I have a dream

I have a dream

2023.11.23
XML
カテゴリ: クラシック全般
こんばんは、ほうとうです。
 19日(日)、フェスティバルホールで行われた、キリル・ぺトレンコ指揮ベルリン・フィル
の演奏会に行って来ました。このオケも4年振りの来日です。




   大階段横のクリスマスツリー

 曲目は、M.レーガーのモーツァルトの主題による変奏曲とフーガ、そしてR.シュトラウスの
交響詩「英雄の生涯」。同じ時期にドイツ・バイエルン州に生まれた二人の作曲家ですが、後者
は壮大な管弦楽法を駆使して大作曲家となったのに対し、前者は多作であったものの、夭折した
ために、知られるのは、「モーツァルトの・・・」くらいです。
 この曲は、モーツァルトのピアノソナタ第11番イ長調K.331(第3楽章に「トルコ

にまとめて閉じるものです。モーツァルトという古典的な主題であるのにも関わらず、無調の音楽
も登場する、説明の難しい曲です。
 この曲の途中中間付近で、珍しいハプニングが起こりました。第1ヴァイオリンの一番後ろの
表側の男性奏者が突然椅子から落ち、ひっくり返ったのです。その男性奏者はすぐに起きず、演奏
が中断し、指揮者、コンマスや客席の端、舞台脇にいたスタッフが駆け寄りました。少しすると
その男性は起き上がり、スタッフの一人に支えられて退場し、舞台脇で控えていたサブの奏者が、
そこに座って、切りの良い所から再奏され、何事もなかったかのように終曲しました。
 驚きのハプニング後、控えの奏者が途中から加わっても、自然に音楽が進んで行くなんて
・・・。
 でも、あの奏者、その後大丈夫だったんでしょうか?医者には診てもらったのでしょうか。


   嵯峨菊


バリバリ弾きまくりましたね。
 また、弦楽器の各パートは、トップから最後の人まで均等に同じ音量で、アーティキュ
レーションもバッチリ揃っています。普通は、後方の奏者は技術レベルが劣るため、目立たない
ように控えめに弾いているのが一般的です。
 前音楽監督、S.ラトルの頃から、このオケのアンサンブルは100%完璧で、他のどのオケと


 このオケでやっていくということは、とてつもなく抜群のエネルギーと技量を持ち合わせて
いなければ成し遂げられないだろうな、とつくづく感じさせられたのでした。

  (菊の写真は、京都府立植物園で撮影したもの)





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2023.11.26 20:40:54
コメント(0) | コメントを書く
[クラシック全般] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: