臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2013年07月21日

★不動産管理会社に対するオーナーの過大要求。★

カテゴリ：賃貸の達人

不動産管理会社は平均して、集金された家賃の５％程度の安い管理費を受領している。その仕事の内容は家賃の集金と報告書の作成。入居者の退去と入室の立ち会いチエック。更に入居者から受ける建物や近隣からのクレームの対処サ－ビスが主な仕事です。

賃貸管理業をしていると入居者やオーナーから出される過大なる要望に困惑することが沢山あります。本来の賃貸管理業務は家賃の集金と報告書の提出だけなのだ。
新規賃借人の入居時立ち会いや、退去時の立ち会いは不動産仲介会社の営業マンが行う。

「賃借人がうるさい。」「入居者のゴミの出し方が悪い。」そんなクレームの他に「賃借人が町内会に入らない。」「私が借りている駐車場に誰だか分からない人が車を止めている。」更には「入居者が気に入らないからすぐ出してくれ」とエスカレートされることがあって頭を悩まします。

不動産管理業者を便利屋とでも混同していませんか？
わずか５％の管理費で、あれも、これも、それもと要求を出されては困ります。

拡大解釈されても、出来る無償サービスと出来ない相談は別物です。
本日はあるオーナーさんに、入居者が死亡されて遺族の子供さん達が相続放棄したことを伝えると
「その相続放棄の証明書を取れ」とすごんで来ました。

何のためにそれが必要なのか分かりませんが、個人情報にそこまで管理会社が入り込む事は出来ません。賃貸管理会社や分譲マンション管理会社は、家主や住民から必要以上のエゴ要求に苦しめられています。不動産会社が賃貸管理業務をやりたがらない一因となっています。

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