' 24 5月の遠征ツーリングは、 「高砂パワースポット巡り」
ツーに
行ってきたよ。

8:30 山陽道下り線、瀬戸PA着。瀬戸PAは現在改装中。
誰もおらんね。今日はソロツーかもね。
第二集合場所へ急ぎましょう。
9:30 姫路バイパス下り線 別所SA着。
そもそも、県北発組との待ち合わせ用にここを第2集合場所に
してたんだけど、下道で先乗りしていた2台と合流。
県北組は参加なし。今日はこの3台で回ります。
第1のパワースポットは、生石(おうしこ)神社。
神代の昔、大穴牟遅(おおあなむち)と
少毘古那(すくなひこな)の二神が、
天津神の命を受けて出雲国より播磨国に来られた時に、
二神が相談し国土を鎮めるに相応しい石造りの宮殿を
建てようとしたとさ。
一夜のうちに現在の形まで造ったが、
工事半ばで阿賀の神(あがのかみ:播磨の土着の神)の
反乱が起こり、宮殿造営を止めて現在の神爪地区に
多数の神様を集めて反乱を鎮圧している間に
夜が明けてしまい、宮殿は横倒しのまま
起こすことがでなかったそうな。

しかし二神は、宮殿が未完成でも二神の霊はこの石に籠り、
永劫に国土を鎮めんと言明されたとな。
以来この宮殿は石宝殿(いしのほうでん)、
鎮の岩室(しずのいわや)と言われるようになったそうじゃ。
第10代崇神天皇の御代に、日本全土に悪疫が流行して
人民死滅の危機になっての、
ある夜二神が天皇の夢枕に現れ「吾が霊を齋き奉らば天下は泰平なるべし」
とのお告げがあったので、此処に生石神社が創建され、
以来悪疫も終息して天下泰平となったとさ。
石の宝殿は、国の史跡で横6.4m、高さ5.7m、
奥行7.2mの巨大な石造物。
石の宝殿は、宮城県鹽竈神社(しおがまじんじゃ)の塩竈、
宮崎県霧島東神社の飛地境内の
天逆鉾(あめのさかほこ、あまのさかほこ)と
ともに「日本三奇」の一つとされています。
水面に浮かんでいるように見えることから
「浮石」とも呼ばれています。
誰が何の目的でどのように作ったかはわかっていません。
宝殿山の山頂へ行ってみましょう。
上からみたら、この石の宝殿の巨大さや、突飛さが分かります。
本当にここにポンっておいてある感じ。
それよりも、この山頂への参道が、
巨石に階段を彫り込んであるのがすげーな。
また、岩盤の山頂が、だだっ広くて素晴らしい。
ここだけ別世界だな。
大正天皇が来られていた。行幸の碑が建立されている。
この辺りは、古墳の石棺や石橋などの材料となる
竜山石の産地で、周囲の山には、削られ垂直に切り立った
山肌がみられます。
現在も建築や造園用の資材として採石が続けられています。
山頂からは、海岸沿いの高砂の工業地帯が一望できます。
御神体のパワーを頂きたいなら、脇にある
御神体の分岩「霊岩」へ。
全身の力を込めて霊岩を押した手で、
体の弱いところを撫でると、御利益があるといわれています。
さて、第2のパワースポットは、鹿嶋神社へ。
鹿嶋神社のシンボルといえば、こちらの大鳥居!!
通常鳥居と言えば木や石で作られていることが多いですが、
この鳥居はチタンでできています。
高さは26mにも及んでおり、日本全国の鳥居の中でも
第5位とされています。
ちなみに気になる第1位は熊野本宮大社(和歌山県)。
2位は大神神社(奈良県)、3位は彌彦神社(新潟県)、
4位は最上稲荷(岡山県)と続いているようです。
鹿嶋神社は、昔から「かしまさん」と呼ばれ身近な
神様として、地域に親しまれているようです。 
特別な一つの願い(受験・就職・手術の成功など)
を
必ずかなえてくれる「一願成就」の神様としても有名です 。
この鹿島神社は境内から裏山の高御位山へつながっており、
登山の方も多くいました。
鹿嶋神社の右手から登り、百間岩を登り鷹の巣山を
越えていくコースで、ここ一帯は、播磨アルプスと
言われています。
あれか…。
駐車場から高御位山頂まで約2時間のコース。
今日は時間的にちょっと無理だな…。
祈祷殿前の巨大な石碑には南面(参道側)に「鹿嶋大神」、
北面(祈祷殿側)に「一願成就」の文字が刻まれていました。
巨石碑の横の祈祷殿では、 車の交通安全祈祷の
真っ最中でした。
木々に包まれた参道は清々しい空気が流れる。
びっしりと並んだ苔むした石灯籠は壮観です。
階段を登ると本殿が見えてきます。
御祭神は鹿島神こと武甕槌命(タケミカツチノミコト)と、
香取神こと経津主命(フツヌシノミコト)。
ここは、本殿に摩ると願掛けが成就する「摩りダルマ」様が
いらしゃるからダルマを推しているのかな
参道の、どのお店でもダルマを売ってた。
だるまみくじにチャレンジ
中吉が出ました。
色々と心に刺さることが書いてあります。
その昔、月に一度、神社に農家が餅を奉納していたことに
由来して、ここは柏餅が名物なんですね。
それで参道の売店では、どこも柏餅を作っているんですね。
つぶあん、こしあん、よもぎ、焼きもちなど
バリエーションも豊かで、「春まで落ちない縁起の良い葉」
カシワの葉で餅を包んでおり、受験などに縁起の良い
食べ物とされています。
ここの柏餅は、上皇様が皇太子の時に行幸された際に
献上されたそうです。
出来立ての暖かいのを頂きました。
甘くなくて、うまい。

