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皆さんこんにちは。「イトウケンスケ」改めまして、「テ・ケンスケ」です。今まで隠してましたが、実は私コリアンだったんです!!アニョハセヨ~、サランヘヨ~、ハラヘリムニダ、ナイカクワセロヨ~。というのは勿論ウソで、カトマンズでバスチケットを取得した際、バス会社の職員がパスポートを読み間違えて、間違った名前のチケットを発行しただけです。さて、そんなどうでもいい話しは置いておいて、カトマンドゥより、バスに揺られて9時間…のところを11時間。国境の街スノウリで1泊した後、国境から更に8時間…のところを10時間。合計21時間のケツが3つに割れる程長い長い大移動の末、現在、我々はインドはヒンドゥー教徒の聖地ヴァラナシにいます。世話になっていた宿で買ったカトマンドゥから国境までのバスは、外国人なんて一人も乗ってやしない、超ローカルバス。当然、満席になるまで延々と出発しないわ(出発するまで一時間半待ち)、並走していた果物の運搬トラックから車掌が追い抜きざまにミカン(2つ)を盗むわ、乗客で通路に持参のイスで腰掛けてたバァさんが、K子の腕を肘掛けにするわ、膝を掴んで離さないわ、K子は「セクハラだわー!!」と愚痴をこぼすわ、バスターミナルで買ったビスケットは史上最低の不味さだわで、非常に盛りだくさんなバス行脚の旅でした。山道の途中で咲いていた桜(みたいな)の薄ピンクのかわいい花だけが、行程を進むごとに荒んでいく我々の心を癒してくれました。さて、長く旅を続けていると、当然色んな宿に泊まることになります。日本円でほんの数百円でテレビ、ホットシャワー、清潔なシーツ、場所によってはアメニュティーまで付いた、申し分のない程設備の整った部屋に泊まれることもあれば、それこそ、創立以来恐らく1度も日の射したことはない「独房の方がマシなんじゃないか?」と思えるようなクソ宿に泊まらざるを得ないこともあります。自慢じゃない…というか、全く自慢にもなりませんが、そんな犬小屋のようなの宿にも「人間なんざ寝て1畳、起きて半畳」の精神で、とりあえずは何処でも寝ることが出来るのは、ひとえに沖縄で住んでいたアパートが築40年、日当り最悪、水はけ最悪、風通し最悪、幽霊付きの、安宿といい勝負なオンボロアパートだったお陰です。あの沖縄の我が家は、私におしえてくれました。「住んじまえば何処だって都さ!!」ところがどっこい、今回ネパール最後に泊まった国境の宿は、見た瞬間に「あ、俺ん家よりヒドい!!」と衝撃の走った、15年以上の旅人生の中でもトップクラスに最低なクソ部屋。日当り全くナシ、埃の被った部屋の衛生状態は体育倉庫以下、シーツ代わりに掛けられた絞り染めの布は、色がくすみ過ぎて血の飛び散った跡のように赤黒い不気味な色をしており、おまけに南京虫までいるらしく、枕に耳を当てると「カサカサカサ…」と中から乾いた怪音が聞こえてきます。ゴミ箱もなし、トイレもなし、シャワーもなし。天井では蚊と蜘蛛が食うか食われるかの戦いを繰り広げており、これ以上はないレベルに荒み切った空気が流れています。3日間も泊まれば確実に自殺したくなれること間違いなし。「…オーケー、わかった。他の部屋はないのか?」「ある。付いて来い」次に見せられた部屋は敷設の便所から、道ばたの犬の死骸のような臭いの漂う、地獄のような部屋。「…さっきのでいいッス」他にも宿はたくさんあります。もちろん、探せばきれいな部屋もきっと見つかることでしょう。が、何でこんな部屋に泊まることになってしまったかというと、ネパールルピーの手持ちが足りなくて、ここしか泊まれなかったんですよ!!いくら「浜辺にテント&寝袋が史上最高の寝床」だと思っている私でも、流石に好き好んでこんなところには泊まりません。俺悪くな~いも~ん。カトマンの日本食が安くて美味しいのが悪いんだも~ん。そういえば、誰かが言ってましたね。「ご利用は計画的に」計画性が欠けた故に1個の白熱電球の下過ごす味も素っ気も無い夜。気分は四畳半フォーク。スタート以来半年に渡る旅の中で最も侘しい気分に浸ることが出来ました。翌日。深い霧の中から太古の幽霊のように人が浮かび上がっては霧の中にまた消えて行く国境の夜明け。東の空には登り始めた朝日が霧に閉ざされて弱々しく、オレンジ色の光を放っています。リキシャー(自転車人力車)に乗り込んで越える国境のゲートは、世界中のヒッピーや旅人を引きつけてやまない、インドの聖地ヴァラナシに通じる魔境の入り口。民家の軒先に折り畳み机を出しただけの、極めて簡素…というか、みすぼらしいイミグレーションで形ばかりの入国審査を済ませ、再びやってきました不思議大国インド!!地平線の果てまで菜の花畑が続くメルヘンな風景の中、10分に1回は穴ぼこに落ちてシートからケツが浮くようなガタゴト道を、タタ自動車製のエンジンを載せたバスはタフにブイブイと走って行きます。さて、これから再び味わうインドの旅は、果たしてこの菜の花のように素晴らしい旅路になるのか、それとも、このインド郊外の車道のように、文字通り前途多難な「悪路」になるのか。勝負は既に始まっています。ぜってー負けねー。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.02.06
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皆さんこんにちは。まだカトマンズにいます。結局、色々調べてみたところ、ギャネンドラ前国王が失脚し、マオイスト(共産党)が第一政党として政権を奪取してから、「オーバースティはヴィザ代US$30+罰金US$3/1日、キッチリ国境で支払って頂きまっせ!!」という規制がきちんと出来たというはなしで、仕方が無いので$30払って今月1日で切れるはずだった私のネパールヴィザを更新してきました。んで、舞台はまたしても「魔窟」印度大使館。今日は待ちに待ったK子のインドヴィザ取得日でした。いつもの通りセキリュティーチェックを済ませて順番待ちの整理券を取って施設の中へ。番号は「27番」。何とか今日は門前払いを喰らわずに済みそうです。それにしても、いつものことながらコイツらの仕事っぷりは田舎で畑仕事に行くおばぁちゃんが漕ぐ自転車よりも遅い。待つこと約2時間。ようやく27番の番号が、窓口上の電光掲示板に現れ、「やれやれ」と言いつつ、ヴィザの申告用紙片手にK子が席を立ちました。「ふぅ~、やっっっと、これでインドに行ける」と安堵しながら、ベンチに腰掛けて見ていると、何やら窓口でもめているようで、傲慢そうなヒゲのインドオヤジとK子がしきりと話し込んでいます。暫くすると、不機嫌そうな表情でK子がこっちを振り向き「何だか知らないけど、建物の中に来いって」と言います。何やらのっぴきならない事情でもあるのか、とりあえず、一緒にイミグレーション施設の中へ入ってみることにしました。裏口のようなところから中に入ると、意外とゆったりした広さがあり、中からは全然気付かなかったのですが、リビングのような場所でチャイを飲みながら5、6人程の木っ端役人どもが如何にも「暇だぁ~」といったカンジで歓談しています。ちなみに、今日窓口にいる職員はたったの3人。「そんなに暇なら手伝ってやれ」と言ってやりたいですが、「手伝う」という言葉、及び概念を知っているかどうかも微妙なラインなので、やめておきました。さて、入り口を入って左側に入ると、申告用窓口のちょうど裏手側に当たる場所で、先程の傲慢そうなヒゲのインド人がソファーにふんぞり返って「近こうよれ」と手招きしています。「何事か?」と近寄ってみると、眉間に皺を寄せながら「前回のインドヴィザのコピーを見せろ」とヒゲのオヤジは言います。「はぁ?前回のヴィザ?」前回も何も、K子がインドに行くのは今回が初めて。見せようにも、無いものは見せようがありません。「さっきも、窓口で『インドは初めてだ』って言ったのに、 何でか、コイツが分かってくれないわけさ~!!」とのことです。とりあえず、「彼女はインドは今回が初めてだから、それでここにヴィザを取りにきたんだ。分かるか?」といっても、何やら濃い眉毛の隙間に益々皺を寄せて何やらブツブツ言っています。そのとき、ふと思いました。「コイツ、賄賂が欲しいだけなんじゃねーか?」提出した書類には不備は全くないはずだし、パスポートの残存日数なども、何の問題も無いはずです。なのに、何が気に食わないのか、書類を見直してはブツブツと難癖をつけようとしてくるヒゲオヤジ。どうも、相手が日本人、しかも女だからって、甘く見ているような気配が濃厚です。俺の導火線は長くない~♪「だからインド初めてでヴィザなんて持ってないっつってんだろ!? だからココにいるんだろ!!何でわかんねーんだ!?」と怒鳴ってやって、ようやく手元の書類に、職員側の必要事項を渋々書き始めました。しかし、その間も「オマエは東京から来たのか、大阪から来たのか?」「そこに『沖縄』って書いてあるでしょ?」「じゃあ、沖縄っていうのは東京の何処だ?」「はぁ?沖縄は沖縄だよ、東京じゃない!!」「そうか、じゃあ沖縄は東京と大阪とどっちに近いんだ」「いや、どっちからも遠い。日本で一番南の島だよ」「そうか。で、東京と大阪のどっちに近いんだ?」「だーかーらー!!」「オマエたちは結婚してるのか?」「いや、まだだけど」「じゃあ、オマエは彼女のことが好きじゃないのか?」「はぁ?何でそうなるんだよ!!」「じゃあ何で結婚しない?」「別に、オッサンに関係ないじゃん!!」といった具合で、延々と全く関係のない質問を浴びせかけてくるので、ただでさえ遅い仕事が益々捗らなくなっています。不毛な会話を幾つか強制的にやり取りさせられてようやく解放された頃には、まだ午前中だというのに、一日の仕事が終わったかのような倦怠感に包まれていました。ちなみに、午前中はヴィザ申請の確認&ヴィザ代入金。今から1時間後に、もう1回大使館行って、ヴィザを受け取らないといけないんですよねー。あーーーーー、めーーーーんどくーーーーーーーーせーーーーーー。またあのオヤジに絡まれないことを祈るばかりです。さてさて、そんなカンジで、丸々1ヶ月を過ごしたネパールとも、いよいよ明日でお別れです。ちなみに、カトマンズでは無線LANを使う為に、毎日宿の近くの「グリーンオーガニックカフェ」なる、私には死ぬ程似合わないであろうオシャレな場所で、ロイヤルミルクティーやらヒマラヤコーヒーやら、これまた私に死ぬ程似合っていないであろうハイカラなドリンクをオーダーして、キーボードに向かっていたわけなのですが、そんなオシャレ生活も今日でお別れ。いやー、名残惜しいですな。明日朝一のバスで9時間かけて国境の街スノウリまで行き、そこで1泊、翌朝国境を越え、再び長距離バスでインドの聖地バラナシへ向かいます。実は今回のネパール。どうもあまり人とは縁がなかったらしく、行く先々で不快な思いをすることが多かったのですが、それでも、間近で望むアンナプルナの8000m級の山々は、雄大で神々しいまでに美しく、今までの旅してきた中でも、もっとも印象に残る景色だったといっても過言ではありませんし、安くて美味しい日本食やスウィーツにもたくさん出会うことが出来ました。まだまだ、登りたい山や、ラフティングで下ってみたい川もたくさんあるので、ネパールにはまた来ることになるだろうと思います。次はいいことがたくさんあるといいですね。チクショーーーー!!!!また来るぜ、ネパール!!!!!明後日からはインド人との戦いの日々です。負けねー。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.02.03
