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2022.05.05
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テーマ: 読書(8214)

本のタイトル・作者



月曜日の抹茶カフェ [ 青山 美智子 ]

本の目次・あらすじ


月曜日の抹茶カフェ(睦月・東京)
手紙を書くよ(如月・東京)
春先のツバメ(弥生・東京)
天窓から降る雨(卯月・東京)
拍子木を鳴らして(皐月・京都)
夏越の祓(水無月・京都)
おじさんと短冊(文月・京都)

デルタの松の樹の下で(長月・京都)
カンガルーが待ってる(神無月・京都)

引用


本を読んでいるときのニンゲンの姿って、好きだなって思う。美しいって思う。確かにそこにいるのに、どこかを旅しているのがわかる。体は止まっているのに、何かが動き出しているのが伝わる。


感想


2022年冊109目
★★★

人気の青山美智子さん。
これは『木曜日にはココアを』の続編。
良い話だし、読みやすい。読後感は爽やかで明るい。
前向きになれる、勇気を貰える短編集。
日常系アニメみたいな。

でもなあ…うーん。
これでいいのか、と思うんだ。
みんな、これでいいのか?
これがいいのか?

この本が求められているのも分かる。
ただ、本を読むというところが「ここ」までだとしたら、あまりにも浅い読書体験ではないか?
この本は読みやすい。しかし、そこまででいいのか?
(ああ、うまいこと言えない。しかしレビューが軒並み★5つだったりすると「おいおい」と思ってしまう天邪鬼なのだ。)

私はこの作品のなかでは、「夏越の祓(水無月・京都)」が好き。
和菓子のアン [ 坂木司 ]

そこに込められた、和歌のような、多重の意味。

もっと重さを持ってくれてもいいんだぜ!
と、青山さんの作品に思う。
どろっと、べとっとしてもいいんだぜ!
作品の所々に現れるそれに、そう思う。
嫌われてしまうかな、そういうものは。

いや、でも私、待ってます。
単に自分のテイストの好みの問題だと言われれば、それまでなのだけど。

これまでの関連レビュー


お探し物は図書室まで [ 青山美智子 ]
ただいま神様当番 [ 青山美智子 ]
木曜日にはココアを [ 青山美智子 ]
鎌倉うずまき案内所 [ 青山美智子 ]
猫のお告げは樹の下で [ 青山美智子 ]
赤と青とエスキース [ 青山美智子 ]




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最終更新日  2022.12.04 00:16:18
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