加古川河口の港町である高砂は、海運と加古川水運との
結節点として栄えました。
高砂港には、北前船も寄港しており、高砂市は
日本遺産「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間
~北前船寄港地・船主集落~」の追加認定を受けていました。
いまもなお、江戸時代に造られた町割りが残り、
兵庫県歴史的景観形成地区に指定されています。
レトロな商店街にやって来ました。
高砂といえば焼きあなご

播磨灘から明石海峡一体にかけて良質な豊漁区に恵まれ、
昔から脂ののった、あなごが獲れていました。
香ばしい香りと風味豊かで柔らかな歯ごたえ、
素朴なのに深みのある味を明治35年から守っている
「下村商店」さんへ。
お昼前なんで、もう売り切れかな?って思っていましたが、
なんとか「焼きアナゴ」残ってましたよ。
「焼きアナゴ」をゲットして、更にディープな商店街へ
凸入します。
DEEPでしょ(笑)
ここ「そらまめ」さんでアナゴ料理を頂きますか。
なんと! 予約完売
とな![]()

そらまめさんの対面の模型屋さんがいい味出してんの![]()

ショーケースの中は珍品、名品が目白押し
私が若きモデラーだったころ、買えなかった品が
ゴロゴロあるし、
今だったら、これら幾らすんの?
っていうか、展示品の箱の中にキット入ってんの
模型屋に後ろ髪惹かれましたけど、かなり
お腹がすいたのと、
次の店も完売だったら路頭に迷うので、次のお店に急ぎます。
もしかしてと思って、アナゴのお店を数店
ピックアップしておいて良かったわ
次の店は、昔街並みの高砂堀川湊横にある「かき幸」さん
思っていたよりも大きなお店で、なんとか大丈夫みたいです。
もちろん、狙いは 「名代穴子重膳」
ね。
創業大正9年の、高砂町の老舗料理店。
店内はJAZZが心地良く流れ落ち着いた雰囲気で
建物を含め老舗感を醸し出してます。

「名代穴子重膳」登場!

穴子様しっかり入っております!