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タイ料理やら、四川料理やら、韓国料理やら、いつも大汗を滴らせて食っていますが、辛いものが大好きです。ビールやら、ラム酒やら、テキーラやら、弱いのでいつも顔が真っ赤ですが、酒も大好きです。そして、あん肝やら、もずく酢やら、キンピラやら、よく「オッサン臭い」と言われますが、酒の肴も大好きです。が、こう見えても実は、「超」が付く程の甘党です。沖縄のケーキ事情はそこいらの甘党女子に勝るとも劣らず、西に見目麗しき和菓子があると聞けば出向いて食し、東に舌触り滑らかなるムースがあると聞けば出向いて食し、北に濃厚の極みたるチーズケーキがあると聞けば出向いて食し、南に具沢山の沖縄ぜんざいがあると聞けば出向いて食し、遠方より友来る場合は彼の地の名菓を土産に頼み、遠方に出向けば、彼の地の名店を食べ歩く。といったカンジの読んで字の如くの「スウィート・ガイ」です。余談ですが、他にも沖縄だったら沖縄そばとラーメン、香港だったら担々麺と小龍包も我ながらけっこうなマニアだと思います。要するに、ただの凝り性&食意地が張っているだけです。さて、話しが逸れましたが、当然、今回の旅でも行く先々で色んな甘味を見つけては目敏くつまんで、安らぎと至福の一時を味わっています。例えば、以前にも御紹介したマレーシアはマラッカの「ニョニャ・カチェ」。かき氷の下にココナッツやら果物やら、甘く煮込んだ豆を入れたものを「カチェ」と言いますが、黒蜜をかけて中華っぽくするのがマラッカの「ニョニャ(中国とマレーシアの混合文化)」スタイル。真夏の暑~い日差しの下で食べた、冷たい美味です。それに、ベトナムはホーチミンの、とあるカフェで食した、濃厚でデッカいチーズケーキ。濃くて苦くて美味い、ベトナムコーヒーとの相性は抜群。うーん、たまりまへんなー。おっと、忘れちゃいけない!!バンコク名店、「クレープス&コー」の極上クレープ!!数多あるバンコクのスウィーツ事情なれど、私の中では堂々と王者に君臨する、行くと必ず食べたくなる逸品です。んが、世界は広い。旅を初めてはや半年近く。後生忘れることはないであろうと思う程の極上スウィーツを何と、ここカトマンドゥとインドのコルカタで発見しました。まずは、コレ。カトマンドゥの旧王宮広場の近く、その名もステキな「フリーク(狂人)・ストリート」の一角に昔からひっそりと佇む老舗「スノーマン・カフェ」。壁に描かれたサイケデリックな絵や、天井から釣り下がったランプが60年代のヒッピーカルチャーの面影を残す、今となっては貴重な店です。その「スノーマン・カフェ」の看板メニュー、その名も、「クリーム・キャラメル」まぁ、見ての通りプリンです。が、ただのプリンにあらず!!「とろけるプリン」がモテ囃される日本国内の昨今のプリン事情に対して、こちらのプリンはどちらかといえば固めの正統派。ですが、黄身と生クリームが濃厚に混じり合った味わいはまったりと広がるようで、それでいて甘すぎず。たっぷりとかかったカラメルソースのほろ苦さが、後味をキッチリと引き締めてくれます。土台は味のしみ込んだしっとりとしたスポンジ。噛むとジワリと甘さが広がるのですが、生地にはどうも少し塩を使っているようで、隠し味的に感じるほんの少しのしょっぱさが大人の味わいです。美味しいプリン…。ホント、食べたかったんですよ!!!!何故かって、1年8ヶ月住んでいた香港、日系スーパー意外でプリンを見掛けたことがないんです。というのも、杏仁豆腐や胡麻餅、月餅等の中華菓子がスウィーツ事情の覇権を掌握する彼の国では、ケーキやアイスクリーム等の洋菓子も、あるにはあるのですが、一部の店を除いて、日本と比べて正直レベル的にはお粗末そのもの。どちらかというと洋菓子は「不毛地帯」に近いような状況です。増してやプリンなんか、香港人にとっては「は?何スカ、それ?」くらいの地位でしかないらしく、余程の専門店にでも行かない限り、その姿を見掛けることはありません。その代わり幅を利かせているのが、香港名菓「マンゴープリン」と、「エッグタルト」。何処でも食えるし、けっこう美味い。のは認めますが、やっぱフツーのプリンが食いてぇんだよぉぉおおおおおおおおおお!!!!!!ということで、プリンに飢えていたんです。某有名ガイドブックに紹介されていたのを見つけて行ってみたのですが、初めてこれを出されたときの感動は、正に「感無量」。口に運んだ瞬間「嗚呼、おらぁカトマンドゥまで来て良かっただぁ~」と溜め息が口の端から漏れていきました。そして、もうひとつ。それは先月のクリスマス前。コルカタの排ガスで景色が霞む不健康極まりない街を美味いものを求めてブラついていたときのこと。街の主要幹線である「チョウロンギー・ストリート」を人ごみを掻き分けながら北へ向かって歩いていたところ、細い路地へと入る角にある、1軒の店の軒先に、素焼きの器に入った白い塊が整然と並んでいるのが目に留まりました。「コレは美味いに違いない!!」と電光石火で直感した私は即入店、ショーケースの中のものを注文しました。果たして、「運命」や「巡り合わせ」なるものがあるとするならば、私はそれらを神に感謝しなければならないでしょう。「ズーズー・ダウ」如何にも人を小馬鹿にしたような間抜けな名前ですが、庶民ども、頭が高い!!恐れ多くも、その意味は「ヨーグルトの王様」!!誇張でも何でもなく、その名にふさわしく、超、超、超濃厚で重たい舌触りは、まるでクリームチーズのよう。本当に「今までに食ってたヨーグルトは何だったんだ!?」という疑問を持たずにはいられない程の衝撃的な味わいです。日本の「特濃ヨーグルト」なんて、「へっ、何が特濃だ!!」と思わせる、ヨーグルトとしての常識を超えるといっても、けっして過言ではない程の濃厚さと味わいです。ちなみに、この「ズーズー・ダウ」の本場は、実はネパールだそうで、またあの味の再来、若しくは本場であるからにはあれ以上のものを求めるべく、ヨーグルトを見掛け次第、片っ端から食い漁っているのですが、あのコルカタの名もなき店を越える逸品には、未だ出会えていません。「あのヨーグルトの為に、またコルカタに行ってもいい!!」と真剣に思える程の極上の味でした。ミシュランガイドでいえば「三ツ星」=「その店の為に、その地を訪れる価値がある」でしょう。まだまだ旅路は行く先長いです。この先、どんな極上スウィーツが私を待ち受けているのか、今から楽しみで楽しみでしょうがありません。…こんなことばっかりやってるから、痩せないんだろうな~。「バファ○ンの半分は優しさで出来ている」そうですが、俺の贅肉3分の1は甘味で出来ている!!!!はぁ…、ちっとも笑えねぇッス。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.31
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数えてみればカトマンドゥ滞在も5日目。暇だ。「じゃあ、別の街に移動するか!!」と思うことも多々ありますが、「部屋一杯に散乱した荷物を片付ける」という作業を想像するだけでも8月31日のまだ宿題が終わっていない小学生並みに憂鬱になるので、未だこうして動き出すことが出来ず、日々の時間を貪り暮らしております。それにしても、暇だ。旧市街の街並はいつ歩いても魅力的で素晴らしいのですが、元旦の熱田神宮並みに密度の高い人ごみや、3秒で気管支炎と肺炎を併発しそうな排ガスに、今は少々食傷気味。外出も控えがちです。にしても、暇だ。そして、暇になるとしょうもないことをしたくなるのが人間というものです。突然ですが、皆さんは「レッドブル」という栄養ドリンクをご存知でしょうか?嘗ては「認可されていない成分が含まれている」ということで、日本ではお目にかかることの出来ませんでしたが、数年前、ようやく解禁になったということで少し話題になったので、その名前くらいは耳にしたことくらいはあるのではないでしょうか?さて、このレッドブル。先述の通り日本では認可されていませんでしたが、東南アジア諸国をはじめ、香港、インド、ここネパール等、海外では庶民派栄養ドリンクの代名詞とも言うべき不動の人気を誇る一大ブランドです。これがその「レッドブル」向かい合った赤色の2頭の雄牛が目印です。「リ○ビタンD」のような小瓶に入ったタイプのものもありますが、どちらかといえば、この黄金の缶に入ったものがスタンダード。酸味の抜けた「オロナ○ンC」に角砂糖を10個くらいブチ込んで、最後に栄養ドリンク特有の匂いを付けたような味で、栄養ドリンらしく、きちんとタウリンも1000mg入っています。アジア圏で風邪をひいたり、体調を崩しそうになったら野菜や果物を食ったシメに、腰に手を当ててコイツを一気飲み、さっさと床に就いて一晩もすれば翌日には元気溌剌!!(だと私は信じて毎回体調を崩す度に世話になっている)最強飲料です。今回も、カンボジアやミャンマーで大いにお世話になりました。光があるところには、影あり。「人気あるものには偽物現れる」というのがアジアの鉄則です。発見してしまいました。左から、その名も「スーパーライオン」!!何故か日本語で「エネルギー飲み物」と書かれています。「エネルギー飲料」ではなく、何故「エネルギー飲み物」なんて、脱力感溢れる表記をわざわざ添付したのでしょう?全然エネルギーが補給出来なさそうな気がするのは私だけでしょうか?中央は、オリジナルのレッドブル。そして右側、その名も「レッド・パルド」!!「豹」という意味の「レオパルド」と「レッド」をかけているものだと思われます。「スーパーライオン」のライオンは1頭しか描かれていなかったのに対して、ご丁寧に、コチラの豹はきちんと2頭描かれています。しかも、英名の下に輝く中国語の「紅豹」の文字が、益々ウサン臭さを盛り上げてくれます。頭の部分に記された「GoGo」の文字も、大いに気になるところです。モチロン、その場で味比べ。全部飲みましたよ!!味は、どれも至ってフツーの栄養ドリンク。しいていえば、紅豹→レッドブル→スーパーライオンの順で甘いといった違いがあるくらいです。が、流石は偽物。味は非常にオリジナルのレッドブルに近いところで再現出来ていると思いますが、ひとつ。偽物にはある重要な要素が欠落していました。それは、タウリンが入ってねーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!他の成分を見てみても、どうやら滋養強壮や栄養補給の糧となるようなものは入っていないようで、ようするに、この2つの偽物は、レッドブルに似た、ただのクソ甘ドリンクであるようです。全然「エネルギードリンク」じゃないじゃん!!ちなみに、どちらも原産国はマレーシア、製造元はシンガポールにオフィスを置く会社だそうです。っつーとやっぱアレか。これ作ったヤツは間違いなく中華人民だな。どちらも、華僑が経済に幅を利かす…というか経済を牛耳る国です。偽物を作らせたら、彼らに敵う相手なんで何処にもいません。今までいろんな中国製や、中華人民メイドの偽物を目撃してきましたが、まさか、レッドブルの偽物まであるなんて…。改めて彼らの偽物熱のスゴさを実感したような気がしました。それにしても、無駄な時間を過ごしてしまった。やっぱ、暇は良くないですね。♪退屈な時間を作り出すのは♪退屈な自分自身~♪(byBEGIN)いやいや、私は暇であっても、退屈じゃーないですよ。早くインドに渡りたい今日この頃。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.30
