臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2012年12月18日

★訳あり物件のため誰も入らないアパートの処分期間は★

カテゴリ：賃貸の達人

あるアパートで殺人事件があった。　まだ築１０年と比較的新しいアパートだ。
それだけに建物のローンはタップリ残っている。売ろうにも買い手が付かず、借金を返す家賃収入も入らない。家主の苦しみは．．．．．。

所が、そのアパートの一室で殺人事件が起こり、それが原因で他の部屋の入居者が一斉に退出してしまった。

６世帯全部が空き室では家賃が全く入ってこない。　家主さんはやむなく、借入金の支払いは自分の貯金を取り崩して返済していたのだが、その貯金も徐々に底をついて苦しくなってきた。

物件を売ろうにも訳あり物件に買い手は付かない。　余程安ければ買い手は現れるだろうがそれでは借金の返済が出来ない。

アパートは半値でも手持ち資金のある内に売却していれば、売買代金と手持ち金で何とか借入金の返済は可能だったかもしれない。

ズルズルと長きにわたり悩んでいる内ににっちもさっちも行かなくなってしまった。

横須賀にあるラブホテルでも同様に殺人事件があって、新聞やテレビで放映されたことからその風評により売り上げが減って営業不振となり現在売りに出ている。

収益物件の困ることは、入居者が部屋で自殺をしたり孤独死をして発見が遅れたり、殺人事件のような事が起こると最悪なケースに至ると言うリスクだ。