ども。
皆さん、お久しぶりな方もそうでない方も、毎日を健康に過ごしていらっしゃいますでしょうか。
私は最近 多少 忙しいですが、お蔭様で元気にしております。
インフルエンザが猛威をふるいそうなので、今年は例年よりも早く注意報が発表されました。皆さん、くれぐれもお気をつけ下さい。そして、個人的には、予防接種を受けていただくことを強く推奨いたします。
それと、私事になりますが、私が日記を更新していない間も毎回見に来てくれていた友人達には、この場で感謝しておきます。本当にありがとう。
さて、今回はちょっと私の日常生活に近い感じの内容になります。
※ここからの話題はあくまで私個人の意見であり、「これが正しい」というものではありませんので、それを前提にしてお読み下さい。
皆さんは、もし自分が骨折したり入院している時に、担当する人間に対して何を望みますでしょうか。
私が良く聞くことでダントツに多いのが、「良い先生」がいい、という事です。
「良い病院紹介して」ですとか、「近所ではどこの病院がいいのか」など様々ですが、そういう方達の望みも結局は「病院」のよさではなく、「担当する人間」の腕の良さを質問している訳であります。
特に私の携わっているリハビリという分野では、一過性の痛みや痺れではなく、その人がかなり長期にわたって付き合うような、慢性的な痛みや痺れなどの場合が多いです。
そういった場合、「できれば、一度ドクターに観てもらって下さい」と私が言うと、「良い先生ならいいけど、逆に悪くなりそうで怖い」というお話もたまに聞きます。
大変に残念ではありますが、確かにこれはその通りであります。
正直に申しますと、私自身も同期の学生に対して「もし自分が患者になったら、コイツになら任せられるけどコイツはちょっとな・・・」というのがあります。
例えば、「痛み」というものを例にとって説明しますと、
「痛み」というのは、実は慢性的(長い間ずっと痛いという事です)なものは「学習された痛み」であることもしばしばあります。
例えば一般的に、骨が折れたら「痛みの通り道」を通って「 痛い! 」という情報がその人の脳にまで行く訳なのですが、持続的な痛み・・・つまり「慢性痛」というものは、 脳が「痛み」を学習 してしまい、「前頭葉」という場所でその痛みを 脳が自ら作り出し、痛いという情報を作り出している ということもあったりするのです。
つまり、針で刺されてもいないのに針で刺したような痛みを感じる訳であります。しかも、ずっとです。
そして、「 実際に折れてないんだから痛いのは幻覚だ 」と言って痛みを軽視するような人も中にはいらっしゃるようなのです。
正直に言いますが、これは、論外です。
痛いものは、痛いのです。
実際に脳の活動電位を(脳みその動きのことです)見てみると、その人の脳は実際に動いている訳であります。つまり、 どこもケガをしていなくとも、痛みは感じている のです。
この痛みを放っておくと、これを基にして筋肉が拘縮(固まってしまう)してしまうこともあり、それによってまた新たな障害を生む場合もあります。
そんな目に遭った親類もいますので、なんといいますか、とにかく「俺様が治してやる」的な考え方のリハビリ担当に遭いましたら、他の方の意見を聞けないかと尋ねてみて下さい。セカンド・オピニオン(別の人間の意見を聞く)という権利が、患者さんにはありますので。
私の師は、「人間は放っておいても勝手に治る。お前達はその手伝いをさせてもらっているんだ」とこう言います。医療業界はついその人を「治してやる」みたいな考えに陥りがちらしいので、よく我々にこう説いてくれます。
人間の体は、どんな機械よりも優れていて、しかも何もしなくても勝手に治る「ホメオスタシス」という機構を備えています。どんな治療も、このホメオスタシスありきな訳でありまして。
こんな師で、本当に良かったです。
さて、ここまではあくまでも「私の持論や考え」でありまして、「これが正しい!」というわけでは決してありません。あくまでもブログに書き込んだ戯言だという前提でお願い致します。
それと、文の転載やらそういったものも一切禁止でお願いします。しませんよね。
さて、何か久々に長文を書いた・・・というかブログを久々に書いた気が・・・ゴニョゴニョ
ともかく、今日のところはこれで退散致します。
師走というこの忙しい12月を乗り切れば、もう年明けです。来年に向けて、体調管理にもお気をつけ下さいませ。
でわでわ。
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