~弾丸ツーリングREPORT~

~弾丸ツーリングREPORT~

2025年08月09日
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カテゴリ: 家族で弾丸?
今年の正月に、御年81歳の母が、
「永平寺を見ずして死ねんわ。」
と放った一言に端を発した、
福井親孝行弾丸ツアーに行ってきました。



自宅を6時半に出発して山陽道→播但道→中国道
→舞鶴若狭道→近畿道→北陸道と渡ってお昼前に福井県入り



南条SAで早めの昼食にします。
ここまで、約330Kmってところかな。



お昼は、福井名物の、

添え、だし汁をかけた「越前おろしそば」と、
香ばしく焼き上げられた鯖を生姜や大葉、酢飯とともに
押し寿司にした焼き鯖寿司」をチョイス。

奥さんは福井県民のソウルフードの
「ソースカツ丼」にしてた。



福井県って恐竜推しの県なので、SAも恐竜一色ですね。
子供たちが喜んでる。



北陸道→中部縦貫道と渡って、永平寺ICで下車して
大本山永平寺へ。



永平寺は、寛元2年(1244)、







深山幽谷の境内には70余りもの殿堂楼閣が建ち並び、



中でも「七堂伽藍」と呼ばれる7つのお堂
(法堂・仏殿・僧堂・庫院・山門・東司・浴室)は、



僧侶が修行をする清浄な場所として、



特に重要な建物とされています。







「雲水(うんすい)」と呼ばれる多くの修行僧が、



日々厳しい修行に励んでいます。



先に紹介した「七堂伽藍」の拝観時に、



僧堂・東司・浴室は私語禁止となります。



傘松閣は、156畳敷きの大広間で、
天井には一面に絵が埋め込まれており
その数なんと230枚だそうです。



見事な絵が天井一面に並んでおり、
花鳥風月を表した絵が多いですが、
鯉や唐獅子などの生き物が描かれたものが
5枚だけ存在するそうです。

昭和5年(1930年)に当時の著名な画家
144名によって描かれました



説法の道場である「法堂(はっとう)」。



朝のお勤め等の各種法要がこの場所で行われます。
正面には「聖観世音菩薩」が祀られ、
左右には阿吽の白獅子が置かれています。



法堂は七堂伽藍の一番高い場所に位置しており、
目の前が一文字廊、その奥が仏殿、左が大庫院、
右が僧堂となります。



山門に降りてきました。

山門から下に目を向けると
「鐘楼(しょうろう)」があります。
ここは立ち入り禁止区域となっています。



山門は寛延2年(1749年)に建てられたもので、
中国唐様式の楼閣門となっています。



山門の両側には守護神である四天王がおられます。



足元の鬼さんは、



しっかり懲らしめられています大笑い



施設にの中心に位置する仏殿。
屋根は中国宋時代様式の二重屋根で、
欄間には見事な彫刻があり、
美しい建築物の伽藍です。

仏殿には永平寺の御本尊で
現在を司る「釈迦牟尼仏(しゃかむにぶつ)」、
過去を司る「阿弥陀仏(あみだぶつ)」、
未来を司る「弥勒仏(みろくぶつ)」が
祀られています。

永平寺では日帰参禅体験(坐禅)を1日3回行っており
うまいこと13:30からの回に申し込みが出来ました。



料金は1人500円で、
体験時間は50分、作法などの説明を受けて
15分間の禅を行います。
写真は曹洞宗HPより

煩悩を捨てさり、頭をリセットする
いい機会になりました。

婆のリクエストについては
ミッション完了です。



さて、今度は私のリクエスト。
福井に来たなら、
ここ県立恐竜博物館は外せないでしょう。



そもそも、なんで福井=恐竜なの?



