リサ・マリー・ライス
の エロティック・サスペンス
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シチリアの獅子に抱かれて
アメリカの 商業デザイナー の ジェイミー は、 インスピレーション を求めて シチリアのパレルモ に来ていた。到着して一週間、 スケッチに明け暮れていた彼女 だが、もう一つ 大事な用 があった。それは 愛する祖父 から頼まれたことで、祖父のかつての教え子・ ステファノ・レオーネ に、 祖父からの贈り物を届け る というものだが、 コレが一向に片付かない でいた。 祖父 は 彼の住所を知らなかった が、 三年前にパレルモの検事になった と聞いていたので、 ジェイミー は 裁判所に電話 して、 彼の居所を知ろう としていたのだが、 だれも教えてくれないどころか、不審者扱い されていたのだ。しかし、 今日、ようやく 気 がついた 。ただ単に、 ステファノ・レオーネが 彼女の名前に心当たりが無い から、取り次いでもらえない のだということに。 母方の祖父 なので、 祖父と彼女とは苗字が違う のだ。そこで、 祖父の名前 を出して取次ぎを頼むと・・・ 電話口から聞こえてきたのは、 「あなたは誰だ?」という低音でハスキーな声だった・・・
ハーバード大学の教授 を 祖父 に持つ 商業デザイナー の ジェイミー と、 マフィア撲滅 に取り掛かっているため 、常に命の危険 にさらされている パレモアの検事・ステファノ が、 彼の命を狙う 悪党に加担する裏切り者によって、危険にさらされるサスペンス・ロマンス 。ようやく 本人と電話がつながった と思ったら、 有無を言わさぬ態度の三人の男に連行 されるようにして 厳重な警備がされている場所へ と連れて行かれた ジェイミー は、そこで ついに ステファノ・レオーネと対面することに。 彼の姿を見た途端、ジェイミーはうっとりとため息をついた・・・なんて見事なの・・・・
えーーとぉーー・・・ 裏表紙のあらすじ のところに 、エロティック・サスペンス って、書いてあったわよねぇ、確か・・・ で、 いったいどこにサスペンスがあるんだ??エロばっかだぞ! はっきり言って 90パーセント以上、エロだ!! なんせ 220ページほどの本 だけど、 110ページを過ぎてようやく 3ページほどサス要素 が挟み込まれ、 その後 177ページでようやく悪役登場 。 ヒロインを脅してステファノ君抹殺の策を練る も、 ジェイミーちゃんの機転とステファノ君の作戦であっけなくやられるていたらく。 悪役、ちったぁがんばれよ!! できれば もっと頻繁に、サス的要素を挟み込んで欲しかった わ・・・ ただ、最近ケーブルテレビで見たドラマで、 イタリアの検事が殺される事件 を扱ったものがあったので、そこらへんの事情に関しては 興味深かったけどさ。
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