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さてさて、文字数が多過ぎて入り切らなかった(半角10000万字まで)前回の日記の続きです。醜い順番争いを繰り広げていたネパール人と中華人民たちが職員に一括されて渋々席に戻ったところで、ようやくスムーズに受付が開始された…に見えたのですが、遅い。兎に角、遅い。亀よりもナメクジよりも遅い。この日は、申し込み用紙に必要事項を記入、それを係員に提出し、隣りの窓口で300ルピーを払うだけなのですが、一体、一人につき何分時間を費やしているのか、たったそれだけの仕事が、遅々として進みません。まぁ、ここはインドの隣国ネパール。しかも、いる場所はインド大使館。待つのは慣れっこだし、待たされるのは覚悟の上です。持参した本を読みながら2人で気長に待つことにしました。…2時間後。まだナンバーは20番程度。…3時間経った12時半。ナンバーがようやく40番に差し掛かろうというところまできて、「はい、今日の受け付けは終わりネ!!明日、明日!!」ベンチに座っていた人、全員の目が点になりました。「明日、明日!!」って、アンタ…。まだ目の前に30人以上、待ってる人がいるでしょ!!っつーか、俺らも、他のみんなも、朝っぱらからオマエらのどんくさい仕事ぷりのせいで待ちぼうけ食らってんだぞ!!そんな俺らを目の前にして、「明日来い」だって!?よくもまぁ、そんなナメたことが言えるもんだなぁ~!!フツーは、お客様が第一だろ!?働け!!何とかしろ!!コラ、オマエ!!何堂々と帰り仕度始めてんだ!?鞄に電卓放り込んでんじゃねぇよ!!責任者出せ!!ってか、働けぇぇぇぇぇええええええええええええええええええええ!!!!!!という避難をみんなでカウンター越しに喚いてたら、顔全体に「仕方ねぇな~、めんどくせぇ」という感情を丸出しにした木っ端役人が、如何にもやる気なく、「じゃあ、今から整理券の裏にサインするから、明日その紙持って9時半に来てくれれば、優先的に手続きをしてやるさ~」と言います。要するに、今日はそれで妥協して帰ってくれということです。もはや抗議する気力もありません。大人しくそれに従うことにしました。明くる28日。9時を少し回り、日も少し高くなり始めた頃、我々は再び呪われたインド大使館を訪れました。流石に大使館員も昨日のことは覚えていたらしく、予告通り、我々優先で受け付けが始まりました。ちなみに、昨日受け取った整理券の順番なんて関係なし。昨日申告しそびれた連中は早い者勝ちです。そんなこともあろうかと、流石K子。職員の声を聞くやいなや、ネパール人、中華人民を蹴散らしいち早く窓口にダッシュ、2番を奪取。フッフッフ…俺様の教育の賜物だな…。と、満足げに後ろのベンチでK子と後方の骨肉を削るような熾烈な順番争いを眺めていると、何故かこの日は思いの外スムーズ。ほんの10分足らずで手続きも完了し、あっけなく大使館を後にすることが出来ました。予定ではヴィザが出来上がるまでに擁する日数は3日。28日に申告したヴィザは31日の金曜日には発行され、その日のうちに国境まで行く夜行バスに乗れば、翌、2月1日にはインドを越えられる計算になります。が、ここで予想外の出来事が!!先ほどカウンターで手渡された領収書には、ヴィザの受取日は「2月3日」と記されています。マズい…。何がマズいかというと、私のネパールヴィザの期限が2月1日までしかないのです。K子のヴィザを待って、その日のうちに国境へ向かったとしても、国境を越えるのは早くても翌4日。最低でも3日のオーバーステイを余儀なくされるわけです。私に与えられた選択肢は3つ。1、イミグレーションオフィスに行き、ヴィザを延長してもらう2、オーバーステイ分の罰金を出国の際払う3、K子に「試練だ!!」と行って、自分は先に国境を越え、 後から自力でインドまで来てもらう。1が一番確実で安全な方法なのですが、US$30も更新料金が掛かります。2は、一応、オーバーステイの罰金は1日につきUS$3と決まっているそうですが、実際のところはイミグレの役人次第だそうです。ボッてくるのもいれば、「カトマンドゥまで引き返してヴィザを取ってこい!!」というヤツもいるそうです。でも、同時に「まけてくれる」という話しも聞きます。安く済む代わりに、多少リスクが多いのがこれです。3は、ナシではないのですが、やはり女の子ひとりで心配なのと、後で私がK子に半殺しの目にあう可能性があるので、やっぱりナシです。さて、一体どの選択肢を選びましょうか?今日もこうして悩んだまま1日が刻々と過ぎていきます。バンコクからのときもそうでしたが、インド、ナカナカ近くて遠い国です。それにしても、どうして通常3日で取れるヴィザが1週間も掛かるのでしょう?流石は、悠久の時を操る国、インド。一筋縄ではいかないようです。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.29
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昨年末の日記でも触れましたが、インド人は本当に働かない。コルカタやダージリンで列車のチケット一つ取るのにさえ、イライラしすぎて鼻血が吹き出そうになりましたが、まさか、ここネパールに於いてその働かないっぷりを顕示されるとは思ってもいませんでした。再び首都カトマンドゥに戻ってきてから早くも5日。ポカラから直接国境へ向かわずここに戻って来たのは古里の味、日本食をインド再訪問に差し当たって食い溜めする為!!「ちゃちゃcafe」のハンバーグ定食。美味↓もありますが、一番の目的はK子のインドヴィザ取得の為です。インドのヴィザを取る方法は大きく分けて2つ。1つは旅行会社や代理店を通して取得する方法。もうひとつは、タメルストリートからほど近い場所に建つ、インド大使館に直接出向いて取得する方法です。インド大使館に直接出向く場合はビザの申告で1回、数日空けた後、受け取りでもう1回の、計2回、大使館に足を運ばなければなりません。代理店に依頼する場合は自分で、しかも2度も大使館に出向く必要のない代わりに、それなりの手数料が上乗せされます。「金はないけど時間だけはある!!」が半ば合い言葉と化しているバックパッカーの大半はモチロン、直接大使館に取りに行きます。そして、我々もそんな「大半」の中のひとり。先人達の「大使館のヴィザカウンターは9時オープンだけど、すっげー混むから、朝は8時半には行った方がいいよ~」というありがたい助言のもと、去る1月26日の寒い朝、朝もやで霞む街を抜けてインド大使館へと向かいました。「今日、インドの祝日で休みネ。明日、明日!!」茶色のレンガが堆く積まれた壁に重厚な鋼鉄製のゲートを2重に構える、威圧的な大使館の門前で、笑顔一つみせない木っ端役人に門前払いを食らう。「ここはネパールだろ!?」と一瞬憤りを覚えるも、まぁ、インドの大使館なんだから、インドの暦に従うのも道理の通った話しです。とうことで、この日は大人しく帰ることにしました。翌日。昨日以上に寒い、朝もやどころか雲に包まれているかのような生クリームみたいな霧の掛かる街を、マフラー代わりに巻いたショールに首を埋めながら昨日と同じ道を辿ってインド大使館に向かう我々。大使館の門前に付くと、そこには既に数十人の人々が列をなしています。人種も様々。ヨーロッパ系、韓国人、中国人、日本人、ネパール人、色んな顔つきの人々がポケットに手をつっこんで寒さに耐えながら、「今か、今か」と開門を待ち構えていました。程なくして、入り口の門が半分だけ空けられ、10人区切りくらいで、少しずつ入場を許され、ゆっくりと列は前へと進んでいきました。我々が金属探知期を通過して、手持ち品の検査を済ませ、「49」と書かれた順番待ちの整理券を受け取ったのは朝の9時前。ヴィザ申告用の施設の前に行くと、そこには既に順番待ちの人々がびっしりとベンチに並び、未だ開かぬカウンターにぼんやりとした視線を送っています。やがて、時計の針が9時半を刺す頃、ようやく固くと閉ざされていたカウンターが開き、如何にもふてぶてしい風体のインドオヤジが登場。やる気無さを全面的に放出しながら仕事を開始しました。カウンターの上の電光掲示板に「1」の文字が点灯されます。その瞬間、ネパール人殺到。その様子を見て、中華人民も殺到。世界2大「順番を守れない国」が、それぞれの国の面目を賭けて大変醜い争いを繰り広げています。49番…この調子だと、100年くらい待たないと順番が回ってこなさそうです。一体、あの大人げない一団の中で、誰が「1」の整理券を持っているのでしょう?それよりも、「1」の整理券どころか、整理券を持ってい人間がいるのかどうかさえ怪しいところです。係員が大声で何事かを怒鳴りつけ、ようやく事態は収束。腑に落ちない表情でネパール人と中華人民たちが席に戻ったところで、ようやくスムーズに受付が開始された…に見えたのですが。文字数が多過ぎて入り切らなかったので続く。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.29
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さてさて、なんやかんやと一昨日首都カトマンドゥに戻ってきました。一応、表向きの理由はK子のインドヴィザ取得という目的がありますが、実はこれから暫く続くインド生活の為に安くて美味しい日本食を食い溜めしに来ただけという説もあります。温泉あり、日本食あり、そんな我々とっては楽園のようなネパールですが、肝心のネパール料理の方はどうかというと、ナカナカどうして。これまた、美味しいものがたくさんあるのですよ、奥様。もともとがインド文化を色濃く受ける国なだけに、基本的はインド同様マサラなテイスト。またはお隣チベットの流れを汲む料理も庶民の味として広く親しまれています。今回はそんな中からいくつかをご紹介します。・ダル・バートネパールといえば、コレ!!ネパール料理の代名詞とも言うべきものがこのネパール定食、ダルバートです。通常、ダル(ご飯)にタルカリ(野菜のカレー)、ダル(豆のスープ)、アチャール(漬け物)などが付いて1セットとしてサーブされます。これにプラス、鳥や山羊などのカレーを追加したり、店によってはギー(ヤクのバター)、ダウ(ヨーグルト)が付属で付いてきたりもします。ちなみに、これはご飯のかわりにチャパティがついたもの。基本的に肉以外はおかわりが自由という、私のような大メシ喰らいには万歳したい程嬉しいシステムです。ある程度減ってくると店のオバちゃんが「もっと食うか?」と聞いてくるので、欲しいものを指差して注文しましょう。ただし、ご飯はおかわりのさい油断していると洗面器一杯に相当するような恐ろしい量の米を盛られてしまうので、注意しましょう。・モモ同じく、ネパールを代表するかのような庶民食。日本でいうところの餃子です。小龍包のような形のモモを醤油やタレでなく、カレー味の汁をダバダバに浸して食べるのがネパールスタイル。ちなみに写真の店は、知る人ぞ知る名店「エヴェレスト・モモ」のモモ。メニューはモモとコーラの2つのみという、大変男らしい店です。水牛の挽肉と、酸味のあるソースがクセになります。ちなみに、このモモのルーツはチベットにあるそうです。これがそのチベタンスタイルのモモ。日本と同じような形で作り、辛いアチャールをドップリなすって食べます。店頭で濛々と湯気を立てるドデカイ蒸篭見つけたら、それがモモ屋の印です。蒸したてアツアツを頬張りましょう。他にも、揚げたものもあります。店によってはお願いすると焼きモモも作ってくれますが、これんなもう、日本の餃子そのままの味。「オッチャン!!醤油と酢ラー油!!」と叫びたくなります。・タントゥック米で作った幅の広い麺を柔らかくなるまで煮込んだ野菜や、鶏肉、卵などを具に、シチューのようなコッテリとした野菜ベースのスープで食べます。コシなんてものは全くありませんが、これが美味い。腹持ちもいいし、少しとろみのあるスープは寒い夜にピッタリです。同じく、日本のきしめんと沖縄そばを足したような食感のトゥクパという麺類もよく食べられます。・チベタンブレッド今回、ヒマラヤトレッキングで最初から最後までお世話になっていたのが、このチベタンブレッド。何故か山にいる間、頑に朝食はチベタンブレッド、日によって昼メシもチベタンブレッドを頬張っていました。小麦粉とベーキングパウダー、卵、砂糖をこねて、平らに伸ばし、真ん中に2本の筋を入れ、油で揚げるだけの大変シンプルなパンですが、モチモチとした食感とほんのりした甘さが美味しい、朝のお供です。これに濃いミルクティーの組み合わせが最高です。当然、油で揚げているので、カロリーも高い。トレッキングに行って痩せてくる予定が、どうしたものか、推定2kg程太ってしまった私ですが、その原因の80%は、恐らくコレだと思われます。