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2004.05.19
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カテゴリ: ニュース一般
基本的に今回の輸入CD規制法案は反対なんですが、国内盤洋楽CDの価格は本当に高いのか?実態はどうなのか冷静に整理してみたい気分です。

洋楽輸入CDの価格(ちなみにHMV)ですが、国内盤との比較でいくと、

例としてデヴィッド・ボウイ『リアリティ』通常盤国内盤は\2520で12曲入り、USA盤はインターネット価格\2414がキャンペーン価格で\1799で11曲入り。差額は721円です。日本盤には名曲の「ウォータールー・サンセット」があり解説書と訳詞が付いている。(国内盤はほとんどボーナストラック1、2曲を入れて付加価値を付けている)

721円の差額が高いかどうかは、訳詞・解説書の必要性と「ウォータールー・サンセット」が聴きたいかどうかにかかってくる。英語が出来る人は訳詞など必要ないだろうし、解説書も世界のインターネットで検索しまくれば必要な情報は得られるだろうし不要かもしれない。そうでない人は国内盤を買う価値はあるだろうし、ボウイのファンだったら「ウォータールー・サンセット」は聴きたいに違いないだろうし……

結局、新譜に関しては必ずしも高いとは単純には言い切れない。付加価値の判断にゆだねられているのだ。

問題なのは発売から5年以上あるいは10年以上経過している旧譜。輸入盤は価格変動は自由で売れない物、時が経った物は安く売られるが、国内盤は再販制度というやつで、旧譜も価格もレコード会社の意志で決められていて価格は自由に下がらない。これは明らかに価格差は広がり国内盤は高いという印象を持つ。

しかし抜け道はあるもので、そのために中古レコード店やレンタルショップなどが成立してしまっている。中古レコード店では1000円以下のCDは普通に売られているし、売れない物人気のない物ほど価格は下がっています。レンタルとなるとさらに安くなって1週間で200円~300円で借りられます。CDRに落としたりするとプラス100円前後アップになります。

これについては、制作側(社団法人日本レコード協会)は機器側やレンタル店に数パーセントの還元(報酬請求権)を科していたりしている。さらに、それすらも出来ないようなCCCDのようなものも出始めている。しかしこれもCCCDでもCDRに焼けるソフトも出回っているようで、イタチごっこである。

要するにどうあがいても、「高い」という意志が皆もっている限り、色んな分野で知恵が拡がっていくのだ。



結論、諸悪の根元は再販制度。《再販制度は文化の衰退を招く。》

今回の法案が通ったとして、輸入盤が手に入りづらくなったとしても、法の網をくぐり抜けて何かが、また派生するのは明らかです。

けして音楽産業は豊かにはならないし、根本的な解決にならない事をよーく考えるべきでしょう。まだ書き足りない事はありますが、大きな問題なのでここまでにしておきます。

(平成3年以降、公取委において独占禁止法適用除外制度の見直しの一環として著作物再販制度廃止が検討されたが、先送りになったようです。)





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Last updated  2004.05.19 22:16:39
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