「出雲巨大迷路ツー」に向かいますよ。
チェックアウトは、6時25分。
お世話になりました。
呉の屋台は、まだ回ってないお店もあるし、また来たいね。
バイクはホテルすぐ裏の市営の無料駐輪場を
案内されました。
夜はシャッターが下りていて、施錠してくれていました。
ここが開くのが6時半なんで、それに合わせた
チェックアウトでした。
夜間、長時間離れるので、念の為ディスクロックは
掛けときました。
広島市経由で山陽道→中国道と渡って、三次から
松江道へ。
途中、集合場所の手前の道の駅て、小休憩。
無料区間だから、IC降りた所に道の駅が併設されています。
集合場所の雲南吉田ICに併設の、道の駅たたらば壱番地に、
9時着。
9時半の集合時間まで蕎麦を食べて待ってる計画だったんだけど、
残念ながら営業は10時半から。
しょうがないから、朝ごはんは「焼きさば弁当」にしました。
これはこれで、美味しゅうございました![]()

さて、集合時間。今回はこの3台で回ります。
道の駅の名前でも分かる様に、ここは「たたら製鉄の郷」
「たたら」とは、古(いにしえ)より日本に伝わる伝統的な
製鉄法のことです。
宮崎駿監督の映画『もののけ姫』には、
たたら場が物語のカギを握る重要な場所として
描かれていますが、このモデルとなったのが
「菅谷たたら山内」であるといわれています。
たたら製鉄とは、砂鉄と木炭を燃焼させて鉄をつくりだす
日本古来の製鉄法で、日本刀の素材となる
玉鋼(たまはがね)などはこの製鉄法でしか
作ることはできません。
この地域は原料となる良質な砂鉄を含む花崗岩が広く分布し、
また、燃料となる木炭を生産した森林も広大であったため、
鉄の一大産地となり、
最盛期(江戸後期~明治初頭:18世紀末~19世紀)には
国内の鉄生産量の9割近くを占めたといわれています。
当時この地域(雲南市吉田町)で大規模なたたら経営を
行っていた田部(たなべ)家が拠点としたまちであり、
実際にたたら製鉄を行っていた施設である
高殿(たかどの)が日本で唯一現存し、公開されています 。

木炭はたたら操業で使う大炭(おおずみ)と、
大鍛冶用の小炭(こずみ)に分けられます。
たたら操業では大量の木炭が必要になるため、
鉄師(たたら経営者)たちはそれを賄うために
広大な山林を所有していたそうです。
たたら製鉄の原料となる砂鉄(山砂鉄)は、花崗岩に由来する
真砂砂鉄で、山を切り崩して砂鉄混じりの土砂を水路へ流し込み、
砂鉄を精選する砂鉄選鉱場で砂鉄と土砂の比重の違いを利用して
砂鉄を集める、鉄穴(かんな)流しと呼ばれる手法で
採取されていました。
中国山地は、古くからたたら製鉄が盛んだったのは
地質が花崗岩質で良質の砂鉄が取れたことと、
深い山々に囲まれており豊富な木材があったことが
その要因だったんですね。
ここでは、各施設で説明をしてくれるのですが、
何処の施設でも(この後訪れた吉田の鉄の歴史博物館でも)
解説の方が親切で、説明が面白く、的確でした。
たたら製鉄の技術責任者は村下(むらげ)と呼ばれました。
村下は操業中の砂鉄の投入量や送風量などをすべて
取り仕切り、長年の経験により培われたその技(わざ)は
代々受け継がれてきました。
この技は門外不出、一子相伝だったそうです。
四方を山で囲まれた山間部に位置する雲南市吉田町は、
この地方の有力鉄師であった田部家が
製鉄業の拠点を構えたところです。
田部家は江戸時代には松江藩の鉄師を取りまとめる鉄師頭取役を
長年にわたって務め、全国有数のたたら経営者となりました。
しかし、明治になると西洋の製鉄法や安価な鉄が
日本に流入したため、たたら製鉄は徐々に衰退していき、
大正12年(1923)に田部家の製鉄業は幕を閉じたそうです。
現在の吉田町の中心部では、田部家のたたら製鉄業の発展とともに
栄えた往時の面影を偲ぶことができます。
石畳に覆われた本町通り沿いには、田部家の白壁土蔵群をはじめ、
手代の住居などが建ち並ぶほか、通りから奥の住宅街へと続く小路にも風情があり、
まち歩きを楽しむことができますよ。
たたらの郷では解説が面白く、思った以上の時間を取ったので
再び道の駅に戻って昼食です。
蕎麦屋さんがいっぱいだったので、順番待ちを利用して
甘いものを先に頂きます。
雲南地域は養鶏が盛んで、養鶏場直営店のソフトクリームで
卵が良いからか、クリームが凄くまろやかでした。
さて、道の駅たたらば壱番地に併設の蕎麦屋さん「むらげ」
朝寄ったときはこの店名何?って思ってましたけど
たたらばの技師長さんの役職だったんですね。
ここでは、地元産そば粉100%使った、
つなぎを使わない⼗割そばが⾷べられます。
店外から見えることろにある⽯⾅を使って
ゆっくりと⾃家製粉してあるので、
そば本来の⾹りと旨みが味わえましたよ。
私は割子5枚頂いたんですが、先輩は7枚頂いてました。
さて、高速無料区間で少しジャンプして、巨大迷路
「ドラゴンメイズ」へ
手作り感満載の、昭和の香りがする施設です。
調べてみたら、雲南のアイデアおじさんが、
耕作放棄地を活用して巨大迷路を作って
経営しているみたい。
コースはレベルに応じて4コースあって、
1番難易度の高い、「スーパーコース」にチャレンジ
これが、結構楽しかったのよ。
1時間弱でミッションコンプリートして脱出したんだど。
意気揚々と出てきたら、他の2人はとっくに出てきていて、
ジュース呑んでくつろいでた![]()

ここからは、松江でお茶して、帰ろうって話だったんだけど、
松江の手前で通り雨に当たって、玉造SAで小休憩。
玉造で給油して、蒜山で小休憩を挟む程度の弾丸行程で
岡山へ帰ってきました。
2日間で600キロか。
泊ツーだったから、距離としては
そこまでではなかったですね。
今日のお土産は、たたらの郷で解説員さんにもらった
「たたらせんべい」、怪しい悪魔の実
「キワーノフルーツ」、今日のビールのあての
「蒜山大根の漬物」、呉で友人への凸撃用に買っていた
「きび団子」でした。
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