きまぐれMAT

きまぐれMAT

PR

×

Keyword Search

▼キーワード検索

Archives

2026.05
2026.04
2026.03
2026.02
2026.01

Profile

ヤエモンジ

ヤエモンジ

Comments

9921M@ Re:「地獄のズバット」 ~ズバットソング3部作第1弾! 列伝133(04/05) 怪傑じゃなくて快傑ですな。 まあ怪の字を…
人間辛抱 @ Re:「だれかが私を待っている」 列伝94(04/02) 初めまして、 宜しくお願い申し上げます。…
ラリホーJ@ Re:「戦い終わって」 列伝62(12/08) 懐かしいですね、昭和40年代のアニソン…
みぽりん@ Re:「GoGoトリトン」 ~イルカに乗った少年よ何処へ~列伝105(06/19) 私も、この曲は今でも大好きな曲で この曲…
みぽん@ Re:「戦い終わって」 列伝62(12/08) 私は現在25歳の女性です! この曲を初めて…

Freepage List

2007.01.22
XML
♪その人のやさしさが花に勝るなら その人の美しさが星に勝るなら

 ひとりひとりが思うことは 愛する人のためだけでいい
 君に話すことがあるとしたら 今はそれだけかもしれない
 今はさらばと言わせないでくれ 今はさらばと言わせないでくれ

 いつの日か唇に歌がよみがえり いつの日か人の胸に愛がよみがえり
 君は手を広げて抱くがいい 確かに愛した証しがある
 遠い明日を思うことは 愛する人のためだけでいい
 君に話すことがあるとしたら 今はそれだけかもしれない


 今はさらばと言わせないでくれ 今はさらばと言わせないでくれ♪

中村獅童と竹内結子の「今、会いにゆきます」は、その後のふたりの顛末はさておき、未だに私の好きな映画のひとつなんだけど、そのラスト。
感動のストーリーが幕を閉じ、ORANGE RANGEの「花」がかかった瞬間、本編を振り返ってまた胸を打たれる…、と、おやっ、こんな感覚、前にもどこかで味わったことがあるぞ?とふいにデジャビュ状態。テーマソングと本編の相乗効果的感動というか、もう染み入るねこの歌、的感慨。
おぉそうか、ヤマトだヤマト。「さらば宇宙戦艦ヤマト-愛の戦士たち-」(以下「さらば…」)の、あの胸いっぱいの情感と同じだった…。

映画のエンドロールにかかるテーマ曲ってやっぱり大切なもので、ストーリーや登場人物に感銘を受け心に生じた感情のうねりを、上手くすくい上げてさらに名作たらしめることもあれば、それこそ波動砲で撃たれたかのようにうねりもなにも跡形もなく吹き飛ばされてしまうことも。また、時には本編以上にその映画を良くも悪くも印象付けることだってある(これは劇中曲なれど、「テンタクルズ」の「サンチェゴ・タクシー」なんて良い例だ…って、わからん例えで申し訳ない)。
が、この「ヤマトより愛をこめて」は大成功した事例。作品とドンピシャ、この歌抜きには語れないほどに、切っても切れない重要なファクターになっている。

しっかしなぁ、この時代によくジュリーを起用したもんだ。「勝手にしやがれ」の大ヒットで再び日本の歌謡界最前列に躍り出たジュリー。「憎みきれないろくでなし」「サムライ」など、彼しか歌いこなせない個性的な曲をスマッシュヒットさせていた、その最中のこと。
あの当時、まだアニメは子供の見るもの、ってな風潮だった頃に、いきなりヤマトの歌をジュリーが…だもんなぁ。今でこそヒッキーだろうがあゆだろうがジャニーズだろうが、アニメ主題歌をうたっても何の不思議もないけどさ、昭和53年のあの頃は異例の抜擢だったのだ。

でまた、ジュリーの歌声が違和感なく、スッとしめやかに物語を締めくくったんだな。

作詞は、この列伝ですっかりおなじみの阿久悠。そして作曲は大野克夫。って、多分ここがポイントだと思うんだけど、その昔グループサウンズ華やかりし頃、タイガーズ(ジュリー)と共に一世を風靡した、ザ・スパイダースの一員だった大野さん。いわばジュリーとはライバル(おぉ、石野真子ってコリャまた違うか)であり、戦友でもあった(後にP.Y.G

だからタイトルは別にして、“さらば”のひと言のみ共通、他には詞のどこにもヤマトの文字が無いにもかかわらず、しっかりヤマトソングに聴こえる(もっとも、これは私が当時リアルタイムで“観て”“聴いた”世代だからかもしれないけど)その半面、ちゃんと“ジュリーの歌”としても成立しているという、この両立が凄いんだな。
せっかく映画に格をつけるためにポップス界から歌い手を連れてくるならこうでなきゃ、だ。
ジュリーのことはまた改めて触れたいと思うが(好きな歌手なので)、マンガ映画からアニメ映画へと移り変わる、その旗艦となった記念すべき傑作映画の主題歌、それが「ヤマトより愛をこめて」なのだ…。

物語の途中からクライマックスにかけて、真田さんが、斉藤が、徳川機関長が、佐渡先生が、アナライザーが、土方艦長が、加藤、山本が、沖田の子供たちが次々と命を落としてゆく。彼らが守ろうとしたのは地球、いや宇宙の平和(雪ちゃんだけは古代を守るために撃たれて…。してみると、女は男を守るために、男は国を守るために命をかけたんだなぁ)。
そして…。


万策尽き、しかしかつての師の教えで最後の武器をもってヤマトが行く。向かう先は、白色彗星の中から現れた超巨大戦艦。
名曲バラード「大いなる愛」がやさしく、それだけに悲壮感をも漂わせる。
ヤマトが行く。テレサに導かれて。小さく、小さくなってゆくヤマト。ついに見えなくなって、やがて閃光。とうとうヤマトの旅も終わった(その後もヤマトは暗黒ボラー連邦やディンギル帝国と戦ったじゃないかって?違う!断じて違う!ヤマトはここで沈んだのだ!)
すると、静かに流れ出すピアノの旋律。物悲しく、鎮魂歌のように、ジュリーのボーカルが熾烈を極めた戦いの余韻を漂わせる。
そのフレーズは、ひとつひとつがまるで、旅立つ古代進の、ヤマトからのメッセージのように…。

「さらば…」についてはもう少し語りたいぞ、ということで、次回列伝はあの男をうたった歌を…。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  2007.01.22 11:39:27
コメント(6) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: