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運命的な出合いから、夢のつづきが始まる。たとえば、ぼくの場合、このアクリル画がそうでした。以前、記事『永遠の夢』でご紹介した、バリ島での旅の途中に購入した一枚。突然の出合いはウブドでのこと。なんとなく、ブラブラしてみようと思って行った市場。迷宮に入り込んだ異邦人のごとく、ただ雑踏の波に身を預けるだけ。同じような雑貨や衣類を売る店をスルーしてたとき。突然、目の前に現れた一枚の絵。そこは路地から奥まった更に奥、卸売市場の仲買い店くらいの、小さなスペース。一瞬佇んたぼくは、吸い寄せられるようにその絵の方へ。近づけば近づく程、眩いばかりのオーラが増すばかり。とは言うものの、冷静に見なければと思い直し、その場を一度離れました。再び、市場を巡るものの、脳裏から消えないその絵の残像。額の無いキャンバスに描かれた、バリ風の花鳥風月。結局、元の場所に戻り、その絵を書いた画家と値段交渉。適正な価格まで値切り、丁寧にキャンバスを梱包して貰い、購入しました。帰国後、知人の木工職人、イナーさんに額縁を制作して貰うことに。彼とは、カヤッキングやビーチ・キャンプなどでの遊び仲間でもあります。和田長浜~小網代、西伊豆・子浦、芦ノ湖、奥只見湖、など共にトリップ。至福の時を共有しながら、バリで購入してきた絵の話しも。そして約3ヶ月間、彼はひたすらその絵と対峙してくれ、完成させてくれた額縁。絵の世界を120%引き出しながらも、彼の個性を充分現してくれた見事な出来に。イナーさん、ありがとう!ぼくの『永遠の夢』に協力してくれる、その他多くの方々にも感謝です。
Nov 30, 2008

そこには、デジャヴを感じさせる、不思議な懐かしさが…。前回告知した、高城満丸さんの『木穂り犬・展』のレセプションに、早速伺った際の第一印象です。かつて出会い、つかの間のときをともに過ごす。やがて、突然の惜別。あの日、ぼくの傍に確にいた、おまえたち。造形の数々を通して蘇る、個人的な記憶。そして、木穂り犬たちの背景を彩るのは、寓話の世界。手にできない蝶を追う猫。来る日も、来る日もひたすら幻を追いかけ…。遂げれぬ思いに鬱する猫。デリカシーをあざ笑うカラスと、情感を失った人間。混沌とした記憶の中でも、確かに存在したおまえたち。妄想と、その開放が許される空間、ここはまさに『記憶の王国』。そんな『木穂り犬・展』は12月7日(日)まで開催中です。※会場:スペース駿 Space Shun URL:http://www.shun-and-company.com/Tel.03-3722-5496東京都大田区田園調布2-44-13 東急東横線・目黒線 田園調布駅・東口から徒歩約4分
Nov 29, 2008

また1人、喫茶nicoで知り合った仲間のご紹介。造形作家の高城満丸さんです。普段はご自宅兼アトリエで、子どもたちのアート・スクールを主宰。一人一人の感性を大事にされるため、子どもたち自身にテーマを選ばせて創作させます。子どもたちの強力な創作パワーに、時折圧倒されてる高城さん。しかし、逆に、そのパワーをご自身が吸い取って創作エネルギーにされているようです。2000年以降、約8年間、ご自身の創作活動は木工の犬作りに専念。不思議な生命力を感じさせるそれら作品群は、多くの方々を癒し、購入されて行きました。臆がましくも、ぼくの仲間などと言いましたが、高城さんは人生の先輩。既に還暦を迎えられています。が、市民マラソンやハーフマラソン、他ロードでも軽々100キロ位は走っている鉄人です。作品に入魂されるエネルギーは、このランニングからも生み出されているのでしょう。さて、そんな高城さんが満を持して、初の個展を開催する運びとなりました。興味ある方、お時間ある方、是非お越しください。木穂り犬 Kihori inu 展 ~ 高城満丸2008.11.28 (金)~ 12.7(日)am11:00 ~ pm7:00 (会期中無休)スペース 駿 Space Shun URL:http://www.shun-and-company.com/Tel.03-3722-5496東京都大田区田園調布2-44-13 東急東横線・目黒線 田園調布駅・東口から徒歩約4分
Nov 24, 2008

