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5月 オニキスの星
私は白夜を見たことがない
照らされ続ける夜ならば
知られたくない涙のわけを
ひとりこっそり小箱にかくし
鍵をかけたい秘密のかけら
薄明るい白い夜
木陰の下で眠る鳥は
闇を求めて
翼の下に小箱を見つける
夢の中でくちばしは
カチリと鍵を開くだろう
小さな小さな夜の中に
美しいオニキスひとつ
静かな夜明けの白い夜
小鳥は夢の一粒を
確かにくわえて飛ぶだろう
朝へ向かって飛ぶだろう
私は白夜を見たことがない
白夜の星は黒いオニキス
明け方に運ばれていく流れ星
6月 共鳴弦
あなたが悲しむとき
私も悲しい
あなたが喜ぶとき
私も喜ぶ
あなたが希望に満ちているとき
私の胸も高鳴る
あなたが水辺にたたずむ とき
私も側にいたくなる
あなたがあなたの心に入り込むとき
私もそれを理解したくなる
しかし無遠慮にふみこんだりはしない
あなたの意思が音源となったとき
わたしはその共鳴弦になろう
あなたの波を受け止めて
静かに響く低い音で
行ったりきたりしながら
そっと側にいよう
オニキスの星は一番初めに作った。杜の星座が生まれてすぐにメンバーみんなが一番星になれるようにと願いました。それは、空へ登っていく、白い空の黒い星。普通と反対の星。何でも見方を変えるだけで気がつかなかったことにも気がつく。それは共鳴弦のように一緒に見る人がそばにいるともっといいんだね。共鳴弦は今年いのちの電話の国際会議でも朗読していただいて活躍した。私にとっても大切な詩になりました。
春全開 2026.04.16
一号咲いた! 2025.07.03
明けましておめでとうございます 2025.01.01