~弾丸ツーリングREPORT~

~弾丸ツーリングREPORT~

2023年08月19日
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カテゴリ: ソロツーリング
'23 8月の遠征ツーリングは
「長門温泉焼鳥の旅」に行ってきました。
<1日目その1>

荷物の積み込みに手間取っちゃって、
いつも通り、少し出るのが遅れましたしょんぼり



第一集合場所は、山陽道下り線の道口PA 7:00
少し遅刻して到着です。
誰もいません。足早やに通過です。



山陽道下り線、小谷SAで小休憩。

先を急ぎます。

隣は道口PAでも会った女性2人組。
この2人のトライアンフとハーレーが
チョイ悪そうで、かっちょええのよ。
2人とも、メットはシンプソンだしね。



山陽道下り線、宮島SA 9:00 
予定時間から若干遅れて到着。
待ち人おらず。

今回は久々のソロツーですなウィンク

今回は便数の少ない船に乗るので、
とにかく休憩は巻いていきます。 




場所が分かんないんで、とりあえず港を確認だ。



予定通り10:00徳山港着。
貯金時間を全部吐き出しちゃったな。
余裕見て、時間設定しといてよかったわぽっ



勝手が分かんないから、先に切符買っておこう。







回天関連の施設は馬島港で下船か。



往復券をゲット。
出航30分前から乗船開始だって。



ターミナルの公園には回天のレプリカが置いてありました。

思ったよりデカい。
そりゃそうよね、人間が乗るんだから。



ターミナル前にコンビニくらいあるだろうと思ってたら
無いのよねしょんぼり



バイクを駐輪場に入れたりしてたら、乗船開始時間に
なっちゃって、



結局、朝食抜きで乗船することに・・・。



先に苅尾港に寄ってから、馬島港へ入ります。
さて出航だ。



約50分の船旅です。



馬島港に到着です。



そう、今日の1番目の目的地は、
人間魚雷「回天」の島
「大津島」です。



シャレオツな車がありました。ルパンの車ですね。



朝食べてないし、さすがに腹減ったんで、先にランチから



島で唯一の食堂でランチを頂きましょう。



島食堂「ひなた」さん



今月のカレーも食べてなかったんで
「ひなたのチキンカレー」にしましょう。

セットのドリンクは
「すだいだいスカッシュ」にしました。



カレーは少し甘い感じ。
すだいだいの皮の酸味・苦味が後からきます。
チキンはホロっとしています。

すだいだいスカッシュはハーブの爽やかさも加わり、
さっぱりとした味でしたぺろり



戦時中の馬島港周辺は、魚雷と回天の施設がぎっしりでした。
今は、跡地に小学校とキャンプ場が出来ています。



まずは、回天記念館へ行ってみます。



昔の士官兵舎跡地なんですね。



エントランスには搭乗員と整備員の銘碑が並べられています。



全国からの寄付により建立された回天碑と平和の鐘。



「天を回らし戦局を逆転する」という願いが込められた
「回天」は、その全長は14.75m、
胴体の直径は1mで1人乗りで、推進装置には、
九三式酸素魚雷のエンジンを使っていました。



魚雷をベースとして開発された兵器のため、
潜水艦のような潜行・浮上、後退ができませんでした。

先端部分には1.55トンの炸薬を装備。
九三式酸素魚雷の炸薬量が最大780kgであったことから、
その2倍の量を搭載できたため、
「回天」が目標に命中すると、
大型艦船でも一発で沈めることが可能と言われていました。



水平方向のコントロールは主にジャイロコンパスで行い、
手動の縦舵機も備えられていました。
垂直方向の操縦も、深度調整装置に深度を
あらかじめ設定すると自動でその深さで潜行します。



しかし「回天」は、航行開始とともに燃料が
消費されることで浮力が増加していき、そのまま走行を
続けると本体が海上に露呈してしまいます。

それを防ぐためには、機体内にある海水タンクに
手動で海水を注入しながらバランスを
保つ必要がありました。



一旦、走行し始めると(エンジンが始動すると)、
停止すること(エンジンを止めること)ができない上、
海面方向には「回天」が海上に露出しないように、
海底方向には海底に突っ込まないように操作することや、
水平方向には、限られた燃料を効率よく使用し目標艦船に
正確に近づくことなどの操作が必要であったため、
「回天」の操縦は非常に難しく、訓練中の事故も
頻繁に起きていました。
訓練中の死者は特攻兵器の中で最多となっています。

当時の搭乗員は
「操縦するのには6本の手と6つの目がいる」
と話していたそうです。



「回天」に搭乗した隊員は、
潜水艦の発令所から伝えられる目標艦船の進路、
速度等の情報を電話機で受け、そのデータを
射角表という表を用いてジャイロコンパスを設定して
「回天」の進行方向を決定し、
目標の近くまで潜行して進みます。