日増しに寒くなってきましたね。皆さん、風邪などひかれてませんか?ぼくは、朝練効果か、おバカ故なのか、今のところ大丈夫です(笑)。体調崩すのは、時折、ストレス疲れする程度かな?最近は、朝5時起きでチョコラブ・ニコラスと朝練開始。お世話になった訓練士さんからの勧めで、まずは自転車運動から。去勢を済ませた場合、太らせないために有効だそうです。あと、排泄もスムーズに行えるとのこと(ニコラスにはいずれも効果あり)。約20分位自転車運動を終え、通常のお散歩を約1時間半。せっかく訓練が入っているのだからと、歩行にも気を配ります。とは言うものの、よその犬の排泄跡の臭いを嗅ぎ、落葉を口に入れ、気も漫ろ。挙句の果てには、毎朝合うラブ仲間と、噛みつきながらボディー・ランゲージ。イヤハヤ,間もなく生後11ヶ月を迎えるニコラス、まだまだパピーです。体だけは、ひと回りデカくなったのですが…。こうして毎朝7時過ぎまで、朝練が続きます。
Nov 24, 2008

晩秋の里山、葉山は仙元山にて。トレイル・ウォーキングの後に待っていた贈り物。爽快な達成感、海から空までの大パノラマ。そして、野点で頂く極上のコーヒー。蘇っては消え、そして再び蘇る至福。人生、苦もあれば、福も来るですかね?(笑)思い立ったが吉日かも!?今回は3Gさんやトリッパーズに加え、モリさんとの出会いが。コーヒー豆販売店、The five★beansを葉山で営むモリさん。知る人ぞ知る、ドリップ・コーヒーの巨匠でもあります。豆は生豆から、ご自身でこだわりの焙煎、そしてブレンド。今回の野点用スペシャル・ブレンドは、フレンチ&エチオピアのミックス。やや深めにローストして摘出したコーヒー。それは、苦味の中にも、フルーティーな味わいを感じさせます。至福の瞬間が訪れるのを、固唾を呑んで待つトリッパーズ。それを尻目に、真剣に愛情をコーヒーに注ぐモリさん。サボリを堪能するにも、ベストを尽くすことが大事なんですね。と、モリさんの姿勢から教わった気がしました。ひたすら歩きながらも…。あらゆる生命力を全身で感じ、心を開放して行く。お店では売ってない極上のひとときが、トレイル・ウォーキングから摘出されました。そして、モリさんの極上コーヒーのお茶請けには…。焚き火名人・クロさんからの差し入れのおやつ。『メイク・マイ・シラス丼』や『ビーチ・キャンプ』でもお世話に。3Knotからは、自家製のパンケーキ2種類。いずれも、歩き疲れを忘れさせてくれるくらいの美味!いつも、トリッパーズを楽しませるため、サポートにベストを尽くす3Gさん。それは、イベント開催前、ご自身単独での下見から始まっています。彼のそんな姿勢に、ホスピタリティなどといった形容は必要ありません。モリさん同様、いつも愛情込め、ベストを尽くしていたいだけなのでしょう。3Knotの3Gさんが企画するアドベンチャー、また参加したくなりました。
Nov 17, 2008

旅をしたくなるとき、身心のバランスが崩れかけてる危機感を感じています。体は駆使してない、しかし全身が疲れている感覚…。夏ならカヤッキング・トリップが、身心のバランス・ケアに有効でした。秋なら里山、と思い立ち、久々に葉山は仙元山をトレイル・ウォーキング。テンションが下がってきたとき、ツアーに参加して他力を頂くのが一番。思いを共有できるトリッパーたちからは勿論、自然の中の様々な生き物たちからも…。生きとし生けるものたち。名前を覚えることよりも、生命力を感じていたい。時にトリッパーたちと気楽におしゃべりしながらも、ひたすら歩く。やがて身心が温まり、他人に対しても、生き物たちにも優しくなれている自分に気づきます。そして、自分も生かされているんだと実感したとき、開放感を堪能。すべてに感謝したくなる思いがします。高層ビルから下界を見下しても得られない、至福のとき。山の上からの思いは、遥か遠くへ続いている。トレイル・ウォーキングのフィナーレには、粋な企画が待っていました。今回のツアーを企画サポートしてくれたのは、3Gさんの3Knot。前回の『さぼりの秋』でもお世話になった、アウトドア・クラブです。つづく…
Nov 16, 2008