モチモチしたものの他に、顎の骨が疲労骨折しそうな程固い、曲がり煎餅とカリントウを足して2で割ったようなものもあります。素樸な味わいで、こちらはおやつに最適です。・スクティとチャン鹿の干し肉を唐辛子や香辛料と一緒に炒めたものです。さしずめ、ジャーキーの炒めものとでもいいましょうか。兎に角、固いです。が、噛めば噛む程味が染み出して、ビールや酒の肴として最高です。家や店の軒先によく干し肉がぶら下がっているのを見掛けますが、どうも、この料理を作るためのようで、この店でも、注文すると、天井いっぱいに吊るしてあった干し肉を、オッサンが「よっこらせ…」引き下ろして作ってくれました。似たようなものに、水牛の干し肉を使った「スクラ」という食べ物もありますが、これもまた、ビールや酒と最高の相性です。ちなみに、グラスの中身は「幻のどぶろく」と言われいる酒「チャン」。白ワインにも似た酸味と甘みを持つ、呑みやすいお酒。モチロン、店や家で密造しています。・水牛の串焼き超ローカルな食い物です。店の軒先や屋台なんかで、炭焼きでじっくり焼いたものを食べることが出来ます。噛み堪えのあるステーキといった味わい。でも、美味。アチャールをなすって食べましょう。やはりビールに最高です。・ギャゴクチベット式の鍋料理です。あっさり味の醤油ベースのスープに、山盛りの野菜、春雨、肉団子、魚などを溢れんばかりに盛り込んでコトコト煮込んだ料理です。チベタンブレッド等と一緒に食べます。冬は鍋でしょ!!寒い夜は鍋に喜びを見いだすチベット人に非常な親近感を覚えます。顔も似てますしね。アジアは皆兄弟!!モチロン、シメはおじやに限ります。・番外編香港で食べていたネパール料理の数々。ちなみに、この日は職場のネパール人スタッフによる「カレー対決」の日。それぞれが作った様々なカレーが食卓に並びました。食いかけで撮った写真なので、見た目的にはアレですが、どれも甲乙付けがたい程もの凄くおいしかったですよ。さて、そんなカンジで美味しいネパールのお話し、如何だったでしょうか?まだまだ他にも、ネパール風モツ炒め「ブドゥワ」、鳥の香辛料炒め「チリ・チキン」、ジャガイモのカレー炒め「アローダム」など、美味しいものがたくさんあります。どの料理も、インドよりも素朴な味付けで、日本人にも馴染みやすい味付けなのではないでしょうか?もし、ネパールを訪れる機会があれば、ぜひ一度くらいは、地元のみんなが食べている店で下町の庶民の味を味わってみて下さい。何処へ行くにしても、観光地の食べ物だけでは勿体ないですよ!!にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.27
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さて、前々回の日記の冒頭で「様々なトラブルに見舞われて、決して楽しいことばかりではありませんでした」と書きましたが、今日はその話しをしたいと思います。今回のトレッキング、確かに目に映る景色は感動的だし、楽しいこともたくさんあったのですが、正直、心の何処かで常にイライラしていました。その原因がガイドです。前回のミャンマーでのトレッキングといい、今回のヒマラヤといい、どうもここ数ヶ月はガイドとの巡り合わせがツイていないようです。愚痴っぽくなってしまうので敢えて多くは書きませんが、例えば、「ガイド」という仕事を、ガイド自身がただのゲストの世話役程度にしか思っていなかったり、きちんとした説明が出来なかったり、ゲストの質問に上手く答えられなかったり、事前準備がきちんと出来ていなかったり…兎に角、プロ意識があまりにも欠落しているというのが、今のところ目にした平均的なアジア圏のガイドの現状です。ましてや、山でゴミや酒瓶を投げ捨てる、バスで眠っているゲストを暇にかまけてちょっかいをかけて起こす、事前準備を当日まで何一つしない、高地登山での注意点等を何一つ説明しないような、今回のガイドのようなヤツは論外です。(しかも、下山後スピードの出し過ぎでバイク事故を起こして、遠回しに見舞金をせびってくるようなクズ野郎。問題外ですね)では、エコツーリズムに於ける、ガイドに求められる資質とは何でしょう?以下、素人に毛が生えた程度の知識しか持ち合わせていな私なので、人によっては異論があるかもしれませんが、自分なりに簡単に纏めてみました。1、自然に対して敬意を払い、自身が自然保護の意識を 持ち合わせており、また、それをゲストに伝えることが出来る。エコツアーガイドたる職業の人間が持つべき意識の根本の根本です。まず、自身が「自然の中で働かせてもらっている」ということを自覚し、それを自分が率先して保護するという意識を持たなければなりません。また、自然保護に対して十分な知識を持ち合わせており、自然に影響を出来る限り与えない歩き方、過ごし方(例えば、木の根っこの上を歩かない、食器や衣服を洗う時は洗剤を使わない等)を実践し、また、それを破った場合はどうのような影響が出るかを理解し、これらのことをゲストに啓蒙することがガイドの一番大切な仕事です。自然だけでなく、そこで暮らす人々の文化保護の観点を持つことも重要です。車が通れる道路一本が山に開通するだけで、どれだけの文明がなだれ込み、自然だけでなく、どれだけの民族文化に影響が出るかということも熟知し、それをゲストに伝え、問題意識を持たせることが出来れば完璧です。2、ゲストの安全を確保出来る。説明不要ですね。これが出来ない人間にガイドたる資格はなし。3、ゲストが平均的に何を知りたがっているかというのを研究、理解し、 的確、且つ正確な説明が出来る。 山の名前、標高、そこにしか生息していない動植物の名前、生態、少数民族の村ならば、人口や文化等、まず、ゲストが一番最初に知りたいであろうと予測されることを熟知し、分かりやすく説明出来なければなりません。素通りしたり、気付かないフリをしたりするなんて、もっての他!!また、答えられない質問には素直に「すみません、分かりません」と謝り、後日、メールで応答する等の対応をすればゲストにも納得がいってもらえるのではないでしょうか。4、ゲストが「またここに来たい」と思えるような話しが出来る。例えば、「この時季に、この木にはこういう花が咲く」「この時季だと、この鳥のこんな行動を見ることが出来る」「この時季だと、この村ではこんな祭りがある」等、ゲストが興味をそそられ、次回に繋がるようなトークが出来れば良いガイドといえると思います。5、ゲストを不安、不快にさせない。当たり前のことですが、これが中々出来ていないように思えます。例えば、事前講習を行い、山を歩く時の注意点、危険性、高山病やその他疾病に対する知識やその処置法の説明、持って行く医療装備品の効用と説明等、ツアーに望むに際して、心構えと安心感というのをまずは与えるべきです。また、今回のように長期間のトレッキングになると、四六時中ガイドを鼻を突き合わすことになります。プロのガイドは、ゲストの雰囲気を察して不快にさせるような行為や言動は慎むべきです。「トモダチ」になりたいのはわかりますが、「トモダチ」「friend」の以前に、相手はゲストであるということを十二分に理解すべし。とりあえず、今思いついただけだとこんなところでしょうか。モチロン、細かいことを言えばまだまだあるだろうし、これだけが出来ていればガイドとして上出来かといえば、そういう意味でもないので、悪しからず。ただ、これくらいのことは「ガイド」を自負するからには出来てて欲しいですね。その点、「素晴らしい!!」と思えるのが、旅の一番最初にお世話になった、マレーシアはボルネオ島コタキナバルのエコツアー会社「RIVER BUG」です。完璧に施されるガイドへの教育の上で行われるツアーの数々は、参加していて本当に気持ちよく、そして最高に楽しい思い出になりまいした。また、社員だけでなく、まず現地に暮らす人々に対して「如何に自然が掛け替えのないもので、我々はそれを守って行かなければならないか」という意識改革から始めることからツアー先を開拓するという、社長のオクタビウスさんの経営方針も素晴らしいものだと思います。これくらい質の高いガイドを排出出来る会社、若しくは機関があれば、アジア諸国のエコツアー事情、及び自然保護事情は大いに前進することが出来るのではないでしょうか?はっきりいって、世界の屋根たるヒマラヤ山脈を頂くこの地域でさえ、エコ、及びエコツアーの精神は発展途上です。これ以上はないといっても全くの過言ではないくらいの素晴らしい環境がアジアのいたるところにあります。↓ヒマラヤ山中で見つけたゴミの山ガイドだけでなく、地域の人々や国が、みんなでその土地を守っていくという精神を持つことが出来れば、人と自然が上手い形で調和した世界中の人々がこの素晴らしい景観を堪能出来るような環境が出来上がるのではないでしょうか?ちなみに、日本だって人ごとではありません。我々も同様に、「日本の豊かな自然や文化、ひいては世界中、行く先々全ての自然や文化を、一地球人として守っている」という自覚を持って生活や日々の生活をするべきです。石川直樹氏の「この地球を受け継ぐ者へ」に「Small step make difarence=小さな積み重ねが大きな変化を産む」とありましたが、まずは我々一人一人が、意識を持つことが大切だと思います。話しが若干逸れてしまいましたが、ヒマラヤという素晴らしくも神々しい山々を持つこの国、これから先、子どもたちの為にも、輝かしい将来が来てくれることを心から願うばかりです。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.26
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本文に入るその前に…香港、及び中国、マカオにお住まいの皆様、少々遅ればせながら、恭喜發財!!今年も中環からの花火がバンバンと大輪の花を咲かせ過ぎて、開始1分で爆煙により何も見えなくなっていることだろうと思います。懐かしいですね~、旧正月。皆様は如何お過ごしでしょうか?去年はBBQをやったり、TSTで御神輿を担いだり、何かと楽しく&忙しく過ごした記憶がありますが、今年はトレッキングも一段落して、こうしてポカラの湖畔でのんびりと過ごしております。今年も皆様が健やかに、富み多きこと(旧正月ですからね)を心よりお祈り申し上げます。さて、そんなヒマラヤトレッキング。今回我々が辿ったルートは標高約1000mの地点から3210mまでの約2000mの標高差のコースを5泊6日ゆっくりと辿ったものです。通常だと3泊4日程で登山の経験がなくても、ゆっくりと歩けば難なく全行程を歩き切ることが出来るようなコースなのです。本来はもう少し厳しい別のコースを行く予定だったのですが、K子が途中で体調を崩した為(今は元気ですよ)、このような行程を組むことになりました。前半はアンナプルナ・ヒマールを奥手側に望みながら、後半はタウラギリ・ヒマールを正面に望みながら、見渡せば、そこいらじゅうに美しい棚田が広がり、時として、菜の花が咲き乱れる、自然豊かな、気持ちの良い道を歩いていきます。登山道を歩いている途中「ガラーン、ガラーン」という大きな鈴のような音色が耳に入ってきたら、我々トレッカーは道の端の方へ寄って、ひとまず歩みを止めるのがこの地域を歩く時のマナーです。やがて前方からやってくる、音の正体は彼ら。車はおろか、バイクでさえ入って来れない山の中で、輸送手段として大活躍しているのが、このロバたちです。背中一杯に大きな荷物を背負いながら、ロバ使いの「ハッ!!ハッ!!」という威勢のいいかけ声に追い立てられて、山道を踏みしめるかのように力強く登っていきます。さしずめ、首から下げた鈴の音は踏切の警報音で、ロバは貨物列車といったところでしょうか。路肩に腰を落ち着けて、ゆっくりとロバの小隊が通り過ぎるのを待ちます。さて、こんなカンジでロバも悠々と闊歩する登山道。