福井でたくさんの恐⻯化⽯が⾒つかる理由は、
この地の地層に理由があります。



恐竜がいた頃の日本列島はアジア大陸の一部で、
ここは大きな川が流れる場所でした。
そこに生息していた恐竜たちが、川の氾濫などで
地層の中に埋もれ、化石となりました。



この地層が手取層群であり、福井県、石川県、富山県、
岐阜県に分布し、中生代ジュラ紀中期から白亜紀前期
(1億7千万年~1億年前)にかけての地層から成ります。



中生代の化石が良好な保存状態で産出することで知られ、
中でも福井県勝山市の恐竜発掘露頭は日本有数の
恐竜化石産地となっています。



①ここでは多くの⾻化石などを含む地層(ボーンベッド)を
発⾒することができたこと。また、その地層が
川沿いの崖に大きく露出していて、採集しやすい場所で
あったこと。



②更に、そのボーンベッドの上部を山ごと切り崩しすことで
ボーンベッドをしっかりと露出させ、徹底的に
発掘したこと。



③福井県立恐竜博物館を中心とした研究員たちが
30年以上かけて継続的に発掘調査を進めてきたこと。



④発掘調査をもとに各分野の研究員が、
それぞれの専門性を発揮して地道に研究を進め、
成果を発表し続けていること。



福井でたくさんの恐竜化石が見つかるのは、
有利な地理条件と大規模かつ継続的な発掘調査、
さらには福井県立恐竜博物館の研究員による
地道な研究の成果なんですねスマイル



そしてここ福井県立恐竜博物館ですが、
全⾝⾻格標本を数多く展⽰する世界有数の博物館として、
世界3大恐竜博物館と呼ばれています。



館内は「恐竜の世界」、「地球の科学」、「生命の歴史」の
3つのゾーンに分かれ、50体もの恐竜全身骨格や
数千点の化石、巨大ジオラマなど、見応えたっぷりです。



動くティラノサウルスやCGシアター、
大迫力のダイノシアターなど、大迫力の
臨場感におもわず息をのみます。



今回は体験できなかったけれど、
研究員気分で化石をクリーニングしたり、
発掘体験を楽しめる面白体験プログラムも
充実しています。



展示空間を妨げない無柱構造で設計された
ドーム建物の博物館自体の設計が優秀なんですよねウィンク



福井県立恐竜博物館のHPも優秀なんですよ。
博物館に行く前には、HPで予習していけば、
全⾝⾻格標本に肉付けされて、標本が
本物に見えてくるはず。



この日は、新館ドームで特別展をやっていたので、
そちらも見学です。



新館ドームは、2023年7月のリニューアル工事で
追加されたセクションです。



特別展は「獣脚類2025」
会期は今年の11月3日まで。



福井県の新種恐竜6種の中から、
「フクイ」の名を冠する3種の獣脚類と、
今後の発見が期待されるスピノサウルス科に
焦点を当て、“肉食の一族“の多様な進化を紹介しています。



世界初公開となるティラノミムスの全身骨格や
日本初公開の最新復元のスピノサウルス全身骨格も
併せて展示されていました。



係の人に聞いたら、スピノサウルス全身骨格は
レンタル品らしく、
「今回見逃したら、次は見られないかも」
とのことでしたよ。



新館ドームでは
ガラス張りの収蔵室が見えたり、



1階から3階まで届く高さの「恐竜の塔」
と呼ばれるシンボルモニュメントが立っていて、
塔には福井県で見つかった
恐竜5体と鳥1羽があしらわれています。



上からフクイラプトル、フクイプテリクス、
フクイベナートル、フクイサウルス、コシサウルス、
フクイティタン。すべて実物大だそうです。

「恐竜博士、とっても面白かったし、 すげー勉強になったよ。」



恐竜博物館を後にして、福井市内のホテルに向かいます。



お昼が早かったのでお腹がすきました。
チェックインしてすぐに晩御飯に行きましょう。

お盆前の三連休だし、どこのお店もいっぱいです。
お店を探すのにかなり苦労しましたが、
福井駅前の「魚六」さんをなんとか確保。



ココが口コミどおりの超大当たり店で、
地物の肴も酒も美味しくて、 大満足 でしたぺろり

明日もロングドライブが待っているので、
今日は1次会でお開きにしました。

<2日目に続く>





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最終更新日  2025年08月17日 12時16分28秒
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