臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2012年05月07日

★知人から紹介された入居者は、無賃常習者と判明したが後の祭り。　１５０万円の損害を受けたオーナーさん。★

カテゴリ：賃貸の達人

たまたま空いた賃貸物件の１室へ、オーナーの知人から紹介された顧客が入居した。
入居してから直ぐに家賃の支払いが滞った。　知人の紹介だからいまに支払うだろうと楽観視している内に３ｹ月が過ぎ、４ヶ月が過ぎた。

家賃の滞納が４ヶ月を過ぎた頃からオーナーさんは始めて滞納家賃の支払いについて入居者に督促をしたのだ。
しかし「今月末迄には必ず支払いますからもう少し待ってください。」と言うのを信用して待っている内に更に２ヶ月を過ぎたが家賃の支払いがない。

複数の不動産会社とは取引があるが、全て一般取引なので滞納家賃督促については代行して貰えない。

やむなく弁護士に依頼して訴訟となったが、準備から判決が出るまでに４ヶ月がかかり、強制執行で追い出すまでに更に１ヶ月がかかった。

裁判費用と弁護士費用、それに滞納家賃を合計すると家主の負担は１５０万円を超えた損害額。

入居の斡旋から賃貸管理までを信頼できる不動産会社に管理を一任していれば、滞納が始まったときから督促と集金代行を無料で行って貰えたのに。　悔やむが後の祭りだ。

よくよく調べると知人が紹介してくれた入居者は、転々と無賃入居を繰り返す常習者であることが判明した。賃貸物件は入居者の審査をしっかり行わないと、後で後悔することになります。