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2007年11月10日

ちょうど12年でした。

(30)

テーマ：シェルティー大好き(1460)

カテゴリ：蘭ちゃん(ムービー含む)

皆様、この数日、思いがけず、沢山のエールをありがとうございました。

天国の、ほんの少し手前に「虹の橋」と呼ばれるところがあります。
この地上にいる誰かと愛しあっていた動物は、死ぬとそこへ行くのです。
そこには草地や丘があり、彼らはみんなで走り回って遊ぶのです。
食べ物も水もたっぷりあって、お日さまはふりそそぎ、みんな暖かくて幸せなのです。
病気だった子も年老いていた子も、みんな元気を取り戻し、傷ついていたり不自由
なからだになっていた子も、元のからだを取り戻すのです。
・・まるで過ぎた日の夢のように。

それは自分にとっての特別な誰かさん、残してきてしまった誰かさんがここにいない
寂しさのこと・・・
動物たちは、みんな一緒に走り回って遊んでいます。
でも、ある日・・その中の１匹が突然立ち止まり、遠くを見つめます。
その瞳はきらきら輝き、からだは喜びに震えはじめます。
突然その子はみんなから離れ、緑の草の上を走りはじめます。
速く、それは速く、飛ぶように。あなたを見つけたのです。
あなたとあなたの友は、再会の喜びに固く抱きあいます。

そしてもう二度と離れたりはしないのです。
幸福のキスがあなたの顔に降りそそぎ、あなたの両手は愛する友を優しく愛撫します。
そしてあなたは、信頼にあふれる友の瞳をもう一度のぞき込むのです。

ったその瞳を。
それからあなたたちは、一緒に「虹の橋」を渡っていくのです・・・

-　著者不明 -

12年前の11月6日に蘭は家に来ました。

この時、私はまだ学生だったんだけど、確か帰りが遅い私に業を煮やし、11時に門限を決められたのもこの時期だった気がする。

学校から帰って来ると、ちぎれそうな位シッポをブンブン(←この時のシッポって当たるとけっこう痛かった記憶があるよ。)ふって迎えてくれました。

家を新築したら犬を飼いたいと....父が言い出したのがきっかけで。
出来れば大きくて、毛が長い犬がいいと。

ゴールデンかコリーかシェットランドシープドックか。
もしくはブルドックがいいと。(ブルちゃんは父以外全員一致で却下になりましたが...。)

家族で話し合って決まったのがシェルティー(シェットランドシープドック)でした。

種類が決まったら次は男の子か女の子か？
女の子なら子供も産むし、散歩が楽(オシッコが1回で済むからね)だ。と父が言いました。

元々犬好きの父、決まると行動が早い。
何件かペットショップを回ってやっといた女の子のシェルティー、この子を家に迎える事になり、私が花の蘭から「蘭」と名付けました。

兄妹で、4.5匹居たんだけど、女の子は蘭だけで、
父曰く、
「ミルクが一番良く出る場所を陣取ってて、一番丸まるしていた。」らしいです。＾＾;;

食い意地がはっていたのはこの頃だった様です(^△^);;

家に来た蘭は、恐がりな子で中々行動範囲を広げません....。＾＾;;
隣の和室に行くのにも数日かかり、コソッっと廊下の様子を見に行ってはダッシュで帰って来る子でした。

ほんと、急に両親が見つけて来たのでケージなどの用意もしてなかったのです。
なので数日の間は、眠たそうになったらダンボールの中で寝てもらってました。＾＾;;

起きると、「トイレ～」と「クンクン」鳴いて知らせてくれるおりこうさんでした。
(←これは寝たきりになっても変わりませんでした。)

家は、祖母と同居だったので一人でお留守番する事もあまりなく、祖母が亡くなってからは近所に嫁いだ姉が昼間散歩をさせに来てくれるので、やっぱり一人でお留守番してる時間は少なかった方かな？と思います。