そして、予測した所定の距離まで近づいたと思われたら
再度浮上し、水防眼鏡で目標艦船を
瞬時に確認して再び進行角度を修正するとともに、
目標艦船の船底から水面までの垂直距離(喫水)を推測し、
その深さに合わせて再度潜行して全速力で突っ込みます。



一度、潜水艦を離艦した「回天」は、
体当たりに失敗しても回収されることはなく、
また、脱出装置もついていないため、
乗り込んだ搭乗員は2度と帰ってくることはありません。



そもそも、技術的に古くなって倉庫に眠っている魚雷に
人間を乗せて、操作できる魚雷を作るという
狂気の開発思想。

当初、脱出装置がないため、軍部も開発に消極的で
あったにもかかわらず、戦局の悪化と特攻の機運が
高まることで、実用化に踏み切った狂気。



潜水艦は潜れば潜るほど爆雷に対して強くなるが、
回天の耐圧深度は最大でも80メートルであったため、
回天の母艦となる伊号潜水艦は、
それ以上は深く潜行する場合は回天を破損する覚悟が
必要であり、敵に発見された場合も水中機動に
重大な制約を受けました。

そのためアメリカ側の対潜戦術、兵器の発達とあいまって
出撃した潜水艦16隻(のべ32回)のうち
8隻が撃沈されています。



管内の展示品は、「回天」の搭乗員と整備員たちの遺影や
映画で使われたセットも展示されています。



映画「出口のない海」で使われた回天操縦席のセットが
展示してありました。



アメリカの博物館に現存する機体を、
完璧に模しているとのこと。

これが見たかったんです。
各装置には日本語で書かれた装置名称が書かれてあります。
これを見ながらの操作では、艦の操縦についていけない
くだりが映画にはあったと思います・・・。

それ以外の遺品は、各隊員が若いことも手伝って
見ていられませんでしたね。



回天運搬用のトンネルです。

「回天」を整備工場から訓練基地までトロッコで
運搬するときに使用されたトンネルです。



長さはおよそ250m、高さはおよそ4mあり、
路面以外は当時のままの状態で残されているそうです。



レールが複線になっているこの場所には、調整が
完了した回天が右側のレール上に置いてあったそうです。



また、この複線箇所は、空襲時の
司令部設置場所だったそうです。



回天訓練基地跡(酸素魚雷発射試験場跡)です。


元々は、九三式酸素魚雷の発射試験場として
造られたもので、呉市の海軍工廠水雷部において
製作された魚雷を海上運搬してここから発射し、
その性能を鬣山(たてがみやま)山頂付近の
魚雷見張所において確認するものでした。



この基地は、大分県で製作され船舶で曳航してきた
8個の大型のケーソン(基地本体部に使用)と、
大津島の現地で製作された5個の小型のケーソン
(通路部に使用)とを組み合わせて建設されたものです。
ケーソンとはコンクリートでできた箱のことです。



大分県からのケーソンの曳航は、
昭和13年10月23日から始まり、
最後のケーソンの運搬は14年10月24日まで行われました。
昭和19年9月以降は回天の訓練基地として使用されました。

太平洋戦争が昭和16年開戦ですから、
戦前からあった施設なんですね



2階には、基地司令官手作りの簡易机上襲撃演習機が
用意されており、実地訓練がない搭乗員たちは、
その装置を使って訓練の不足を補っていたそうです。



なお、この施設は平成18年11月に、
全国で唯一残っている人間魚雷「回天」の訓練基地であり、
戦争遺産として貴重であるということから
土木学会推奨の土木遺産に認定されました



港に戻ります。



14時の船での戻りを予定していたのですが、
1本早い船で戻れそうです。



施設をゆっくり見て回りましたが、約1時間半の滞在で
大体の施設を見学することができました。



暑かったのと、一部の山中の施設への山道が
通行禁止になっていたため、関連施設の全部を見ることは
できませんでしたが、見たかったものは
すべて見学できました。



馬島港の前にある回天神社で



手を合わせて、平和に感謝して本土に戻ります。



こっちに来るときに乗ったフェリーに
そのまま乗船して戻ります。



小型のLPGガス船が、航路沿いに
たくさん停泊していました。



徳山港なんで、セメント系や化学系の工場が中心なのかな。



予定より1便早く本土着。
時間にして約1時間弱の短縮です。

この後の予定が、キツキツだったので、
かなり助かるなスマイル



山陽道→中国道→小倉萩道路と渡ってきて
秋吉台ICで下車。

そのままカルストロードを抜けて、
秋吉台に向かいます。

<1日目その2>に続く





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最終更新日  2023年08月30日 21時49分30秒
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