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ヤエモンジ

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2006.12.09
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<誰がために>

 だが我々は愛のため 戦い忘れた人のため
 涙で渡る血の大河 夢見て走る死の荒野
 サイボーグ戦士 誰がために戦う サイボーグ戦士 誰がために戦う♪

<いつの日か>
♪真っ白な雲を見上げて海原に揺られていたい
 戦いを忘れ 悲しい昨日を忘れ
 穂にいっぱい風受けて 夢に見た故郷に


昭和54年に放映された、サイボーグ009・新シリーズのオープニング&エンディングテーマ。

たとえば。
今、ウルトラマンやセブンのDVDが発売されており、擬似ステレオ音源だとかフィルムノイズを排した画像とかってのが売りになっている。レンタルでも見られることができるので、私も何話か借りて観てみたのだけど、その売りが返ってわずらわしかった…ってな覚えがある。
なんというか、やたら綺麗すぎて、違和感バリバリバリタンク!なのだ。あれぇ?セブンってこういう絵だっけ?あの円谷プロ特有の特撮シーンの空気、映像が、別会社のそれに見えて仕方なかった。ハイテク技術を駆使してステレオ化された音も、むしろ聴きにくいばかり。なんかな~、昔再々々々…放送を録画したビデオを観た方がセブンらしく感じたなぁ…。

で、この2曲。同じような印象を受けるのは私だけ?

オープニングの「誰がために」。石ノ森章太郎・作詞のせいか、実に渋くカッコいいフレーズが並ぶ。バックの音楽もゴージャスだ。平尾昌晃・作詞、すぎやまこういち・編曲と、職人技が光ってる。
エンディングの「いつの日か」も、コンセプトとしては前作の「戦い終わって」と同じ方向性。前作が父の属性とすれば、この歌は母方の…といったところか。こおろぎ73のハーモニーも、さすがアニソン界のダークダックス(といってもこおろぎ73は三人だけど)、美しい歌声で清涼感に満ちている。いわゆる癒し系の歌(本当は悲しい歌だけど)。

しかし、どうもキレイすぎてしまうのだ。前回、前々回に取り上げた旧作のテーマソングの、乱暴なまでの荒々しさが薄れ、替わりに、妙に洗練された仕上がり。そのためか、こう、グググッとせまってこないのだな(グッくらいはくるけど)。
加えて映像。オープニングで流す009の涙、エンディングでの、ヒーリング映像と化したような、風吹く草原に集ったサイボーグ戦士…なんか、「お~い、そんなにカッコつけなくてもえ~やん?」と思ってしまうのだ(石ノ森先生、ごめんなさい)

とはいっても、こちらの歌の方が原作マンガの“線の細さ”には近いのかもしれない。サイボーグ戦士とブラックゴーストの果てしない戦い。それは誰のための戦いなのか?という石ノ森イズムのオープニングと、人間の体に戻りたいという望みをやわらかく綴った(しかし、それは無理な望みと彼らは知っていて…先記の“悲しい歌”はここに起因する)エンディング。
きっと、初めて聴いた009の歌がこの2曲だったら、これこそテーマソング!と素直に思えたんだろうなぁ。実際のところ、歌自体は悪くない、いや、いい線いってるとすら…。


曲中一番のサビ♪夢見て走る死の荒野♪のところは、成田賢に成りきって強弱をつけながら声を張り上げるべし。
♪(死の)こぉ~~~、お、やぁ~~~!!♪





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Last updated  2006.12.09 20:33:40
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