今秋冬、一押しのジャズ・アルバムがリリースされました。ニコラ・コンテのリチュアルズ。けして古臭くなく、さりとて奇を狙ったわけでもない、それでいて、ネオ・ヨーロピアン・ジャズです。官能的な男女ヴォーカルをフィーチャーした楽曲が中心。程よく力が抜けて聴きやすく、それにバッキングが緩いグルーブを加味しています。これはクラブジャズのカテゴリーを超えた、ネオ・モーダル。季節感を優しく、クールにスルーしたい方にお勧めです。こちらもこの時期にお勧めのジャズ・アルバム。ホセ・ジェームスのザ・ドリーマー。クールでありながら、ホットなボーカル。こんなに洗練された歌を聴くのは久しぶりです。力を抜くとこんなにも表現力の幅が広がるものか、と目からウロコ。ぴあの弾きのぼくもインスパイアされました。リチュアルズでも数曲フィーチャーされています。ニコラのアルバムで歌っている「Awakening」は最高!Awakening Dreamer ~ u.c.t やがて、落ち葉が風に舞い上がり、男の頬に触れた。男は、ゆっくりと目覚めてゆくものを感じた。太陽が脳みそを溶かしてた頃には気づかなかったこと。色づく葉、土の臭い、移り行く生命。変わらなきゃいけないんだ。
Nov 11, 2008

前回のunseen ~ Takao Niikura 展の余韻が冷めやらぬ昨今。早くもunseen2展が、11月8日(土)まで平塚で開催されました。早速ぼくは、開催場所のgallery 191(左記bookmarks参照)を訪問。ここは、海岸に程近い、古い店が数件残る扇の松商店街という界隈にあります。ワサワサした駅前商店街とは別世界、人通りも疎ら。高齢者の方々が中心の、緩い時間が流れている場所です。隣りが豆腐屋と八百屋、向かいが魚屋と寿司屋。道端には立派な松の大木、通称『扇の松』が鎮座。ギャラリー前のベンチに座ったら、魚屋のお婆ちゃんに声かけられました。「そっちは日陰で寒いから、こっちの日向へおいで…」「ありがとね!」とだけぼくは返事し、あとは微笑みました。お婆ちゃんも微笑み返してくれ、店の中へ消えて行きました。今春、ニュージーランドをサーフ・トリップしたTakao。マオリ族から託されたメッセージがあったのでしょうか。Takaoは笑顔で怒っていました。どうでもいい情報を垂れ流し、見失われた情報を伝えないメディアに。時代の寵児たちの驕り、暴走する欲望、短絡的殺意、…。そして、失われつつあるバランスに対しての危機感。「ぼくは今、どうしても伝えたいことがあるんです」「絵を通してそれを伝えることがぼくの使命のように、最近思います」珍しく、はっきりとした主張をぼくに語っていたTakao。彼は今回の個展へ向け、きっと幾度も自分と対峙し、描いたことでしょう。unseen 見えないものの中に希望のヒントを感じて欲しい。ささやかな至福。消えゆく力み。たどり着きたいところ。いつか、上海、ロンドン、ニューヨーク、そして東京は海の底にあるかもしれない。そして、ヒマラヤ諸島が生まれ、中央アジアに新しいビーチができるかも…。きっと、いいサーフ・パラダイスになるだろう。懐かしき近未来へ向け、Takaoは再び旅に出ることでしょう。
Nov 5, 2008

キース・ジャレットのケルン・コンサートを、スパニシュ・ギターでダイジェスト・コピーした力作。他に、ビル・エヴァンス、マイルス・デイビスの楽曲も収録。※収録曲1. ケルン・コンサートより(キース・ジャレット) 2. ワルツ・フォー・デビー(ビル・エヴァンス) 3. ワン・フォー・ヘレン(ビル・エヴァンス) 4. ブルー・イン・グリーン(マイルス・デイビス) ラジオやレコード店で流れてた音楽にグッときて、アルバムを即買いしたことありませんか?ぼくはこのアルバムと出合ったとき、18歳だった自分にタイムスリップしました。当時、深夜のFMラジオ、キーボード奏者の深町純さんがナビゲートしてた番組がありました。ある日、彼が紹介したアーティストがキース・ジャレット。そして、たまたま聴いた曲がケルン・コンサート。まだ多感だったぼくは、体中震える思いがしました。あれから○○年経過した最近。ふとしたきっかけで知ったのが、イサークの one for helen でした。キースの完全コピーではないものの(むしろそこがいい)、スパニシュ・ギターの音色があの『ケルン・ワールド』を見事に醸し出しています。更に、所々に挿入されているパーカッションとスキャットがいい隠し味に…。キースの即興演奏だったというぼくの固定概念が吹っ飛び、改めて楽曲としてのクォリティーの高さに驚愕しました。色づく季節を感じながら聴くには、これは最適のアルバムの1枚でしょう。
Nov 4, 2008
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