~弾丸ツーリングREPORT~

~弾丸ツーリングREPORT~

2023年10月15日
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カテゴリ: ソロツーリング
’23 10月のカレーは、新見の「タイム」に行ってきました。



新見IC降りて、少し北に走った所。
オレンジ色の三角屋根と、



この赤い服を着たおじさんが目印。



メニューは多彩なんですが、
カレーが定番です。
お客さん大半がカレー食ってないかな

このお店って、白いカレーが有名なんですが、
今日は定番のカツカレーが食いたい。




更に辛さ2倍(+100円)です。



カツから手前はご飯はありません。ルーだけですからね。
しっかりボリューミーで旨いぺろり



わざわざ新見まで来たのは、これがお目当てです。
昔さながらの大名行列が往来する、
備北の奇祭「新見土下座まつり」



場所は新見市の御殿町(ごてんまち)で開催されます。

江戸時代に初代新見藩主・関長治候によってつくられたまちです。
元禄時代には城を造ることができなかったため、御殿(館邸)を
建てたことから、現在は「新見御殿町」と呼ばれています。



藩主・関家にまつわる資料の展示コーナーなどもある

「太池邸」、元料亭「松葉」など、
当時の面影を色濃く残す建物が軒を連ねています。

行列の出発地の船川八幡宮の幟も上がって、準備万端。



いい場所は先客がもう座ってますね。



御座席も準備万端。




こっちも準備万端。



御殿町センターも、出店がでたり、お祭りムード満点。

行列が来るまでは、もう少し時間があるから、
センター内の資料館を見学しますか。



祭りのジオラマがありました。



元禄10年(1697年)に新見初代藩主となった関備前守長治が、
御神幸の警備に当たらせたのが始まりと伝えられる
300年の歴史をもつ無形民俗文化絵巻(御神幸武器行列)を、
当時のしきたりを忠実に継承して行われる大名行列で、
船川八幡宮秋季大祭に併せて毎年10月15日に
行なわれるものです。




新見船川八幡宮の秋季大祭の御輿の御神幸に際して、
その先駆を努めます

行列が通過する間、座るか腰を低くし、
場所を移動しないという拝観心得があることから、
「土下座まつり」とも言われています。



行列は13:30に新見船川八幡宮を出発。
御殿町には13:40頃到着します。

「下に、下に」の行列のかけ声が聞こえてきました。



総勢64名の行列は、青竹を手にした二人の先払いを先頭に、
白熊と呼ばれる大槍(おおやり)、薙刀(なぎなた)、
鉄砲(てっぽう)、弓(ゆみ)、槍(やり)、
大旗(おおはた)、馬印(うまじるし)、
沓篭(くつかご)が新見船川八幡宮と宮地町の
御旅所を往復します。



土下座まつりは 三百年以上の歴史をもつ行列でござ候
しからば 次のしきたりをお守りくださるよう
お願い申し上げ候

【土下座まつり拝観心得】
一 座して行列を静かにお迎えする事
一 写真を撮る際も起立してはならぬ事
一 行列の前や途中を横切らぬ事
一 行列が通過する間は場所を動かぬ事
一 郷士監察(紋付き羽織袴姿で行列の外を歩く役の人)の
  指示に従う事

以上の事を守らねば行列は進まなくなる事を承知おく事



行列が何回か止まってたから、心得を破った輩がいたのかな。



この行列の後、新見船川八幡宮の秋季大祭の各地域の御輿が
次々とやってくるんだけど、先頭の太鼓の人が、
職場の先輩だった。

さらに各地域の子供神輿が続くんだけど、そこにこの春から
こっちで大学生してる姪がボランティアで参加してた。

世の中意外と狭いな大笑い



さて、行列とその後の神輿をすべて見送って、
帰路につきます。
本当は行列の復路も見たかったんだけど、
少し待ちそうだったんで先を急ぎました。

最近、映えスポットして有名な白い鳥居の済渡寺
(さいどうじ)へ来ました。

山の中に突如白い連なった鳥居が出現するので、
すごい浮いてるびっくり



岡山県新見市にある「済渡寺(さいどうじ)」は、
空海(弘法大師)が建てたとされている
1200年以上の歴史を持つお寺です。




花菖蒲(はなしょうぶ)と紫陽花(あじさい)の
寺としても有名で、毎年6月下旬頃には花菖蒲が、
7月上旬頃に11000株の紫陽花が咲き誇ります。



毎年6月最終日曜日には「子安観音大祭」が開催され、
多数の参拝客と観光客で賑わいます。



桃なのか?なんで?



鳥居が白色になっているのは、平安時代に空海とともに
唐から渡来した白龍が、陶器製造技術を伝えたことに
由来しているとされています。

この技術は後に「法曽焼」として発展することになります。



この白竜殿が、妙に怪しさを醸し出してるなー。



横の4月中旬に見頃を迎える夫婦桃は、
仲睦まじい夫婦のように2対の花が寄り添って咲きます。

だから、鳥居に桃が掲げられているのね。

駐車場に地域の名で、お寺を中心とした、花畑マップが
あったので、地域全体でで花菖蒲や紫陽花も含めて
管理しているみたいですね。



さて、お寺のすぐ近くにある「猪風来(いふうらい)美術館」
(新見市法曽陶芸館)では、1200年の歴史ある
法曽焼を体験することができます。



ここは、済渡寺を調べてた時に知ったんだけど、
陶芸とか工芸とかが好きな私としては、
それ以来ずっと来たかった所なのよ。



岡山県新見市にある「猪風来美術館」は、
廃校となった新見市立法曽小学校(ほうそしょうがっこう)を
美術館として再利用した現代縄文アートの展示施設です。

大人400円です。




美術館内は縄文造形の第一人者猪風来による代表作や
新進作家村上原野らの縄文スパイラル作品など
200点以上を常設展示しています。



陶芸体験創作館では、陶芸教室
(A縄文野焼きコース・B電気窯コース)を
随時開催しており、毎年春と秋の年2回
「縄文野焼き祭り」も開催しています。



小学校の教室を展示室にしてるんだけど、
作品の迫力がすごいのよ。
美術館内は撮影NGだったので美術館のHPから
絵をもらったんだけど、



この縄文模様とか、作品から出る迫力がすごいの。
これって、やっぱり本物見ないと伝わんないなー。

こんな田舎にこんな面白い美術館があったんだなびっくり



陶芸体験と春秋の野焼き祭りに行ってみたいわ。



ちょっと、新見までって遠いのよねしょんぼり



後は勝手知ったる下道を、高梁→吉備中央町→岡山と
走って、無事帰宅

約210kmか、思いのほか走ったな~。





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最終更新日  2023年10月21日 20時34分01秒
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