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2022.07.10
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テーマ: 読書(8205)

本のタイトル・作者



もう、服は買わない [ コートニー・カーヴァー ]

"PROJECT333"
by Courtney Carver

本の目次・あらすじ


01 始める前の準備
02 さあ、始めましょう
03 最初の3カ月が終わったら
04 本当の自分を取り戻す

引用


そもそも「普通」(ノーマル)ってどういう意味だろう?そう考えた時、ハッと気づいたのです。私はこれまでずっと、普通の成功を苦労して追い求めてきたのだ、と。つまりその間、自分にとっての「成功」の意味を、他人に決めさせていたのです。
そこで私は頭に浮かんだクレイジーなアイディアをいくつか実行に移すことにしました。


感想


2022年172冊目
★★★

タイトルから、「1年間服を買うのをやめてある服だけで過ごしてみた」という内容だと思っていたら、ちょっと違った。

著者の「人の期待に応えるのは、私の仕事じゃない。自分の期待に応えればそれでいい」と言う言葉、胸に刺さる。
いつも誰かを喜ばせようとしているような気がする。
敵対したくない誰か。
あるいは顔も名前もない、架空の「誰か」を。

「手持ちの服から33のアイテムを選んで3か月過ごす」という「プロジェクト333」というチャレンジについての本。
フィンランドの映画「365日のシンプルライフ」(倉庫に荷物をすべて預け、毎日1つだけ必要なものを取って来れるというルール)を思い出した。
あるいは『フランス人は10着しか服を持たない』も、1シーズンを10着のアイテムで、という話だったな(これだと四季でおよそ40着になる)。

著者がはじめて「プロジェクト333」に取り組んだときのアイテムは、

・服 21着
・小物 6個
・アクセサリー 2個


そして今の著者のスタイルは「モダン」「モノトーン」「マルチファンクショナル(着回しがきく)」の「トリプルM」を満たしているのだそうだ。
清潔でモダン、どのシーンでも着用可能で、色はホワイトかグレーかブラック。

この「プロジェクト333」は、季節や状況の変化に応じて、「その時々必要なアイテムを入れ替えていくも、上限は33」というものなので、手持ちの総数ではない。
結婚指輪やスキンジュエリー、下着、ナイトウェア(パジャマ)、ルームウェア、トレーニングウェアはカウント外。

私の今のシーズン(夏)の服を数えてみると、


01 半袖Tシャツ(白)着やすくてお気に入り。
02 半袖Tシャツ(白)生地が薄くて一枚では着られない。袖も短い。
03 七分ブラウス(白)ひらひらしていて家事の時邪魔。前後リバーシブル。
04 七分ブラウス(白)パールビーズのボタンがついてて一枚で華やかになる。

○ボトムス
05 スカンツ(黒)夏用に今年新調。
06 スカンツ(紺)夏用に今年新調。

○靴
07 レインスリッポン(黒)買って良かったものベスト1。雨の日以外も履いてる。

○アクセサリー
08 腕時計(ブレスレットウォッチ)
09 ネックレス(雫型)
10 ネックレス(ハート型)

○バッグ、小物
11 サロン(トラジャのバティック)寒さ対策などに使用。
12 斜め掛け・肩掛け2wayバッグ(茶)マザーハウス。通勤用。

というわけで、日々12アイテムで生活していることが分かった。
でも02の「一枚で着れないTシャツ」は、ほぼ着てない。
生地が薄いから、タンクトップを買わないと着られないんよな。
これは「さよなら」でもいいかも…。ほとんど着てないから譲るか。
そして白じゃないトップスを買うか…。

著者は言う。
ものに期待するのはやめる。ものにあなたの人生を変える力はない。
あなたをより良い人間にできるのは、あなただけ。

そのとおり。
より少ないものが、より豊かな生き方を与えてくれる(ように思う)のは、空白がたっぷりあるからだ。
気を逸らしてくれるものがない。
それだけの余白があると、自分に向き合わざるを得なくなる。

諦めないといけない。
この自分で生きていくしかない。
どれだけものを買っても、身に着けても、この自分で生きていくしかない。
それは諦めであるけれど、また解放でもある。

もう、何者かにならなくてもいい。
「これを手に入れれば」なんて思わなくていい。
もっと良い自分。もっと素敵な自分。もっと賢い自分。

―――そして繰り返し繰り返し、そうなれなかった自分。

何者にもなれなかったあなたは、もうずっと「あなた」のままでいい。
何者にもなれなかったというなら、あなたは「あなた」になればいい。
ただ、そのままで、いればいい。

それは張り詰めていた息を吐いて、清々しい空気を胸いっぱいに吸い込むような。
見慣れていたはずの世界を、合わない眼鏡を外してはじめて見るような。
泣きたくなるような、解放感だ。

紹介されていたボー・ブロンソンの『このつまらない仕事を辞めたら、僕の人生は変わるのだろうか?』読んでみたいな。
タイトルに惹かれる。




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最終更新日  2022.12.03 23:59:33
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