こもロバたちのお陰で、我々は山の上でもおいしい食事や、暖かい宿、安全な水を口にすることが出来るのですが、同時に彼らのせいで、登山道は馬糞だらけ。道に限らず、村の中から、石畳の上、吊り橋の上まで、それこそ常に下を向いて歩いていなければならない程馬糞だらけ。最初から最後まで、その山道は地雷の如く落ちている馬糞との戦いの日々。1日に確実に10回は「まぐそぉーーーーーーーー!!!!!!」と絶叫しなければならない修羅の道です。ちなみに、ロバだけでなく、彼らもたくさんいます。当然、彼らのクソもそこいらじゅうに落ちているわけで、場所によっては、クソを踏まずに先行することが不可能な程の密度で、街道がクソによって埋め尽くされていたりもします。さて、そんな試練の道を乗り越えて、最後に辿り着いたはヒマラヤの雪解け水が轟々と音を立てて流れる川のほとりの町、タトパニ。深い谷間に位置する町で、奥手に望むは7000m近い標高を誇るニルギリの山です。土産物屋とロッジが並ぶだけの小さな町ですが、何と言っても、ここの名物として有名なのが、我々日本人にとってこの上なく嬉しい温泉です。軽く硫黄の香るこの温泉は水着着用の男女混浴で、地元の人々やたくさんのトレッカーたちで終日賑わっています。湯加減も丁度良し。日のあるうちはニルギリを望みながら、夜は流れ星流れる満点の星空を眺めながら、日本円でたった50円程度で贅沢なひとときを堪能出来ます。肩までどっぷりと熱い湯に浸かると自然と「うぇ~い」というオッサン臭い溜め息が出てしまう自分に嫌悪感を感じつつも、湯船に浸かる喜びを心から感じられる日本人に産まれたことを感謝。併設の売店でビールも良いですが、タトパニ名産のみかんを湯船に浸かりながら食べるのも、またここならでわの贅沢です。そして、お約束。「ネパール湯煙殺人事件~犯人は馬糞の香り」撮影の現場周辺では、地元の人々がまるで犬の死骸でも見るような目で私に注目していたことはいうまでもありません。そんなこんなで、山あり谷あり、クソあり温泉ありの色んな意味で起伏にとんだヒマラヤトレッキングですが、山だけでなく、垢だらけでけっしてきれいとは言えませんが、行く先々で出会った子どもたちも忘れられません。恥ずかしげに、家の入り口からちょこっとだけ顔をのぞかせる男の子。流石は山中の遊牧民!!四つん這いで「メェ~メェ~」といいながら、「山羊と山羊使いごっこ」に興じるこどもたち。言葉は全く通じませんが、行く先々で見せてくれるステキな笑顔と好奇心いっぱいの大きな目にずいぶんと癒されました。トレッキングも無事に終えたし、十分のんびり出来たので、明日の朝一のバスでカトマンズに戻ります。大使館でK子のインドビザを取得した後は、再び混沌の国インド!!正直、ネパールは平和過ぎて刺激が足りない感があったので、再び訪れるであろうカオスな日々に胸が踊ります。とりあえず後数日、カトマンズで日本食を食い溜めしつつ、ハードなインド生活に向けて英気を養いたいと思います。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.24
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一上一上又一上一上直頂高山上舉頭紅日白雲低四海五湖皆一望 唐寅「千年斯文」より一歩、また一歩、登りに登り山頂に辿り着けば、「五湖四海」こそ見ることは出来ませんでしたが、雲海に真っ赤な太陽が昇り来るのを一望することは出来ました。というわけで、1週間ぶりのブログ更新ですが、はいさい、皆様ご機嫌如何でしょうか?ついに行ってきました、ヒマラヤトレッキング!!同行したメンバーは、私、K子、ダージリンより何かと行動を共にしているヒデさん&カヨコちゃん、加えてガイドとポーターの計6人。が、トレッキング中様々なトラブルに見舞われて、正直楽しいことばかりではありませんでしたが、その辺りのことは追々記述することにして、とりあえず、今日は一番印象深く心に焼き付いたヒマラヤの風景のお話しを書かせて頂こうかと思います見上げれば宝石をちりばめたような星々が煌めき、天の川が西から東へ、乳白色の流れで夜空を真っ二つに分断し、三日月が静まり返る峡谷をぼんやりと照らす午前5時。高峰アンナプルナ・サウスへと続く尾根の標高2874m地点に位置する峠の村「ゴレパニ」から、今回のトレッキングで一番の高所であるプーンヒルに向かって、氷点下の空気に白い息を吐き出しながら、我々は乾いた土の道を歩き出しました。3000m近い標高でも植物が覆い茂っているので、恐らく富士山や穂高よりも空気は濃いと思いますが、それでも、地上よりも遥かに薄い空気と、起き抜けで重たい体のせいで、急な斜面を数百メートル上がる度に息が切れて心臓がバクバクと波打つのがわかります。高山病にならないように心拍数に気をつけながら、休み休み、一歩一歩、山頂を目指す。ゴレパニから標高差わずか400mあまりの場所ですが、途中で引き返したくなる程の倦怠感が体を襲います。そんな我々を「こんなところでくたばるな!!」と、励ますかのように、経文や仏陀が描かれた色鮮やかなタルチョ(仏教旗)が、風に吹かれてバタバタと大きな音を立てながらはためき、そして、その風の行く先にはアンナプルナ連峰の白い峰がほんの少し青みがかった空にぼんやりと映し出されています。白い息を吐き出し、登っては立ち止まりを繰り返し、背の低い木々の隙間を縫い、金色の草むらを抜け、間もなく夜も明けようとする午前6時、息も切れ切れに、標高3210mのプーンヒルに到着しました。見渡すと空には雲ひとつない最高のコンディション。思わず「ヨッシャ!!」と拳を固めてガッツポーズ。かじかんで上手く動かない指と格闘しながら三脚をセットし、カメラの設定をいじりながら夜明けを待ちます。やがて、水差しから水をこぼしたかのように、少しずつ漆黒の夜空が青に染まっていき、それに従って、目の前の山々も次第にその姿をハッキリと現していきました。青から白へ、周辺の景色に朝の気配が濃厚になってきた頃、目の前に一番高く聳える標高7219mのアンナプルナ・サウスに朝日が差し込み、真っ白なピークを鮮やかなオレンジ色に染まりました。そして、夜明け。眼下の景色をすっぽり飲み込んだ真っ白な雲海に一直線に広がるオレンジ色の筋も感動的な美しさです。左からアンナプルナ・ファン(7647m)、アンナプルナ・サウス、ヒウンチュリ(6441m)、マチャプチャレ(6993m)、奥手にはアンナプルナ1(8091m)、ニルギリ(6940m)の山頂も顔をのぞかせます。北の方角にはダウラギリ(8167m)を中心とした広大な連峰が鎮座します。アンナプルナ・ファンの大雪渓。息も絶え絶えに登ってきた疲れなんて、目の前の山を見ているうちに、きれいさっぱり何処へやら。夢中になって何百枚とシャッターを切っているうちに、時計の針は8時を回っており、太陽もだいぶ高い位置まで登り、空も濃紺の絨毯のように広がっていました。山頂から湧き立つ雲が、もの凄いスピードで切れて、流れて、青い空へと吸い込まれていきます。初日の出のダージリンで見たカンチェンジェンガの巨大さの感動はそれはもう、筆舌しがたい程でしたが、プーンヒルから間近に望むヒマラヤ山脈のスケールの大きさ、雪渓と断層と光と陰の作り出す造形美、広がる広大な森林、青過ぎるほど青い空、その目に映る全ては、あらゆる表現の言葉を口にすることを躊躇わせる力強さを持ち合わせています。よく、「大自然」を目の前にして「如何に自分が地球上で小さな生き物なのか…」などという文章を見掛けますが、あれは、後から便宜上くっ付けただけの表現ですね。実際に自分の想像を遥かに越える自然を目にすると、もう、全ての思考が遥か彼方へスッ飛んでいってしまい、ただ、その力に圧倒されるばかりで、言葉なんて出てきやしません。とりあえず、トレッキングを終えて当時のことを噛み砕き、今にして思うことは「素晴らしい」「美しい」の二つのみ。ただ、今までの人生至上最大限の賛美を称えて、この2つの言葉をアンナプルナの山々に捧げたいと思います。映像や何かしらの媒体を通して目にするのと、実際に実物を目の前にするのとでは、ときとして百万倍以上の差があるといっても過言ではありません。本当に、心の底から「行って良かった」と言える風景です。日本から決して近い距離ではないですが、トレッキングシューズを履いて、リュックを背負って、1度くらいはこの景色を見に、ヒマラヤを訪れてみても決して損はないと思いますよ。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.23
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♪かわいい~あの娘は良~家のお嬢さん♪お~れはしがない山お~とこ~♪♪や~まを歩~いてなぐ~さ~めるぅ~♪笑ぁ~ってくれ~るなお月~さま♪街の背後に聳えている山々に募る期待がふくらみ、街をブラブラしているだけでも、大学時代にイヤという程唄わさせられて以来、「もう唄うこともないだろ」と思っていた「山の歌」を気がつくと口ずさんでいる自分がいます。♪穂~高よサ~ラ~バ♪また来る日~まぁ~で~♪さて、本日は前哨戦代わりに、ポカラの街の北に小高く聳える標高約1500mのサランコッドに登って来ました。といっても、標高1100m辺りの場所まで車で登り、そこから急な石段沿いに土産屋や茶屋が数件立ち並ぶ、素朴な集落通りながら頂上を目指す簡単なコース。日頃の運動不足が祟ってハァーハァーいっちゃいますが、すれ違う人々がみんな笑顔で「ナマステー(こんにちは)」と声を掛けてくれて、歩いているだけで楽しい気分になります。登ること約30分。小さな展望台のある山頂に到着。すると感動的なことに、それまで曇りがちだった空が、山頂に我々が着いて直ぐ、計ったかのように雲の切れ間から7000m急の白銀の山々がポカラの街の向こう側に堂々と現れました。目の前に見えるは、とりわけ大きな標高8000mを越える「アンナプルナ1」雪と岩のみで作り出された造形美は息を呑む美しさです。「景色が良い」ということは、「酒の肴にも良い」ということとも同意義です。同行した明日からのトレッキングガイドが気を利かせて、地元名産の「リンゴブランデー」なるものを持参して来てくれました。「おぉ、流石気が利くな!!ヨシヨシ、じゃあ早速…」と栓を抜き、紙コップになみなみと注いで、はい、カンパ~イ!!…ウグウグ……ウグ…………グゥエ~ップ。………いや~、2009年度、「最高に不味いで賞・酒部門」ブッチ切りで1位です。ふわりと香るリンゴの甘い匂いに「あ、コレ美味いんじゃないか?」と一瞬思いますが、それは幻覚であったことを1秒後に思い知らされます。口の中に残る質の悪いアルコールの後味が何ともいえない不愉快をプレゼントしてくれます。その味は、沖縄の学生が一気飲みで使う某安泡盛ソックリ。ちなみに、アルコールは25%。標高は1500m、運動の後。しかも、昼メシを食い損ねて空きっ腹。あっという間に立派な酔っ払いの完成です。ヒマラヤをバックに「不味過ぎなんだよバーロー!!」と悪態をついてるうちに、太陽は西の山の谷間に沈んでいきました。♪流れる汗にザイルを背負い♪♪かじかむ腕にピッケル抱え♪♪嗚呼、我ら山行く渡り鳥!!♪ということで、明日より22日までアンナプルナ連邦の手前、最大標高3300mの地点までトレッキングです。今年は何となく厄年クサイ雰囲気が漂っているので、ラオスみたく怪我をしないように祈っておいて下さい。それでは皆様、1週間後に会いましょう。アデュ~!!にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.15
