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雪の下から
雪に振り回された1月だった。市内でも雪の量が多いこのあたり。週末ごとにひやひやして、通所も何日かお休みした。
出かけるのも、休むのも、実は家族は大変。雪の中、出かける用意のために訪問してくれるヘルパーさんにも苦労をかける。休んだら休んだで家族の休みはなくなってしまう。
いろいろな気配りでくたびれた弟は先週の調子が今一つだった。張り切ってみたり、落ち込んでみたり。気分と行動の安定を支える人たちは本当に神経をすり減らして努力していた。
ようやく収束の週末、家族もみんなくたびれてしまって、へとへとだった。
それでも雪は降る。
ベッドにいると、雪かきの音がザクザクと聞こえる。だんだん近づいてきて、あ、スロープ曲がった、と思っていると、ひゃ~寒い、と母が冷たい手でいきなり握手してくる。
人間カイロ、である。左右握手するうち、だんだん二人の温度が同じくらいになっていく。
一番神経を使っているのは母だと思う。
のだけれど、疲れてくると荒れてくるので、半分は心配だけど、半分は迷惑する。
そこで今日は別府の湯の花で早くから「ローリエ温泉」を開いて、みんなが湯治客になった。私も足浴してもらった。
昨年の九州の旅を思いだしながら、片足ずつ家族にマッサージしてもらって、むくみも楽になった。私の足もだんだんほかほかしてきて、大地のエールを思いだした。
雪の下から花たちが現れた。やっと呼吸できたようで、これから春先の光に向かってまた元気を取り戻すだろう。
明日から2月。雪解けの水はどこに流れていくのだろう。