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このところ気持ちがいろいろ変化している弟。調子が良いときも、努力してよい時と、本当によさそうな時がある。
調子が良いと、みんな喜び、調子が悪いと、みんなで落ち込む。というように、波を増幅している家族である。いかん、いかん。
毎日寝る前のよかった踊りも少し休憩だ。よかったことを見つけようとすることもプレッシャーになるのだ。
そんなときは、やっぱり絵本だね。今日読みたい絵本を選んできて、私も聞く。よかった踊りもいいけど、これも私は好きな時間だ。
気分にあわせて選んでくる絵本は、そのときの弟の気持ちそのものだ。少し前は、死んでしまったお姉ちゃんの話。お盆だったからね。その次は、ないた赤おに。学校で友達となかよくしたい、と気にしていた。
週末からは 「ぼくの病気はいつなおるの?」だ。
この本は、私が入院していたときに知っているお医者さんからいただいた1冊だ。先生が作ったおはなしは、病気と付き合う気持ちをテーマにしている。私はなんか、癒されて、少しのんびりする気持ちになった。
弟がこれを持ってくるとき、母はドッキリして、かわいそうがる。ただ読みたいからかもしれないのに。 大人はすぐ深読みするのだ。
しかし、一度、二度、読んでいるうちは楽しくてよい。
のですが、がんでなかなか病気がなおらない男の子のおはなしで、確かに内容は深いのだ。弟は、自分で声に出して読んでいるうちに、どんどん入り込んで、厳し表情になってしまった。それで、昨日はお預かりになった。
自分の気持ちによりそって本を選ぶとき、それによって自分の場所や気持ちが整理されて安心する。 私はだいぶそれでいのちの絵本に助けられた。会話しなくても、よんでもらうだけで落ち着いたものだ。
今の弟にはどちらがいいのだろうと思う。お守りのようにこの1冊を抱えて、登場人物の今野先生(お医者さん)をよりどころにしたり、現実の自分といったりきたりしている。
ぼくの病気はいつなおるの?とそのままの気持ちなのだろう。
絵本の威力。絵本の魔力?絵本の持つ不思議な力。
弟もいつか、 この本をなつかしく手にとって、この本はよかったね~と振り返る日が来るといいなあと思う。
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