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本文に入る前に、宣伝をひとつ。Youtubeに、私の動画がアップされました!!Paragon Hotel, Kolkata, India, Christmas Day 2008.先月25日クリスマス当日、コルカタはパラゴンホテルの屋上の模様です。一緒に歌っているのは鹿児島の熱き唄うたいタツヤさん、しかも、撮影したのはCNNやディスカバリーチャンネル等の世界規模のメディアに映像を提供しているというプロカメラマン、先日、ダージリンまで行動を共にしていた英国紳士のMr.トレバー!!…恥ずかしい。実は三線で自分が歌っている姿を見るのは初めてなのです。皆さんも、宜しければ我々の勇姿を覗いて下さい。ちなみに、首に巻いているのはマントではありません!!ショールです!!そこんとこヨロシク。さて、カトマンズからバスに揺られること7時間。の、予定が。2回に渡る超大渋滞の為11時間半。周囲が真っ暗になり、心身ともに芯まで疲れ果てた頃、標高6000~8000m級の山々が連なるヒマラヤはアンナプルナエリアへのベースとなっている街、ポカラへやってきました。この街に来た目的はモチロン、最初の半年の中で個人的に最大のハイライトであるヒマラヤへのトレッキングを行うためです。大学の頃より「♪ま~ちを離れて野に山に~♪行~くて定めぬ俺たちは~♪」などとナイスな歌詞の歌を唄わさせられてい人間にとって憧れの地です。街からはそんなヒマラヤの白銀に輝く峰々を一望することが出来ます。昨日も今日も、全然見えませんでしたが。本当は、この後ろ側いっぱいにヒマラヤ山脈が見えているはずなんですよ。なので、本日は街をのんびりお散歩。フェワ湖という湖の畔に沿って、安宿、登山用品店、レストラン、土産物屋、雑貨屋、レンタルバイク屋等が軒を連ね、一見すると非常にツーリスティックで、騒がしそうに見えますが、車も殆ど走っておらず、かわりに道では子どもたちが走り回り、一本路地を裏に入れば、菜の花が咲く畑が広がっていたりして、極めて平和で日本の田舎にも良く似た雰囲気の、非常にのどかな場所です。子どももかわいいですよ。街を少し離れると、非常に珍しい洞窟に落ちる滝なんかも見ることが出来ます。幾重にも重なった断層が背の高いドームを形成する洞窟に外から青白い光の入り込む様はとっても幻想的です。さて、以前より何度となく書いていますが、この旅に出る前まで、私は香港の日本食で働いていました。そこで心優しい何人ものネパール人たちと一緒に働き、仕事、プライベートともに随分とお世話になったのですが、そんな仲間のうちの一人が、偶然にもここポカラに結婚の為に里帰りしているということなので、会ってきました。香港で「えんグループ」をご愛顧して頂いている皆さんにはすっかりお馴染みだと思いますが、「古酒屋楽宴」の看板バーテンダー、マヘッシュ氏。と、本邦勝手に初公開、彼の家族。香港3万人のマヘッシュさんファンの皆さん、ダウンロードして永久保存しておいて下さい。産まれて初めてネパール人の家にお邪魔したのですが、仏具と家族の写真と、嘗て軍人であったお父さんの賞状等で埋め尽くされた部屋は、何だか「古き良き時代の日本」を見ているかのようで、とても居心地の良い雰囲気。ネパール式のドーナツと美味しい紅茶を頂きくつろがせて頂きました。その後、地元率100%の超ローカルな酒屋の軒先に場所を移し、水牛の串焼きを肴に密造焼酎「ロクシー」で乾杯。写真は地元のビールですが。豆を原料に作るという「ロクシー」は芋焼酎のような風味で、少々クセがありますが、甘い口あたりで飲みやすい酒で、ステーキとジャーキーを足して2で割ったような噛み応えのある、炭火でじっくりと焼いた水牛の串焼きによく合います。ちなみに、密造酒故に、製造元は我々が杯を交わしている酒屋。販売する際は水のペットボトルやビールのボトルに入れて量り売りです。飲みやすいのですが、地味にアルコールは25%程あるので、いつの間にか頭がグワングワンする程酔っています。昔日本に住んでいたということもあり、日本語も堪能なマヘッシュさん。香港での思い出話や裏話(笑)、ネパールの文化などの話しで盛り上がり、気付いた頃にはあたりの家々や商店がすっかり電気を落として、街は真っ暗。マヘッシュさん、ご馳走様です。ありがとうございます。宿に戻りベッドにぶっ倒れると、そのまま朝まで夢も見ない程深く深く眠ることが出来ました。翌朝、二日酔いもなし。ロクシー、素晴らしいお酒です。こんなカンジであと2日、ゆっくり英気を養って、それからトレッキングへ出発です。先日カトマンズで同じ宿に泊まっていた日本人の山男に三脚も頂いたので、今回はヒマラヤに降り注ぐ星の撮影にも挑戦してみようかと思います。日々精進。請うご期待!!にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.14
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滞在1週間目を越えた、ここカトマンズ。仲良くなったネパール人に、「家にメシを食べにこないか?」と誘われて行ったら確かに、結構な豪邸の中庭で美味しいダルバードをタダで食わせてもらったのですが、タクシーの運転手とソイツがグルで、タクシー代をボッタクられたり(と言っても、300円程ですが)、ソイツの家で食った、野菜カレー ↓ ↓突然「オマエ、日本人だけど英語が話せるだろ!?」と怪しいオヤジに話しかけられ「まぁー、話せるには話せるが…」と答えると「何故俺がキミは英語が話せると分かったかおしえてあげよう。フッフッフ…何故なら俺は占い師だからだ!!キミの背中にラッキー仏陀が見える!!どうだ?格安で占ってやるよ、トモダチ!!」という、今時どんなバカでも引っかからないような方法で占いに勧誘されたりと、小さな事件は起こっていますが、初日以来、ウチのK子も何かやらかすこともなく、至って平和な日常を送っております。さて、極めて電力事情の悪いこの国は、首都であるこの場所も、1日のうち12~14時間は計画的に停電になってしまいます。宿のフロントに1週間の停電時間帯が張り出されるので、我々旅行者はそれを見ながら「夜8時から停電!?何だよ~!!夜どうやって過ごせばいいんだ!?」とか、「夜中の12時から復旧!?そんな時間に復旧しなくてもいいよ!!」とか、「よし、今夜は7時から電気が使えるぜ!!明るい場所で飲める!!」などと言いながら一喜一憂する生活です。そして、ここ2日間は夜間停電。その間、無線LANも使えず。することもないので、気付いたら夜9時には寝てしまい6時に起きるという田舎の年寄りか夏休みの小学生のような健康生活を送っています。さて、そんな停電ライフですが、何も悪いことばかりではありません。お気付きの方も大勢いらっしゃるとは思いますが、一昨日から今日にかけて満月。この時期晴天に恵まれやすいカトマンズでは、それはもう見事にまん丸な満月が夜空にぽっかりと浮かんでいます。真っ暗な街中に満月に照らし出された仏塔が青白くそびえ立つ姿は、幻想的でなかなか美しいものです。そして、この国の仏閣では満月の夜になると、人々が近くの寺に集まり特別な法用が執り行われます。周囲に設置されたバターランプにみんなで明かりを灯し、僧侶たちが厳粛に読経する中、特別な供物を奉納し、みんなで仏陀に祈りを捧げるというものです。それなりにちゃんとした儀式ではあるようなのですが、どちらかというと縁日のような雰囲気。境内では子どもたちがキャーキャーいいながら走り回り、集まった大人たちは周辺で寄り集まりながらニコニコとおしゃべりに興じており、非常に穏やかな空気の流れる雰囲気。発電機により、寺は多少ライトアップされているようですが、停電しているので周囲の明かりはバターランプと、一部の屋台の蛍光灯やオイルランタンのみ。オレンジ色似照らし出された景色に合わさるかのように、低く響き渡る読経の声と、「プワァ~」というチベットの巨大チャルメラの音、「チ~ン」という甲高いチベタンベルの音が、耳から入って腹の奥に入り込んでジワァ~と染みてくるようで、聞いているだけで何とも心地よく、つい時間を忘れてしまいます。さて、そんなカンジで平和に過ごしたカトマンズですが、そろそろ平和すぎて退屈なので、明日の朝一で、ヒマラヤのトレッキングの拠点として有名なポカラに移動します。そして16日から1週間程、ヒマラヤ山脈にトレッキングに行ってきます!!美しいヒマラヤの写真を皆さんにお見せ出来るよう、ドップリと山生活に浸かってきます。請う、ご期待。今日、町外れ散歩をしていたら1本の桜が花を咲かせていました。そういえば、沖縄もそろそろ桜が満開の時期ですね。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.12
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YeeeeEEEEEEEESSSSSSSSSSS!!!!!!!!!!旅行家ロバート・ハリスがナビゲートする旅&アウトドアのPodcast番組「Planet Green Podcast」に何んとなくメールを出してみたところ、番組中に読まれた~!!!!おめでとう、俺!!番組自体もとっても面白いので、宜しければ聞いてみて下さい。さて、ご存知の方はご存知かと思いますが、27にもなって職も捨ててフラフラしている欠陥商品な私ですが、そんな私にも付き合って8年近くになる彼女がいます。そうですね、この紙面では「K子」という名前にしておきましょう。そして、そんな彼女が仕事を辞め、昨晩香港からはるばるネパールまでやってきました。ナマステー(こんにちは)。今日から2ヶ月間程、恐らくトルコあたりまで一緒に旅を続けていくことになると思うので以後、宜しくお願いします。さて、コイツ。着いて早々、さっそくしでかしてくれました。ゲートから出てた彼女を迎え、拾ってあったタクシーでとりあえず安宿へ。荷物を部屋に放り込んでメシを食いにいき、ついでに軽く1杯。そうして安宿に戻って来た2時間後。K子「あれ?このバックパック誰の?」私「ん?青いのは2つもの俺のだよ」K子「いや、そうじゃなくて緑の」私「誰のって自分の……って、まさか自分のじゃないば!?」そう、コイツ。間違えて他人のバックパックを空港から持ってきてしまったのです。アホォォォオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!どんなしたら人の荷物と自分の荷物間違えるば!?オマエの名前は今日から「うっかりカス平(本名がカスミなんで。あ、言っちゃった)」じゃぁぁぁあああああああああああああああああああああああああ!!!!!!そうして、12時に再び向かった深夜の空港。「あん?空港、もうクローズね。明日の朝、来るヨロシ」入り口の監視員の時点で門前払い。翌、早朝6時半。「あー、オフィスのオープンは9時ね。9時に来るヨロシ」空港内の職員に出直しを命じられる我々。朝9時。「はいはい。じゃー、倉庫開くのは10時だから、10時まで待つヨロシ」12時間以内に4回も空港を往復したヤツなんて、タクシードライバーと運送屋以外では私くらいでしょう。流石に、3回目からは警備員も私の顔を覚えてくれたようで、入り口の監視(100%止められる)もオフィスビルの出入りも、全て顔パスでスムーズに出来るようになりました。フゥ……。タクシー代…高けぇなぁ…。…もう1回だけ言わせて下さい。アホォォォォオオオオオオオオオオオオオオオオ!!!!!!!!とりあえず、そんなカンジでこれから仲良くやっていこかと思います。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.10