そのせいか、遊び道具は子犬の時に少し買ったくらいでした。
おもちゃの数が無いって珍しいかな？＾＾;;

「食欲がなくなったら2週間。」
夏に逝ったラッ君を見て、そんな方程式が私の中で出来てました。

蘭は食欲が無くなって2週間弱でしたが。

6月末に左乳腺と子宮全摘手術をして以降、体調と気候には恵まれていたと思います。

6月末は暖かくなり始めた頃だったし、暑くなって、抜糸してからは1F.2Fを手術前と変わらず上り下りしてて、一日中クーラーが掛かった部屋に居れたし。

9月初め頃に右乳腺にも小さなシコリを見つけて手術しようか迷ってたんだけど、(6月に悪性でリンパにも飛んでたけど、わずかな可能性があるなら私は取ってあげたかった。レントゲンには肺への転移が確認出来てなかったから。私以外は皆反対したけどね。)それとは別に皮膚のアレルギーが酷かったの。

そのアレルギーが丁度、手術をするあたりに出てたので余分に皮膚を取られたりすると嫌だったし、アレルギーが落ち着くまで見送る事にしました。

アレルギーが落ち着いて来たな～と思ってた10月末、蘭の体調が急変したの。
この時にレントゲンを撮って肺に転移してる事が解ったの。前回撮った時は無かったんだけどね。

今思えば、2度目の手術は急いでしなくて良かったわ。
最後にまた痛い思いをさせるだけになるところだった。

心配していたオシッコも2回抜きに行っただけで、後は自分でお布団の上でしてくれる様になりました。オシッコ抜いてもらって帰って来た時の写真です。
ピンボケ＆写真嫌いだからしんどそうに見えるけど、実際は目と顔はイキイキしてたの。

07.11.3の蘭-4

ん～、スッキリした。

07.11.3no

ん？写真？

嫌いなのよね～＠

もう終わった？

昼寝するよ....。

07.11.3の蘭-6

もう寝ちゃうからね～。

見つからない様に撮ってたんだけど、最後起きちゃった。
左足(前後)の感覚がなくて、すぐに左に倒れちゃうから座布団で倒れない様にしてるの。
座布団がすごいでしょ？＾＾;;

8日に日付が変わってすぐ(1:12分)に蘭は息を引き取ったよ。
一緒に横になってたのですぐに気が付いたよ。

呼吸を確かめる為にお腹に手を添えてたんだけど、お腹が膨らまなくなったの。
でも心臓はドキドキ動いてて、(夜中、シーンとしてるのでよく聞こえます。)でも呼吸の間隔が長くなっていって....。心臓が止まったの。

色んな人の話を聞いてて、どんな最後を迎えるかと、あまり苦しむ様なら病院に駆け込んで...。
などなど思ってましたが、こんな安らかな、眠る様な最後があるのかと。

ずっと電気はつけっ放しにしてたので、明るい部屋で布団の中で私が抱きしめる中、私が傍に居る事を目で確認してから蘭は眠ったよ。

夕方からはもう目も開けられなかったのにね。

夜が明けて、父が降りて来て、30分後に母が降りて来て、その1時間後に弟が降りてきたけど、だれも気が付きませんでした。

皆、蘭が寝てると思った様です。本当に寝てる様にしか見えないの。
近所に嫁いだ姉も今にも起きだしそうなので驚いてました。

19kgを超える大きな子だったけど、今は小さくなって家に居ます。

この2週間弱とゆう時間、ずっと蘭と一緒に居させてもらえた環境に感謝してます。

以前ある人が言いました。(私は全く無いんだけど、ちょっと霊感がある人なの。)
その人の猫ちゃんは腫瘍が出来て何回か手術してるの。
でも今も元気。

「この子が代わりに受けてくれている。だから私には大きなケガも病気も無いの」と。

そういや、私、来年大厄だな。

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