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宮崎あおいの「初恋」を京都の映画館で見た。
ホントは「カモメ食堂」をたまたまその映画館でやっているのを上演のほんの50分まえに知って遅刻覚悟で駆けつけた。名画座的なんで途中入場はしてないらしく、しかも満席。立ち見も出てるらしい。一日一回の上映をもう少し増やして欲しい。
「カモメ」はあきらめ「初恋」のチケットを買ってしばし散策。
この映画館は、ビルの三階に入っていて、アクタスのインテリアショップが大部分を占めているという小さいながらおしゃれなビル。アクタスプロデュースのレストランや芸術系大学のショップも。アクタスは、その昔宝ヶ池に巨大なビルを建てていたらしいが、如何せん辺鄙すぎたのか閑散としていたと聞く。こちらは見逃すような四条烏丸のビルだが、客はかなり入っていた。インテリアも北欧ものあり、和風モダンありで、影響をうけた。ベンガラ格子のような大きな引き戸は我が家でもいつか取り入れたい。
「初恋」
不機嫌な宮崎あおいが目的でみたものの「三億円事件の犯人は女子高生」というショッキングなストーリーの割には、それぞれの役柄が表面的にしか捉えられず、60年安保の時代背景があったとしてもあまりに安易な発想のよう気がした。暗い宮崎あおいは恵まれていない境遇のはずだけど、案外いい部屋に暮らしていたり、いい服を着ていたり。
エリート学生が、一目で恋した女子高生と恋愛をするのではなく、共犯者としてのつながりを選ぶあたり屈折した幼稚な思考。権力を憎みながら、適当に立場を利用したり。
二時間ドラマならいいけど、映画としてはどうなんだろう。
夕刊の映画評では絶賛されていたけど、紙の人形のようにペラペラな人物像に私はがっかりした。