臼井不動産．横須賀不動産コンサルティング

2016年05月06日

★手持ち不動産が売れ行き好調★

カテゴリ：新築１戸建て住宅

今期に入り購入した土地や１戸建てが順調に売れ、早くも物件不足になっています。
弊社は土地や建物の仲介だけでなく、土地から中古の１戸建て、そして中古のマンションなどを積極的に購入し、それを建て売り住宅やリノベ－ションして販売する分譲部門があります。

棚卸資産の回転率は大体３ヶ月が目標です。（仕入れてから売れるまでの期間を言います）
建て売り住宅だと建築に約３ヶ月かかるので回転率は５ヶ月を見ている。

優良企業と経営が厳しい企業ではこの回転率に大きな差があります。
「土地を仕入れて建て売り住宅にしたがなかなか完売にならない。
ようやくすべて完売できるまでに３年もかかった。」
そんな下手な商売では会社の資金繰りも厳しくなるばかりです。

賃貸マンションを建てても賃借人が入らない。（入居率が悪い）
建て売りをすると売れ残りが出て苦戦している。
新築分譲マンションだと在庫が出れば、固定資産税の他に管理費が重くのし掛かってきます。

傍目で見ていると華やかに写る不動産業界も、内情は資金繰りにアップアップしている会社が本当に多い。
商売が上手な会社は回転率が短く、プロジェクトでは完売して在庫をほとんど持たない。

毎週入る不動産会社の販売チラシを見ていると、「数年前に仕入れたはずの物件がまだ売れずに残っているの？」と驚くことがあります。値段だけがどんどん下がり、「この価格では売れても赤字だろうな！」と予想される物件も沢山あります。

人材もノウハウもないのに、派手に色々な分野に手を出して、ことごとく失敗している会社も見受けられます。
事業は成功もあるが失敗もある。

経営者の経営判断の他、不動産業においては企画力と不動産を見る鷹の目が必要です。
取引額が大きな不動産業にあって、失敗は乞食への道と心得ています。
だから潤沢な自己資金をプ－ルして、数字に強くならないと深い谷底が待っている恐ろしい業界です

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