当たり前ですが、美味しくいただきました。
御馳走様でした

高砂神社はすぐ目の前です。

高砂神社の相生の松です。
高砂神社は、社伝によれば神功皇后が出兵のとき、
大己貴命の神助を得て敵を平らげ、
帰途この地に国家鎮護のために
大己貴命を祀られたのが始まりで、創建まもなく境内に生え
出たのがこの相生の松だと伝えられています。
相生の松とは、根が一つで雌雄の幹が左右に分かれた
松のことで、ある日、尉と姥の二神 が現れ
「神霊をこの木に宿し、世に夫婦の道を示さん」と
告げたことから、霊松として人々の信仰を
集めるようになりました。
御神木いぶき。謡曲「高砂」の登場人物である
阿蘇の神主友成が杖にしていた木を地面に突き刺した
ところから発芽したといわれています。
ここはめでたい謡(うたい)として結婚式に欠かせない
謡曲「高砂」の舞台で、
物語は高砂神社の相生の松によせて、夫婦愛と長寿を愛で、
人世を言祝ぐ大変めでたい謡です。
物語は九州阿蘇宮の神官らが都へ上る途中、高砂の浦で、
松の落葉を掃き清めている老夫婦に出会った。
その松は、高砂と対岸の住吉(現在の大阪市)の
両方にあり、場所は離れているのに、
同じ「相生の松(あいおいのまつ)」と
呼ばれていた。
なぜ松の名前が同じなのか神官らが尋ねると、
老人はこう答えた。
「私は対岸の住吉の者、妻はここ高砂の者でございます。
松と同様、海を隔てた夫婦ですが、時と場所をへだてても、
心が通い合う夫婦の愛は変わりございません。」
そう言うと老人は「住吉で待つ」と言い残し、
舟で沖に去っていった。
実は、老夫婦は松の精であった・・・・・・・・・・。
夫婦愛、長寿の理想をあらわした謡曲であり、高砂神社は
縁結びのパワースポットと呼ばれているんですね。
江戸時代の高砂の実業家、工楽(くらく)松右衛門
(まつえもん)(1743~1812年)が着工し、
工楽家3代にわたる55年をかけた工事で、
1866(慶応2)年に完成させた
高砂港向島突堤が、土木遺産に認定されたとのことなんで、
県立高砂海浜公園へ
高砂港向島突堤は、工楽松右衛門築造の高砂港防波堤の
一部が改修等を重ねながら残されており、
港湾築造の技術を現代に伝える貴重な土木遺産です。

このまま、高砂の銭湯に寄って帰る予定だったんだけど、
今日クッソ暑いのと、銭湯の開店時間まで
2時間ほどあるのとで、今日は帰りますか。
相生の埠頭で、デカいクレーン船を発見![]()
かなり遠くからアームが見えていたんだけど、
近くにきたら、本当にデカいのよ。
これって、第二音戸大橋を運んで来て、ポイっと架設した
クレーン船やね。
大規模な海洋土木の現場の写真に必ず写ってる、
深田サルベージ建設さんの「武蔵」
どうやってもカメラのアングルに全部が入りきらんのよ。
下道をおさふねのサービスエリアまで戻ってきました。
お家まで、あともう少し。
ここ、あと2日で建て替えの休業に入るんです。
レストランは何回か来たことあるけど、温泉は初めて。
約2年のリニューアル工事を経て復活の予定です。
無事帰宅。
約250㎞のツアーでした。
ガソリンは明日入れに行きます。
今日のお土産は、「下村商店」さんの焼きアナゴ。
その日のうちに再び火入れして、
酒の肴で美味しくいただきました。
付いていた山椒もよかったけど、
個人的には、ワサビで食べるのが美味かったな。
最後の切れ端は、
小さきく刻んで、ひつまぶしみたいにして
食べました。
高砂神社で、疾風巡拝もすまして、ご刻印を頂いて帰りましたよ。
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