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本日もカトマンズ旧市街を散歩。地図も持たずに石畳やデコボコの細い道からなるビルに挟まれた路地を奥へ奥へ。より怪しい臭いのする方へ、奥へ奥へ。細い路地のどん詰まりには、怪しげなヒンドゥー寺院。人形劇に使う、極彩色の神様人形たち。極小の窓から往来を眺める、雑貨屋のオヤジ。恰幅のいいオッサンが路上で開く水牛の串焼きは唐辛子がピリピリきいて大変美味い。昼間からビールが欲しくなります。そんなカンジでカメラをブラブラさせながら街を歩いていると、ヒンドゥー教の修行者、サドゥーが、道ばたでチャイを美味しそうにすすっているところに出くわしました。シャッターを切り、カメラを顔の前から外すと同時に案の定、「マニー」と言いながら手を伸ばしてくるサドゥー。まぁ、何となく予想はしていたので、別にいいのですが。「じゃあ、そのチャイ奢ってやるよ」「マニー」「んで、オッサンはサドゥーなんでしょ?」「マニー」「インドから来たの?」「マニー」「…ここで修行してんの?」「マニー」「…何年くらいサドゥーしてんの?」「マニー」最初は「コイツは俺のことをバカにしてんのか?」と思ったのですが、何のことはない、「マニー」意外の英語を知らないだけだと気付きました。しょうがないので、10ルピー札(約13円)を渡してやると、ニンマリと怪しい笑みをうかべ、「ウンウン」と満足そうに頷いていました。そんなカンジで、本日も平和に街歩きを終え、宿に戻って来てシャワーを浴びた後、ビールでも買いに行くかと「♪この頃流行りの女の子ぉ♪鼻毛のロングな女の子ぉ♪」と、鼻歌まじりに浮かれポンチな気分で階段を降りていこうとしたところ、3段程ですが足を滑らせ、ハデに転げ落ちました。しかも途中で右の腕を階段の角でシタタカ打ち付けたようで、「ゴツン」というイヤな音が響き廊下に渡ります。腕に走った激痛に思わずその場でうつ伏せにうずくまる私。とりあえず、骨には以上はなさそうですが、右手が痺れてしまい、上手く動かすごとが出来きません。「うーん、うーん」と呻き苦しみつつ、「銀ちゃん…かっこいい…」と「蒲田行進曲」のモノマネをひとりでしてみたりしつつ、痺れが取れるのを待って袖を捲ってみると、間接のやや下側のところから、見事に出血大サービスです。本当はデッカい絆創膏を貼った私の腕の写真をアップしようと思っていたのですが、さっき見てみたら、思っていた以上に血がにじみ過ぎてしまって、かなり見た目的にグロテスクなので割愛。ラオス以来2度目の大きな怪我。我ながらのマヌケっぷりに苦笑いがこみ上げてきます。肘から血をダラダラ流しながらフロントに降りていき、「薬局はど~こだぁ~」と聞くと、スタッフのおにーちゃんは慌てて血相を変えて、「すぐ先のスーパーに入ってる!!どうした!?大丈夫か!?」親切に助けてくれました。皆さんも怪我には気をつけましょう。怪我の回復には、やっぱ肉に限りますね。明日は「怪我の治療」という大義名分をつけて、3食、肉を食いまくってやろうかと思います。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.08
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ネパールの首都、カトマンズ。標高約1300m。人口約100万人の人々が暮らすこの街は、嘗ては「カンティプール」=「栄光の都」とも呼ばれ、1000年以上も昔からこの国の中心として栄えてきた長い歴史を持つ古都です。同時に、カトマンズを中心とした周囲に点在する街、及び遺跡を含めたカトマンズ盆地は世界遺産として登録されていることでも知られています。街は大きく分けて新市街と旧市街とで別れており、今回、私が宿を取ったのは、50~70年代にかけて「ヒッピーの聖地」と言われたタメルストリート。土産屋や飲み屋、レストラン、旅行会社、登山用品店が所狭しと軒を連ねるエリア。大変ツーリスティックで一見するとタイのカオサンの巨大バージョンといった面持ちですが、一歩そこを外れると、石畳と2~5階建てくらいの古いレンガ造りのビルがひしめき合う、古き良きカトマンズの姿を留めた街並を見ることが出来ます。古いビルや家々は今でも現役で人々の生活の場として使われています。入り口や窓の狭い独特な造りの建物の中に、薬屋、スパイス屋、宝石屋、鍛冶屋、楽器屋、洋服屋、軽食屋、八百屋、あらゆる種類の雑多で小さな店が重箱のおせち料理のようにビッシリと入っています。道すがら見つけた、金細工屋さん。ネパールの伝統様式で立てられた家屋に営業する曼荼羅屋。そんな古い街並に、鮮やかなサリーを着た女性や鼻水を垂らした子ども、日本人に良く似たネパール人、ターバンを巻いたシーク教徒、旅行者、商人、リクシャー、バイク、額に「第三の目」を書かれた犬、野良牛、野良山羊など、ひっきりなしに行き交う人街はエネルギッシュで、何か素晴らしい冒険が、今にも始まりそうな予感がする、歩いているだけでそんな楽しいドキドキ感に包まれる素晴らしい街です。最近では度重なる開発や、農村部からの人々の流入でそうでもなくなってしまったようですが、一昔前までは「人よりも神様の方が多く住む」と言われていただけあって、街のいたるところで神様を祭った大小様々なお社や寺院、仏塔を見ることが出来ます。ほら、こんなところにも。「歯痛を治す」と信じられている「コインの木」裏通りにあったチベット寺院。350年以上の歴史を誇るカテンシンブー・ストゥーパという仏閣で、風にはためく「タルチョ」が美しく、厳かな雰囲気を醸し出しています。こんなかんじで、普通に道のど真ん中や、ビルの入り口、店の脇、ちょっとした広場など、何処を歩いていても神様だらけ。「石を投げれば神様に当たる」とでもいうべき様相です。その中でも、道が交差する場所は必ず「チョーク」と言われる広場になっており、たいていそこには大きめの寺などが建立されて、そこを中心に路上市場などが開かれており、周囲は常に人や車でごった返して大変なにぎわいです。そんなチョークや古い街並を通り抜けていくと、やがて大きな建物が林立する開けた場所へ出ます。「ダルバール広場」。「ダルバール」とは、ネパール語で「宮廷」を意味する言葉で、その名の通り、旧王宮をはじめ多数の寺院が聳えるエリアです。牛もいます。荘厳な宮殿や仏閣の数々は見ていてため息が出るほど壮大で、そして細密ですが、今日は外から眺めるだけ。中に入るのはまた後日。楽しみは取っておきます。たくさんの観光客や寺の境内でくつろぐ地元に混じって、自称「ガイド」や、土産物売り、古銭商、乞食、サドゥーなど、怪しげな有象無象が腐る程いて、引っ切りなしに声を掛けてくるので適当にあしらっていれば一人でいても退屈しません。ふと見上げると、そんな人間の営みを見守るかのように、神様たちが窓から通りを見下ろしていました。神様と人間が非常に近い距離で暮らす街、カトマンズ。たくさんの神様が見守ってくれいるからか、ここでも子どもたちのステキな笑顔に出会うことが出来ました。少年ライダー(笑)。文明の発達によって数々のものがここに住む人々の生活様式を変えつつあることは間違いないですが、それでも、何百年も変ることなく続いている営みが、今でも悠久の時を越えて脈々と受け継がれていることをただ、その場に佇んでいるだけで感じられる魅力的な街です。暫くここでゆっくりしてみたいと思います。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.07
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「マジかよ…」まだ周囲の景色も闇に包まれた早朝5時半。嘗て「ヒッピーの聖地」ともいわれたタメルストリートで、我々は途方に暮れていました。昨日、ネパール東部の田舎町ダナンを昼の1時出発のバス(30分遅れたけど)で出発した我々。これから20時間、このまま一気に首都カトマンズまで抜けてしまい、明日の昼には日本料理屋でカツ丼で乾杯しようという算段です。それにしても、ダナンからカトマンずまではたったの400km足らず。もし、ここがタイならば8時間、遅くても10時間で着いてしまうであろう距離です。一体、何にそんなに時間が掛かるのか。嫌が応にも、期待と不安で胸が高鳴ります。さて、出発して20分。何故か突然アスファルトで舗装された道を逸れ、急に砂利道に突っ込んでいくバス。車内激揺れ。乗客たちも「何事か!?」と驚いて、口々になにか言っています。やがて、道の一番奥、行き止まりにある大きな建物の前に停まるバス。何があったのか?窓の外を見ると、バスの脇の家の人と運転手が、何やら大声で怒鳴り合っています。程なく、元来た道をUターンするバス。隣りのオッサンがおしえてくれました。道を間違えただけだそうです。…そりゃ20時間掛かるわけだ。先が思いやられます。そんなカンジでのんびりと、人を乗り降ろしさせたり、再び道を間違えたりしながら、バスはのどかな田園風景が広がるネパールの田舎道を走っていきました。残念ながら今回は通路側の席で、外の風景もまともに見れないので、舗装されているのかされてないのかもわからないガタゴト道に揺られながら、バンコクで買った浅田次郎の「壬生義士伝」を読みながら、ポンコツのわりに座り心地の良いシートにどっかり腰を落ち着けます。昔なら確実にバス酔いしていたであろう悪路ですが、今では屁とも思いません。旅は人をタフにします。さて、1時間程走ると、バスの外が妙に荒涼とした無味乾燥な風景に変っているのに気がつきました。砂漠です。遠くの方に、木や家があるのがポツポツとは見えますが、目の前には果てしなく乾燥した砂の世界が広がっています。が、よくよく見てみると、どうもところどころに水の流れた跡のようなかんじで、砂が削られているばしょがあります。しかも、場所柄、砂漠化してしまう程乾燥した場所でもありません。恐らく、洪水の跡です。ダージリンにいたときに「洪水で橋が流された」という話しを聞いていたのですが、恐らく氾濫したのはこの先にある河に違いありません。何kmにも渡って続く荒漠。人間如きでは抗うことも出来ない自然の猛威に、ただただ、驚嘆します。車道の両側をバスやトラックが埋め尽くした場所で我々のバスも同じように停車。どうも、そこから先は本当に橋が落ちてしまったようで、河をボートで渡るそうです。バックパックを抱えて砂漠に出ると、砂の海をパックリと割るかのように、大きな河が悠々と流れていました。木と竹で組まれた、今にも沈んでしまいそうなオンボロボートに毎度お馴染み、難民舟の如く限界まで詰め込まれて、ゆっくりとボートは岸を離れていきます。橋がないので、当然各種物資も人とボートによる人海戦術で地道に対岸へと渡されます。その為、河に沿った道沿いにはトラックがびっしりと並び、人夫たちが一生懸命ボートに重たそうな荷物を積み込んでいる風景を見ることが出来ます。荷物を満載した舟が隣りをアメンボのように通り過ぎていきます。トラックやバスがあるというのと、ボートにモーターが着いているということを除けば、きっと何千年も昔のエジプトもナイル川の畔ではこんな風景が繰り広げられていたのでしょう。国は全く違いますが、歴史の浪漫を感じさせる、悠久の時を越える風景です。さて、無事転覆することもなく対岸に渡された我々。砂の中に地雷のように埋もれる牛、犬、人のコウンを巧みにかわしながら、道で待ち構えていた新しいバスに乗り換えました。程なく、乗員全員が集まったようでバスは出発。「さぁ、こっから一気にカトマンズまで直行だぜベイベー!! 待ってておくれ、オイラのカツ丼!!!!」と勇み進み出したはいいのですが、30分もたたないうちに、バスはだだっ広い空き地に停止。外に出てみると、大量の物資の積み荷の最中でした。暫くして積み荷が終わり、再びバスに乗り込んだかと思うと、今度は背の低い、大きな建物の前で停車。今度は休憩だと言う。そんなカンジで、30~1時間置きに、やれ積み荷だ、やれメシだ、やれトイレだのといいながら、バスは各所で停車しまくり、ちっとも先に進みません。見上げると頭の真上にオリオン座が半月と並んでキレイに輝いていました。やたらとスパイスがきいたチャイを道ばたですすりながら、思いました。…そりゃ20時間かかるわ。そんなこんなを繰り返しつつも、バスがカトマンズに着いたのは、予定よりも4時間程早い午前5時。降りた瞬間に叫びました。「ダージリン並みに寒いわーーー!!!!!」それもそのはず、カトマンズの標高は1400m程。ダージリンよりも一応700m程低いですが、周囲を高い山々に囲まれた盆地である為、気温もグッと冷え込みます。「イケメン中年」ヒデさんに至っては短パン&サンダルです。死にそうな顔で歯をガチガチいわせています。隣りにいたタクシーをとっとと捕まえて、安宿が密集するタメルストリートに向かうも、早朝のタメルストリートは全ての店が冷たくシャッターを降ろしています。歩けど歩けど続く、シャッターの街並。「何てこった…」やっと見つけた小さな商店の軒先でゴミを燃やしていたので、その火に当たりながら必至に暖を取り、夜明けをまつ我々。恐らく、傍目から見たら相当惨めです。6時を少し回った頃、運良く通り掛かった安ホテルのスタッフに拾ってもらい、何とか今日の宿を確保。ぬるいシャワーを浴びて、昼まで泥のように眠りました。そういえば、カトマンズへの道すがらこんな落書きを見つけました。「HEAVENLY PATH」直訳すると「天国のような道」。どこがじゃぁぁあああああああああああああああ!!!!!!!!ツッコまずにはいられませんでした。にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.06
