臼井不動産.横須賀不動産コンサルティング

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2017年12月09日
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カテゴリ: 資産家への道
ある投資家の方がビルを購入したいと申し込まれ、斡旋した金融機関からロ-ン承認も無事に降り、後は契約だけとなってから「止めたい。」「やはり買いたい」と迷い始めて3度。私もどうしたらよいものか困り果てました。




その結果無事に融資の了解も終え、その時点では買い主さんも大喜びでした。
所がそれから、最初の要望は金額の点だった。
「売買金額を大幅に負けて欲しい」と言うのだ。

「予算が高いとお考えなら、このビルの購入はお止めになって他の物件を買うことにして下さい。取り敢えず今回の話は無いものとしましょう。」
そう言って大型ビル購入の話はキャンセルする方向に話しを持って行きました。

所が翌日になって「やはりどうしても購入したい」と、仕切り直しの相談を受けたので再度商談に応じることになりました。

2度目の迷いはテナントの事でした。
「空いている1部屋も埋まり、全部満室になってから契約したい」との要望だった。空いている部屋も現在、入居希望者と商談中だが相手の都合はすべてこちらサイドの都合で契約とは行きません。

そこで「年内契約の約束が履行できないようならば、今回の話はやはり取りやめにしましょう。」と2度目のキャンセル通知をしました。

それも翌日になって「やはり買いたい」との意向が寄せられ、再度商談に入りました。

3度目のキャンセル話は「借入金額が多額となるため妻から<止めた方がいい>と言われて悩んでいます。」と連絡が入りました。

2転3転の話で振り回されていた私は、「それではこのお話は今度こそ正式に白紙解約としましょう」とキャンセルの話を入れました。

すると本日、「親から<せっかくのチャンスを逃がす手はない。ぜひ買いなさい>と叱られたのでやはり譲って欲しい」と、また正式な申し込みが入りました。

気が短い私の性格から、通常ならこの商談はキッパリお断りするところですが弊社の部長の取りなしもあり、「今月15日までに手付け金を支払い、契約出来るならばもう一度待ちましょう」と了承しました。
待つのも本当にこれが最後になります。

ただ考えれば、我々不動産会社は数億円もするビルを、右から左と簡単に動かしていますが、一般の方が数億円のお金を借りるときは、誰でも清水の舞台から飛び降りるような気になり、不安がよぎるのはやむを得ないことでしょうね。

私が抱えている本年最後の大型商談は、これで終了です。
後は5.000万円以下の仲介物件が数件、決済を待っているだけとなりました。
今年も忙しかった!



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最終更新日  2017年12月09日 22時10分11秒
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