「花いかだ」 ~旅こよみ~
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梅雨の晴れ間を利用して「破竹」(はちく・・・・竹の子)を採りに行く。 春に食べる「竹の子」は「もそ竹」の子供で、太くて短く立派である。 が、梅雨のこの時期に食べる「破竹」は、直径5センチほどで、鉛筆を太くしたような形である。味は淡泊で柔らかく美味しい。梅雨の時期がシーズンで旬である。 その薄暗い竹林に、奇妙なキノコを発見 これは なんだぁ~ キノコの上部から実に巧妙な白いレースの傘を広げている。容姿から想像も出来ない悪臭をだしている。 持ち帰って少し調べてみると下記の通りである。 「きぬがさタケ」 梅雨のころ竹林に発生し、高さ15cmくらいになる。かさ、マント、茎、つぼの四部分からなり、かさの下部から白色レース状のマントが垂れ下がる。かさの表面には胞子を含む黒褐色の粘液があり、悪臭を発する。中国では、乾燥品をスープなどに用いて珍重する。 この姿では食べる気にはなれない。
2008.07.02
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