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本日使用しているネットカフェは、今までで一番通信速度が遅いので、不本意ながら、本日の日記はモノクロ&写真ナシで更新させて頂きます。あらかじめ、ご了承下さい。ネパール東部の地方都市、思っていた以上に田舎です。さて、極寒の高地ダージリンより、国境の街カカルビッタを経由して、私は今、ネパール東部の地方都市、ダランに来ています。朝7時。真っ白な吐息を弾ませながら1週間お世話になった安ホテルを後にして、麓の街への乗り合いジープの停留所へ。「旅は道連れ」ということで、同じ宿だった2人の日本人、ヒデさんとカナコちゃんと共に、3人でネパールを目指すことになりました。最後に、ダージリンの美味しいチャイを啜っていると程なく人数が集まった乗り合いジープが出発しました。振り返ると、ヒマラヤ山脈が後方に大きく、そして、今まで見た中で一番鮮明にその全容を現していました。やはり、ここから望むカンチェンジェンがは筆舌し固い美しさです。真っ白で雄大な山々に後ろ髪敷かれつつも、やはり極寒の地から離れられるということで、自然とテンションが上がる我々。「俺なんか、まるでカマキリの卵のように…」「いやいや、俺なんてもう、梅干しのように…」と、標高2134mの寒さによって、自分のさいだね袋が、如何にかわいそうな状況になっていたかを報告し合いながら、朝っぱらからゲハゲハと下品談義に楽しく花を咲かせていた我々ですが、この後数十分後、地獄を見ることになります。今回、我々が乗ったジープのドライバー。実は相当なスピード狂らしく、狭い上に曲がりくねった山道を、「頭文字D(モチロン「D」は「ダージリン」の「D」)と化して、遠心力をバンバン体感させながら2000mの高低差を一気に下っていきます。しかも、時間短縮の為に途中から裏道を使用しているっぽいのですが、この道がまた2分に1回はケツが宙に浮く程のバンピングロード。酔った…。しかも、ただ酔っただけではなく、理由はよくわからないのですが、手の先が痺れて、しかも、全ての指が勝手に絡まり合うかのように交差しながら内側に固まってしまい、動かなくなってしまったのです。モチロン、ゲロ袋なんて気の利いたものは用意されていませんし、あったとしても、手に全く力が入らないので、それを支えることが来出るかどうかさえ微妙なラインです。体中から変な脂汗が吹き出します。向かいの席では2人も同じように脂汗を流しながら、地獄ドライブの苦しみをじっと耐えています。本気で、意識が遠のきそうになる。「ぴーーーーーーーーーー」という耳鳴りが聞こえる。そして吐きそうだ。「うぅ…もう…限界…ッス。明日から「三線マン」改めて 「ゲロリンマン」に改名だ…嗚呼…カッコワリーな~」と覚悟を決めかけたとき、運良く峠を下り切って、小さな村の商店で休憩。一命を取り留めました。ふらつく足取りで外に出て、倒れるかのように日向に横になり、少し気分が楽になったところで深呼吸をしながら散歩をすると、気持ちが悪いもの、手の痺れもウソの様に消えていきました。他の2人も同じように苦しみから解放されたようです。「高山病」というのは聞いたことがありますが、「低山病」というのもあるのでしょうか?とりあえず、出発してからほんの2時間程ですが、朝一から身も心もクタクタでした。が、目的地はだま遠い。麓の町、シアルダーで今度はネパールの国境の町カカルビッタまでの捕まえた乗り合いジープに1時間程人数集めで待たされた末、ようやくネパール国境に辿り着いたのは午後1時過ぎ。多くの人と物資がひっきりなしに行き交い、他のアジア諸国に負けず非常にエネルギッシュな雰囲気。やはり、国境はいいものです。イミグレーションでUS$40で30日間有効のヴィザを取得し、いよいよ10カ国目、ネパールの旅の始まり始まりです!!手持ちのUS$の中から幾ばくかをネパールルピーに両替し、イミグレーション近くのバスターミナルで、今日の目的地である東部の町ダラン行きのバスを2時過ぎには捕まえることが出来ました。「ここから何時間くらいでダランに着く?」と聞くと、「3時間くらいだよ。近いだろ?」との返事が帰ってきました。ということは、夕方の5時にはダランに着くことが出来るはずです。フッフッフ…刻々と暮れ行く夕日をバックに、ネパール餃子「モモ」と、ギンギンに冷えた名物のグルカビールで乾杯。ネパール最初の1日の終わりを有意義に過ごす。フッフッフ…我ながら完璧だ!!なんて上手くいくはずがないのが旅というもの。まず、バスが満員になるまでひたすら待つというのは、もはやインドやミャンマーでは常識なので別になんてこともないのですが、ネパールはちょっと勝手が違う。待ち始めて約30分。ワゴン車を改造して作った、通常13人乗りのミニバスに少々定員オーバー気味の15人が乗り込み、「さぁ、少し遅くなってしまったけど、これで出発だ!!」と思ったものの、車掌は未だ客寄せに熱心で、出発する気配なんてこれっぽっちもありません。結局バスが出たのは更に30分後の午後3時。運転手を含めて13人乗りの車に限界を超えた22人が乗り込み、超満員の状態でようやくタイヤが前に進み出しました。もちろん、車内は押し寿司のようにギュウギュウ詰め。身動きひとつ、まともにとることが出来ません。が、こんなのはまだ前哨戦に過ぎなかったことを、我々はこの時点ではまだ知りませんでした。ネパールのミニバスは更に我々の常識を超える。発車して30分程の場所で停車したかと思うと、数人の客を降ろした後、再び客引き。「ダラン!!ダラン!!」と威勢のいい叫び声が響き渡ります。気長なネパール人の乗客たちも、待たされ過ぎのため、いい加減イライラし出したらしく、車の壁をバンバン叩きながら、「早く出せ!!」「いつまで待たせる気だ!!」みたいなことをネパール語で言い始めた30分後、ようやく改めて出発です。乗り込んだ人数は、運転手、車掌、子ども1人を含めて合計26人。限界の限界を越えるような人数。Me○jiの「ジャンボもなか」でさえ、こんなにギッシリ詰まっていません。息をするのさえ苦しい状況です。ちなみに私は窓際に座っていたのですが、私の横にあるべき窓が何故か無くなっており、かわりに、デッカい半透明のビニール袋が張られています。景色が全く見えない上に、暑苦しくてたまりません。「まぁ、身動き取れない乗り物なんてミャンマーで慣れっこだし、 たったの3時間だし、どうってことねぇやぃ!!」と、空元気で乗り切ることに覚悟を決めたのですが。それから更に30分後。街道沿いに掛かる橋の上で何故か突然の渋滞。最初は「検問かなにかだろう。まぁ、待ってれば直ぐ動くさ」と気楽に考えていたんですが、待てど暮らせど、一向に車列が動き出す気配がありません。退屈をした乗客がみんな次々に外に出て様子を見に行ったり、タバコを吸ったりし始めたので、我々も外へ。見ると、雲に霞んだオレンジ色の夕日が覆い茂る木々の向こう側へ沈んでいくところでした。「何があったんだ?」と近くの人たちに聞いてみるも、誰一人英語が通じない為、状況が全く理解出来ません。周囲を見てみるとみんな、欄干に座ってタバコをふかしたり、お菓子を広げてみんなで食べていたり、散歩をしたり、「わしら、こんなの慣れっこじゃけん、関係ないけんね~」といったかんじで、勝手気ままにのんびりと過ごしています。結局、車が動き出したのは、そこに留まってから1時間が経過した、午後5時と少しを回った頃。本当に待ちくたびれた。恐らく、事故か何かがあったのか、現場らしき場所にはたくさんの警察と軍人がたむろっていました。それにしても…インドの交通マナーも、クソ程なっていないですが、ここネパールの交通マナーも負けず劣らずなっていません。誰かが「車が動くぞ~!!」みたいなことを叫んだ瞬間、一斉に歓声が上がり、各車がクラクションを鳴らしたかと思うと、「我先に!!!!」と、その瞬間から猛烈なデットヒートの開始!!片側1車線の道に車やバスが、2台3台と殺到。そして、対向車線でも同じことが行われています。そしてそのせいで、再び猛烈な大渋滞。その隙間を縫うように、トラクター、リキシャ、自転車、人、牛、ヤギ、犬など、小型のものが通り抜けようとする為、ますますみんな身動きが取れなくなるという悪循環を引き起こしています。間違いなく、ドライバー、及び通行人は誰一人として「譲り合い」とか「交通安全」なんて単語は知らないのでしょう。近くに大量に突っ立っている警察や軍隊は「割れ関せず」といった面持ちで、それぞれのおしゃべりに夢中です。クラクションがブーブーピーピー鳴り響くカオスな風景をやがて夜の闇がゆっくりと包んでいきました。結局、我々が目的地に着いたのは、周囲が真っ暗になった午後7時。田舎町ダランでは、ほぼ全ての店がシャッターを降ろした後でした。そして、苦労の末辿り着いた町、ダランは、何だか日本の田舎町のような雰囲気漂う、何もない地方都市。観光、午前中で終了。明日、早速移動します。20時間かけて、首都カトマンズまで一気に行きます。20時間…。そんなわけで、新年イッパツ目の旅ネパールは、ある意味、大変さい先のいいスタートを切っております。これからどんな波瀾万丈でクソッタレな出来事が私を待ち受けているのでしょうか?請うご期待!!にほんブログ村世界一周ブログランキング参加中!! ↑ ↑「面白いじゃん」とか「コイツバカじゃん!!」とか思ったら、クリックして頂けると嬉しいです。狂喜乱舞します。 * * * * *今回の旅で、資金面で協力して下さっているスポンサー様、堀明則さんのブログです。香港で起業した社長の和僑のススメBlogその堀氏が経営する会社のサイトです。【ホープウィル投資管理株式会社】マカオの不動産、資産管理のゲートウエイ企業Hopewill Investment & Management (Macau) Ltd.+++++++++++++++ 知ってて得する「ファンド講座」ミニ「e冊子」プレゼント ご希望は fund@hopewill.com まで。香港、ファンドの魅力をお伝えします。 +++++++++++++++++++++++++++++++国際電話低料金サービスをご提供しています。こんな方に・・「海外とのやり取りの多い企業、また個人の方に」「海外にご家族やご友人がいて、頻繁にやり取りをされる方に」◆最大88%OFF!業界トップクラスの低料金サービスを 24時間均一料金で提供します!◆登録料・基本料は一切不要!通話料のみのお支払で 安心してご利用いただけます!お申し込みはオンラオインですぐできます。 ▼▼▼▼▼http://www.nittel.bz/idd/iddservice.php?a-cd=202+++++++++++++++++++++++++++++++ ありがとうございます!!
2009.01.04
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