴァ・フロスト　18歳。富豪の娘だが軟禁同様に育てられ、恐慌の際に親から強引にU-NASAへ売り渡される。

★ワック・エリクソン　21歳。ペルーの山岳地帯に育つ。身よりはないが異常気象に見舞われた村の借金を返すため火星に赴く。

★サンドラ・ホフマン　28歳。夫と死別。7歳の息子がウイルスに感染し、入院費用の工面とワクチン作成のため火星へ。

テラフォーマーがアドルフを銃撃してきた。動け、この体、俺はこいつらを守る。アドルフが立ち上がって指を立てた。雷が起きた。こいつらを必ず救い出し、ワクチンを作り、地球へ帰る。そうしたらきっと、もう嘘をつかないで生きよう。

テラフォーマーが跪いたかと思ったら、踏み台にしてロープを付けた岩をブンブンまわして投げつけてきた。大量の岩がアドルフに向かってくる。アドルフは自分の前にいたエヴァを抱いてかばった。そのときアドルフはエヴァに何か言っていた。そしてアドルフは倒れた。

呆然とするエヴァ。アドルフの体から血が流れる。エヴァは、できません、アドルフさん、離れたくないと言った。テラフォーマーが目の前に来た。エヴァはテラフォーマーに殴りかかった。離れろ、連れて行かせるものか。こんなにボロボロになってもかばってくれた。こんなに疲れ切るまで戦ってくれたアドルフさんを。大好きなアドルフさんを、お前らなんかに渡すもんか。

エヴァの必死のパンチはテラフォーマーに全然効いていなかった。がテラフォーマー困惑? エヴァを攻撃はせずにアドルフに近づく。するとアドルフからブザーのような音が。タイマー?

それはアドルフ自身にも知らされていないものだった。テラフォーマーたちがその音に捕獲してクルーたちを置いて逃げ出す。それは実に勝手な、ただ単に研究を他国に奪われないための装置であった。

エヴァはアドルフを抱きしめた。一緒ですよ、アドルフさん。私たち、血よりもかたい絆で結ばれた家族です。

偵察をしていたアレックスは3時の方角に大きな爆発のようなものを見た。第5班がいるあたりのはず。アドルフ......まったくどこの国も勝手しやがるとミッシェルは思った。

地球ではローザが給与の振込のことでU-NASAドイツ支局に電話していたが、そのような者は在籍しておりませんと言われ電話を切られた。ベルウッド博士はあの女が選んだ結果だと切り捨てた。

第1班は班長小町とともにマルコス、三条加奈子、鬼塚慶次がテラフォーマーと戦っていた。

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